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twitter思い出の歴史関係アカウント・蔣捷老師JIANG JIE(@jiangjie2015)さん

  私がtwitterを行った時に、特に印象的であった方で、アカウントをすでに消されていた方について語りたいと思います。

その一人が「蔣捷老師JIANG JIE」さんです。

  おそらくは、私がtwitterをはじめるより少し前、2015年6月ぐらいからtwitterをはじめて、2016年5月ぐらいにアカウントを削除されました。

 満州からいらっしゃった留学生と思われる方で、おそらくは学士の方と思われます。

 twitterはじめた当時、ブログなどの実績すらもない普通の知ったかぶりの歴史マニアに過ぎなかった私に対し、学説について、ネット上の歴史界隈を気にされずに、私が聞きたい内容を丁寧に正直に我慢強くご教授いただけた数少ない研究者のお一人です。

 私が、「推し」歴史人物批判を進めていて、ほとんど同意や理解、協力を得られず、twitterで揶揄されていて悩んだツイートをしていた時、

 蔣捷老師さんが「私がもっと若い時、自分の中でどうしても通したい色々ななにかがあって、そのため、どうしようもない憤りを抱えていて、どうすればいいか分からなくて、知識を武器にして、人を殴りつけるしかできなかった時がありました」と私にうちあけていただけました。

 私は、私が「推し」歴史人物批判にこだわっていることに、なんらかの理由があり、そのことに私がどうしても邁進したくて仕方がないことを、きちんと説明もしていないはずの蔣捷老師さんに理解していただけたと思いました。

 私は人生ではじめて、そういった気持ちを他の方と共感できたと感じ、感動して、パソコンの画面を見ながら涙が出そうになったことは今でもおぼえています。

 私が非難されていたことに理不尽なものを感じられたことがあったらしく、私を揶揄するようなツイートをしたアカウントに別件でつっかかれたように見えた時がありました。

 私は、巻き添えになって欲しくないと少し焦り、変に向こうのアカウントの肩を持つようなことをしてしまいました(笑)。

 これは、あくまで偶然で、蔣捷老師さんにそういった意図はなく、私の勘違いかもしれませんし、余計なことをしただけかもしれませんが、うれしかったことは間違いありません。

 色々なことに興味をお持ちの方で、リツイートがとても多く、ちょっと、蔣捷老師さんのツイートを探すのが大変な時が多かったです(笑)。

 漢文の会に参加して、未熟者扱いされることに悩んでおられるツイートをされて、私とそのお話をされたこともおぼえています。

 深夜でしたが、私は、蔣捷老師さんがツイートを全て消したところに立ち合い、お別れのあいさつを、ダイレクトメッセージでしようとしたら、「アカウントを移すだけです」と言われ、安心して待っていたら、そのままアカウントが消えてしまいました。

 蔣捷老師さんは色々と率直な発言も多かったので、国のことも考えると、仕方ないと思いますが、残念なお別れでした。

 ですが、私が学説に興味を持つことになり、ciniで論文をダウンロードして読み、図書館で専門書に手をつけはじめ、国会図書館で論文の写しを送付してもらうことで学説について本格的に理解しようとしたきっかけをつくってくださったとても思い出深い方です。

 当時のネット上の歴史界隈では、twitterでも、後漢豪族連合政権説など歴史の流れを解説する歴史理論についての学説は、素人が手を出すものではないと書かれ、特に、反論されることはなく、私もそういったものだと信じていました。学説を細かく調べた結果をまとめた私は、当時としては珍しいと言われました。

 このtogetterまとめは、私が蔣捷老師さんのアカウントがなくなった後に私がまとめたものです。

 今、読めばかなり未熟な内容です。
 しかし、史学に行っていない私が複数の論文を読みこむことができ、学説は難解ではなく、誰でも深く読み込めば論文を理解することをできるという事実を教えたという意味で、ネット上の中国史・三国志の歴史界隈でも、あるいは画期だったのかもしれません。

 もし、そうだとすると、そのうち幾分かは蔣捷老師さんの功績ということになるかもです。

 他の記事でも書きましたが、私の影響力が三国志を除く、ネット上の中国史界隈ではかなり大きいという可能性があります。ただし、証明はできませんけどね(笑)

 今の私だったら、この時以上に、もっとどれだけのことを教えていただけただろうと思うと、本当に残念で寂しいです。蔣捷老師さんがこのnoteを今後も読む可能性はほとんどないと思いますが、できれば、また、お話したいですね。

ここに蔣捷老師さんのお言葉がいくつか残っています。

・戦略は戦術が強くなけりゃたいした選択肢はないと思う

・論文一本一本にヒイヒイ言ってる人間が博論を構想できるわけがないのと同じ(悲哀

・知っていても戦術の制約で的確な戦略を選択しえない場合もあるでしょう

・いわゆる日本人の戦略思考の欠如ってのも、大陸における戦い方の経験値が足りなかっただけとも言いうる

なかなか至言です(笑)

 


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