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2023年10月① 鳥栖での悲劇と素晴らしいサポーターとの出会い(サンガサポの悲しみの夜に)

9月30日にマイルですでに航空券を取っていた私は1年ぶりの駅前不動産スタジアムへ向かった。昨年は勝利で帰る事が出来たが今年は京都サンガはホームでも負けている。前回は鳥栖で観戦してからの福岡泊まりという鳥栖にお金を落とさないアウェイサポだったので、鳥栖駅前のビジネスホテルにチェックインした。福岡空港から博多へ向かい、そこからは特急にのったらすぐっていうのはもうわかっていて中央軒のうどん屋シューマイの誘惑につられながら鳥栖駅に着いた。ホテルはサンホテル鳥栖という駅から1分の好立地でコンビニもすぐ近くで裏手には飲み屋やスナックもある。残念なところは大浴場やサウナがないくらいであとはもう充分である。

サンホテル鳥栖さんの部屋


1年ぶりの駅前不動産スタジアム。アウェイに対して優しい

実はすぐにこの日の事を書きたかったのだが、試合はここ10年で一番つらい試合で3分で人生がおわってしまったくらいの衝撃的な負け方である。じつは2週間たった今でもサッカーを見る事が怖いくらい衝撃的な負け方であった(2-3で負け)。試合詳細はここでは控えたい。

試合にも負け、なんか人生にも負けた気分でホテルへ帰った。酒を飲むのか、、近くの飲み屋に行くのか、、、つらい気持ちを抑えてこれは少し離れたところに行ってやろうと一見さんにはとても扉が重い焼肉屋さんにはいった。のれんをくぐるってみるとおじさんが一人・・「まだいけますか?」というと「いいよ」と。店主のおっちゃんと私の2名でカウンターに陣取った。一人焼肉で一人ベロベロになってやるぞと。私はすでに紫のユニフォームを脱いでいたんだが、1人でやってきたサガン鳥栖ユニフォームをきたにいちゃんが「1名ですけどいいですか?」と入ってきた。1人焼肉サンガサポ対1人焼肉鳥栖サポが並んだわけである。そして。。。

私は大阪からきて今日の試合にショックでもう・。。って話や岩崎堀米選手の話で色々盛り上がり、なぜ鳥栖サポになったのか?なぜ福岡と仲が悪いのかw などの話をたくさんして「次回は京都にも来てください」という感じで話も焼肉も盛り上がった。1人で最低な試合の最低な気分だったのを相手チームのサポにはげまされたようだ。最後は店主と鳥栖サポさんとめったにしない写真撮影(焼肉 香梅)

https://tabelog.com/saga/A4101/A410103/41007226/

男前な鳥栖サポお兄さんと陽気な店主のマスター

そしてもうこの悲しみはボロボロになるまで飲むしかないと思い,焼肉屋のマスターに「しっぽり安心できるスナックを教えてください」というと2件ほど紹介された。そして徒歩2分のスナックへ

地方の見ず知らずのスナックほど扉の重いものはない

扉を開けるとそこは地元のあんちゃん団体がバカ騒ぎをしていてボックスを占領している。まるでがちがちのディフェンスに1人でボールを運ぶ気持ちでカウンターのセンターに陣取ったが一向にお店の人が現れない。3分ほどカウンターに座ってるとママさんが登場してきた(トイレ掃除中)。
近くの焼肉屋マスターからの紹介と告げて(ここは地方では大事だ)お店のボトルでハイボールを飲む。鳥栖の生まれ育ちの方で気さくなとてもいい人であった。1年ぶりの1人で来られた紳士のお客様も登場したころに団体さんはお会計を済ませていた。そして、私が関西から来てサガン鳥栖VS京都を観戦しに来たこと。今日はとてもつらいけどまあ鳥栖さんにとっては感動的なしあいだっただろうという事。色々話してソロソロ席を立とうとしたときに鳥栖ユニを着た男性2名組がご来店!!トイレに立ってもう酔いも手伝ってか「おめでとうございます、京都サポです」とご挨拶。そしてそこからはJHリーグ談義である。鳥栖の応援のすばらしさ(男女の掛け合い)やアビスパとの確執wをここでもまた聞いて帰るはずが1時間を超えて・・・

そこからはなんとその方の車でうどんを食べに行くことに!京都ユニもはずかしくて悔して脱いでいたがもうこのときはお互いユニフォームを着て飲んでいた。

3本指が勝ち点3で私はゼロ・・

ドライバ―の方はお酒も飲まず車だからという事でちゃんとノンアル対策をされていた。そしてこのスナックのお会計を。。。と思うと。

   「ご馳走していただいた」
客人を大切にするのが九州、そして鳥栖まで来ていただいてありがとうと。。そして車を出していただいてなぜかスナックのママさんも一緒に(ほんとありがとうございます)車で20分ほど走った24時間のうどん屋さんへ

うどん・天ぷら・なぜかお土産におはぎ

そしてもうここは私が払おうと伝票を奪おうとすると、ここで鳥栖対京都のコーナーキックのポジションの取り合いごとく会計をさせてくれない。伝票を奪おうとすると華麗に支払いを済まされてしまった。。。

最後に鳥栖のサポータ番号である17番のナンバープレートの写真を収めてホテルまで送っていただいた(鳥栖の17番の歴史はこちら)

鳥栖には17番の車両numberが多いらしいです。

浴びるようにお酒をのんで飲むようにうどんを食べてホテルの部屋に。翌朝少し目が早く冷めたので近くを散歩。そして中央軒のお弁当を買って特急に乗り込んだ。

翌日も御礼LINEを入れて本当に感謝である。2か月近く勝ってなかった鳥栖さんとはいえここまで暖かくしていただいたら何かの形でお返しもしたいのであるが、来年京都で鳥栖さんを迎え入れて試合をできる事が(たぶん大丈夫だと)出来れば再開するかもである。

駅前不動産スタジアムに観戦されるアウェイサポーターの皆さん。是非福岡に泊まらずに鳥栖にとまって鳥栖を満喫することをお勧めします。

さて、敗戦のショックから全然試合がなくて(ナビスコも天皇杯もなんにもない)2週間以上たったのか・・・敗戦のショックはまだのこってますが、鳥栖サポーターの皆さんと地元の方への感謝の気持ちはずっと残っております。




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