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サブスク化されたしB'zの全オリジナルアルバムを聴いてみるか~


B'zってなんだかガード固いし、絶対サブスク化されないと思ってたんですけども、先日されまして、鳴り止まない熱き鼓動の果てにこんな記事を作りました。B'zは10代の学生時代にドはまりしてたのもあり思い出のバンドです。そっから海外の音楽へと変わっちゃいましたんですけども。おそらく4~5年くらいは聴きまくってましたね。今となっては5年なんて「短ッ」って感覚ですけども、10代の青春の時代を送っていた5年なんて計り知れない重みのように感じます。あの頃追っていたのは、4thのRISKYから17thのMAGICまで。なぜか3rd以前のは聴かないままでしたし、C'monまでにはもう違う音楽にハマったので、該当する作品については初見感想っちゅうことになります。
ところでB'zのWikiにはそれぞれの楽曲について解説が施されており、海外のバンドには全くない有用さと親切さでなんとありがたいんだ!と感動しまくったんですけども、初期と近年のに比べると近年の曲の解説には「ドラマやCMのために書き下ろした」というものが多いように感じましたね。元ネタのインスピレーションから歌詞を浮かび上がらせる手法をとっているようですね。初期の例えば、「Out of Control」の恨み節とか、LOOSEの「ザ・ルーズ」の現実逃避とかユニークな事を歌詞にしていた稲葉さんが今までの曲や活動を通してどう心情に変化があって歌詞作りに影響を与えてきたのか追うのは研究しがいがありそうだな~~って思いました。それでは本編入ります。

1st B'z (1988)

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だからその手を離して
Half Tone Lady
ハートも濡れるナンバー ~stay tonight~
ゆうべのCrying ~This is my truth~
Nothing to Change
孤独にDance in Vain
It's not a dream
君を今抱きたい
Fake Lips

B'zの記念すべきファーストアルバム。端っこに「B」と「Z」のアルファベット、中央上に発音記号の下にこちらを見る二人。時代を感じさせるデザインですな。音楽性はwikiにもあるように「打ち込み」と「ロック」の融合をしたようなもの。稲葉さんが作詞に悪戦苦闘していた時期で確かに日本語と英語がかなり混同していてちょっと聴きにくいかも。「だからその手を離して」と「Half Tone Lady」は特にお気に入り。後者の方はいかにも80年代を感じさせるシンセポップな曲調で結構タイプ。ただ全体的にまだ手探り状態感が否めない。

2nd OFF THE LOCK (1989)

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君の中で踊りたい 
HURRY UP! 
NEVER LET YOU GO 
SAFTEY LOVE 
GUITAR KIDS RHAPSODY 
夜にふられても 
LOVING ALL NIGHT 
OH! GIRL 
ROSY 
OFF THE LOCK

セカンドアルバム。「全曲シングルにできるくらいのクオリティ」を目指したそうだが、確かに1stと比べるとかなりクオリティが高くなっている。正直1stの延長線上くらいの位置だと聴く前は思ったが、普通に良いアルバムじゃんって感想。「Never Let You Go」「Oh! Girl」など後にリメイクされただけあって、この2曲が特によく聴こえた。一方で稲葉さんはこの頃が歌詞作りに一番苦労したらしいけど、前作に比べると格段に聴きやすいし、歌詞がスーッと入ってくる。ただ後の活躍を見ると、まだこの作品のような音楽性のままでは時代に埋もれそうな気もする。

3rd BREAK THROUGH (1990)

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LADY-GO-ROUND 
B・U・M 
BREAK THROUGH 
BOYS IN TOWN 
GUITARは泣いている 
LOVE&CHAIN 
となりでねむらせて 
HEY BROTHER 
今では・・・今なら・・・今も・・・ 
SAVE ME!? 
STARDUST TRAIN 

三番目のアルバム。全体的にかなりポップな仕上がり。ヒップホップの要素も取り入れてB'zの作品の中でも異質な位置。まあ1st, 2ndと来てその次にこの作品の作風はあんま違和感はないけれども。「GUITARは泣いている」というビートルズの「While My Guitar Gently Weeps」からインスパイアされたような曲は初期B'zの名曲「もう一度キスしたかった」的な要素を感じたな。「好き」よりの作品ではあるが、B'zの代名詞であるハードロック要素も無いこともあり、軟派な作風だなという印象もある。

4th RISKY (1990)

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RISKY 
GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER- 
HOT FASHION -流行過多- 
Easy Come, Easy Go! –RISKY Style- 
愛しい人よGood Night… 
HOLY NIGHTにくちづけを 
VAMPIRE WOMAN 
確かなものは闇の中 
FRIDAY MIDNIGHT BLUE 
It's Raining… 

4番目のアルバム。いわゆるダンスビートを基調とした方向性最後の作品。「HOT FASHION -流行過多-」や「VAMPIRE WOMAN」などの松本さんのギタープレイを聴くとちょっとファンクも兼ね備えた作品だなと思う。Wikiにはハードロックサウンドとデジタルビートとの融合を試みた作品とあるが、デジタルビートのほうが割合の比率が高いため、そこまでロック色強いという印象もない。「GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-」や「Easy Come, Easy Go! –RISKY Style- 」等、これまでの作品より自信が見える、格段良い曲がとうとう出始めたと思う。「FRIDAY MIDNIGHT BLUE」は隠れ名曲。

5th IN THE LIFE (1991)

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Wonderful Opportunity 
TONIGHT (Is the Night) 
快楽の部屋 
憂いのGYPSY 
Crazy Rendezvous 
もう一度キスしたかった 
WILD LIFE 
それでも君には戻れない 
あいからずなボクら 
ALONE 

5枚目のアルバム。前作からのダンスビート路線を変えて今作からいわゆるB'z王道路線に入っている。今作はアメリカンロックとJ-POPが良い意味で混ざり合っていてカッコいい。「Wonderful Opportunity」などの底抜けに明るい歌詞とか、「Crazy Rendezvous」の「マーヴィンゲイじゃなくてエアロのビッグサウンド」とか、作詞に苦労していたらしい初期とは考えられないくらい成長してるんだなとふと思った。

6th RUN (1992)

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THE GAMBLER 
ZERO 
紅い陽炎 
RUN 
Out of Control 
NATIVE DANCE 
MR. ROLLING THUNDER 
さよならなんかは言わせない 
月光 
Baby, you're my home 

6枚目のアルバム。今作から本格的にハードロックを意識的に取り込んだようで、稲葉さんも色んな曲でシャウトし始めた。それぞれ人なりの感じ方があるだろうが、今作からソングライティングやアレンジが飛躍して良くなっているような気がして、「ZERO」の途中のラップパートとか「NATIVE DANCE」の民俗的なアレンジだったり、「RUN」のアンセムっぷりといったり音楽性がどんどん良くなっていると感じるのが今作だ。また、「さよならなんかは言わせない」や「月光」などといったバラードも名曲級の出来で、この作品はこれまでの作品より圧倒的にクオリティが高いなと思った。

7th The 7th Blues (1994)

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LOVE IS DEAD 
おでかけしましょ 
未成年 
闇の雨 
MY SAD LOVE
Queen of Madrid 
ヒミツなふたり 
Strings of My Soul 
赤い河 
WILD ROAD 
Don’t Leave Me 
Sweet Lil' Devil 
THE BORDER 
JAP THE RIPPER 
SLAVE TO THE NIGHT 
春 
破れぬ夢をひきずって 
LADY NAVIGATION 
もうかりまっか 
Farewell song 

7番目のアルバム。タイトルにブルースとあるが、そこまでブルース要素は少なく、むしろ重厚なホーンセクションが踏んだんに使われたカロリーの高い作品である。1枚目はまだポップな曲も多いから聴きやすいが2枚目は自分たちのやりたいようにやってる印象がある。Wikiにあるようにこれまでは意図的に売れようと世間に寄せて曲を作っていた節もあったが、この作品においては述べたように自らのルーツを提示するスタンスも見える。ただ、やや粗削りな印象も受けてそこが「らしくない」と思うけど、その珍しさがかえってファンにとって魅力なのかなと思う。ここで新たなスタイルでこの作品を作ったことで、その後により活動に幅が広がったのかもしれない。

8th LOOSE (1995)

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Spirit loose 
ザ・ルーズ 
ねがい(''BUZZ!!'' STLYE) 
夢見が丘 
BAD COMMUNICATION (000-18) 
消えない虹 
Love me, I love you (with G Bass) 
LOVE PHANTOM 
敵がいなけりゃ 
砂の花びら 
キレイな愛じゃなくても 
BIG 
Drive to MY WORLD 

8枚目のアルバム。個人的B'z最高傑作の一つ。今作でも重厚なホーンセクションでバラエティ溢れる曲群に豪華な印象を与える。ポップやハードロックのバランスも良し、軽すぎず重すぎずと調整が取れている。シングル曲の「ねがい」「love me, I love you」「LOVE PHANTOM」など名曲をアルバムに揃え、なんというか本当にリッチな作品だと思う。

9th SURVIVE (1997)

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DEEP KISS 
スイマーよ!! 
Survive 
Liar! Liar! 
ハピネス 
FIREBALL 
Do Me 
泣いて 泣いて 泣きやんだら 
CAT 
だったらあげちゃえよ 
Shower 
Calling 

9枚目のアルバム。これまでの作品の中で一番ロック色も強く、作った本人らもかなり気に入ってるのもそういうとこの表現が成功したからなのかなと思う。「DEEP KISS」や「FIREBALL」、「Liar! Liar!」などの色気のあるハードロック、「Do Me」や「だったらあげちゃえよ」の前作の延長線上にロック色を強めた曲調だったり、「スイマーよ!!」のB'z流王道ロック、「泣いて 泣いて 泣きやんだら」や「Shower」のバラードはそれぞれ特徴あり、曲編成が素晴らしい「Calling」を最後にズドーンと置いたりと、曲順に至っても完成度の高い作品だ。

10th Brotherhood (1999)

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F・E・A・R 
ギリギリchop (Version51) 
Brotherhood 
ながい愛 
夢のような日々 
銀の翼でとべ 
その手で触れてごらん 
流れてゆく日々 
SKIN 
イカせておくれ! 
SHINE 

10枚目のアルバム。満を持して出された2枚のベストアルバムが死ぬほど売れた後に今後の作品どうする?って迷うのは制作側じゃなくても「あーそこやっぱ悩みますよね」と同情しかねない状況であるが、そこでB'zが示したのはこれまで以上にハードロック路線。1曲目の「F・E・A・R」からバチコシとキまっている。「夢のような日々」の肩の力が抜けたような曲も良い。ヴォーカル処理の仕方を変えたかは分からないが、稲葉さんの声がそれ以前のアルバムより鮮明に聞こえる。松本さんのギタープレイもソロプレイもキレキレで素晴らしい。なんだか昔聴いてたよりこの作品が物凄いクオリティの高さを感じる。名盤。

11th ELEVEN (2000)

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Seventh Heaven 
信じるくらいいいだろう 
RING 
愛のprisoner 
煌めく人 
May 
Juice (PM mix) 
Raging River 
TOKYO DEVIL 
コブシヲニギレ 
Thinking of you 
扉 
今夜月の見える丘に (Alternative Guitar Solo Ver.) 

11枚目のアルバム。全体的にミクスチャーロックな出来。アレンジを外国人プロデューサーに委ねたり、アルバムにするという事をあんまり想定されてなかったらしく、そのためかこれまでの作品と比べると毛色が違く、やや散見な印象がある。それでも「Raging River」はヘヴィーでドラマチックな音は今作における制作環境で生まれた名曲だと思う。全体的にヘヴィーで暗い印象であるが、まあ駄作ではない。

12th GREEN (2002)

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STAY GREEN ~未熟な旅はとまらない~ 
熱き鼓動の果て 
Warp 
SIGNAL 
SURFIN' 3000GTR 
Blue Sunshine 
Ultra soul (Alternative Guitar Solo ver.) 
美しき世界 
Everlasting 
FOREVER MINE 
The Spiral 
GO★FIGHT★WIN 

12枚目のアルバム。夏の雰囲気に合うポップロックに変わり、それに関して前々作と前作のヘヴィーな作風の反動だと松本さんが言ったのも分かる。ただ個人的にこの時期の余りにも健康的なロックは「not for me」といった感じでアルバム全体的に高い印象を持ってるわけではないが、「SURFIN' 3000GTR」や「Blue Sunshine」は好き。この作品におけるドラマのミックス、ハイハットの音だか知らないが、シャカシャカと音が綺麗になっておらずそこまで好きになれない。一方では「FOREVER MINE」や「SURFIN' 3000GTR」といったハードめな曲に打ち込みを使っているのは面白いなと思った。

13th BIG MACHINE (2003)

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アラクレ 
野生のENERGY 
WAKE UP, RIGHT NOW 
儚いダイヤモンド 
I'm in love? 
IT'S SHOWTIME!! 
愛と憎しみのハジマリ 
BIG MACHINE 
Nightbird 
ブルージーな朝 
眩しいサイン 
CHANGE THE FUTURE 
ROOTS 

13枚目のアルバム。個人的にこの作品はなぜか前作のGREENとセットで見てしまう。前作よりロック色が強いといったところで、ある意味「IN THE LIFE」から「RUN」への変化と似てるのかもしれない。正直、2000年前半のシングルとなった曲はなんだか鼓舞する曲が多く、棘の抜けた感じで昔からそこまでハマらなかったのだが、改めて聴くと「IT'S SHOWTIME!!」は結構良いなと思った。表題曲「BIG MACHINE」はサウンドもヘヴィだし、稲葉さんの歌唱もかなり力んでるのがカッコよく響く。「ブルージーな朝」の松本さんのギタープレイが洒落てて良い。分かりやすい曲もあればマニアックな曲もあり、なんやかんやで結構B'z入門編として良いアルバムなのかもしれない。

14th THE CIRCLE (2005)

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THE CIRCLE 

パルス 
愛のバクダン 
Fly The Flag 
アクアブルー 
睡蓮 
Sanctuary 
Fever 
白い火花 
イカロス 
BLACK AND WHITE 
Brighter Day 

14枚目のアルバム。何気に「Brotherhood」「ELEVEN」並みにロック色の濃い作品。全体的にシンプルな構成で統一性がある。ボーカル、ギター、ベース、ドラムとシンプルなバンド構成で作られたからだろう。アルバムはどことなく"和"テイストというか東洋的な雰囲気がある。といったようにシンプルでわかりやすい一面もあるが、まあ他の作品と比べるとどうしても地味なポジションに見えてしまうんだよなあ。

15th MONSTER (2006)

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ALL-OUT ATTACK 
SPLASH! 
ゆるぎないものひとつ 
恋のサマーセッション 
ケムリの世界 
衝動 ~MONSTER MiX~ 
無言のPromise 
MONSTER 
ネテモサメテモ 
Happy Birthday 
ピエロ 
雨だれぶるーず 
明日また陽が昇るなら 
OCEAN ~2006 MiX~ 

15枚目のアルバム。前作とは打って変わってここから何作かバラエティ豊かな曲調のある作品を作っていく。一曲目の「ALL-OUT ATTACK」はヘヴィでありながら疾走感のあるトラックでカッコいいし、タイトルトラックの「MONSTER」はストリングスを使った壮大で重いシンフォニックの演奏の中、咆哮が如くシャウトする稲葉さんの圧巻のヴォーカルはめちゃくちゃ痺れる。(MONSTERってこの人の事では・・・。) バラエティ豊かな作風ではあるが、全体的にカロリー過多気味であり、聴き通すには若干胃もたれする内容だなと思う。しかしこのカロリーの高さが逆にアルバムのアイデンティティとしての長所とも思う。

16th ACTION (2007)

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純情ACTION 
黒い青春 
SUPER LOVE SONG
満月よ照らせ 
パーフェクトライフ 
一心不乱 
FRICTION –LAP 2- 
ONE ON ONE 
僕には君がいる 
なんという幸せ 
わるいゆめ 
HOMETOWN BOYS' MARCH 
光芒 
トラベリンメンのテーマ 
オレとオマエの新しい季節 
永遠の翼 
BUDDY 

16枚目のアルバム。この頃は曲作りに難航していたり、マンネリを打破したいという思いから、今作もラテン調やジャズ調など実験的でバラエティ豊富な作品となっている。確かにこれまでのB'zではなかなか聴けない曲が多く、ユニークな作品だなと思う。前作同様色んなジャンルの曲が多いが、前作より雰囲気は明るく、垢ぬけているため、こちらの方が収録時間は長いもののすんなり聴ける。

17th MAGIC (2009)

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Introduction 
DIVE 
Time Flies 
MY LONELY TOWN 
Long time no see 
イチブトゼンブ 
PRAY 
MAGIC 
Mayday! 
TINY DROPS 
だれにも言えねぇ 
夢の中で逢いましょう 
Freedom Train 

17枚目のアルバム。近作で色んな実験していたものを煮詰め、コンパクトな時間に仕立てあげたような作品。素晴らしいキャリアを作った裏で、今まで積み上げて出来たマンネリズムをぶっ壊す作品。ベテランの域にあるのにこんな傑作を作り上げたのには驚く。今作はどこか歌謡テイストを感じ、歌メロがどこかねっとりしながら絡みつく曲が多い。またLOOSE以降のブラスセクションを利用した曲が多く懐かしさも感じる。この頃はリアルタイムでファンだったのだけども、これまでは学校で周りにB'zファンが少なくて寂しかったんだけども、「イチブトゼンブ」が月9のドラマの主題歌に抜擢された影響から、B'zをあまり聴かないような人にもバズってた。実際デビューから追ってたわけじゃないから、何回目かわかんないけども、いわゆる「○○回目の黄金期」みたいに感じたな。傑作。

18th C'mon (2011)

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C'mon 
さよなら傷だらけの日々よ 
ひとしずくのアナタ 
Homebound 
Don’t Wanna Lie 
DAREKA 
ボス 
Too Young 
ピルグリム 
ザ・マイスター 
デッドエンド 
命名 
Ultra soul 2011 

18枚目のアルバム。ここから先の作品は初めて聴く。変なこと書くけども、1曲目の「C'mon」、こういう曲は普段のB'zだと6曲目ぐらいに入れそうなのに1曲目に持っていくのは面白いなと思ったな。B'zは近作の作品の音楽性が続きすぎないようアルバムの傾向を意識的に変えてるので、実験的傾向にあった前作らの作品群からある意味原点回帰なハードロック路線に返ったのは納得できるし、昔のB'zっぽい作品だな~と思った。「Brotherhood」の次にこれが出てもあまり違和感抱かなさそう。

19th EPIC DAY (2015)

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Las Vegas 
有頂天 
Exit To The Sun 
NO EXCUSE 
アマリニモ 
EPIC DAY 
Classmate 
Black Coffee 
君を気にしない日など 
Man Of The Match 

19枚目のアルバム。今作はレコードを意識した作りでA面とB面と分かれている。このコンセプトは面白いし、実際すんなりと聴ける曲構成で聴きやすい。「NO EXCUSE」のイントロのギター、「Black Coffee」のアウトロなどカッコいい演奏だと惚れ惚れしたし、「EPIC DAY」のまんまDeep Purple節は「TAKさんまたやったな笑」と笑える。「Man Of The March」に唐突に現れるジャズギターソロや、この曲のサビなどこれまでのB'zに中々ない曲調で良かった。これまでの作品と比べると一見地味に見えてしまうが、恐らくファンの間でもスルメアルバムみたいな立ち位置にあるんでないだろうか。

20th DINASAUR (2017)

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Dinosaur 
CHAMP 
Still Alive 
ハルカ 
それでもやっぱり 
声明 
Queen Of The Night 
SKYROCKET 
ルーフトップ 
弱い男 
愛しき幽霊 
King Of The Street 
Purple Pink Orange 

20枚目のアルバム。一曲目の「Dinasaur」がパワフルな曲だから今作はハードロック路線かと思いきや、どちらかというと「ACTION」とか「MAGIC」に近いなと思った。今作は音質が何かこもってるけどこれはなんでなんだろうか。余りにも音がシャリシャリと張っていたらそれはそれでキツいが、この音質で丁度いいなと思う曲もあれば、ちょっとインパクト足りないなとも思う。気に入った曲は「Still Alive」。イントロのギターリフがカッコいいし、シンセがバックからついていく感じ。Aメロでベースの低音が心地よく、そしてサビは爽快なメロディで痺れたね。「ハルカ」のベースソロだったり、「Queen of the Night」のバックのキーボードのさりげなく奏でられてる綺麗な音だったり、面白い音が鳴ってる。20作目にしてまだまだチャレンジングな姿勢が素晴らしい。近年のB'zの曲はファンクな要素が加わると歌謡テイストが高まるのなんでだろう。

21st NEW LOVE (2019)

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マイニューラブ 
兵、走る 
WOLF
デウス 
マジェスティック 
MR. ARMOUR 
Da La Da Da 
恋鴉 
Rain & Dream 
俺よカルマを生きろ 
ゴールデンルーキー 
SICK 
トワニワカク 

21枚目のアルバム。今作は2010年以降の作品でもかなり好きな方かな~と思った。でもamazonのレビュー見ると、結構否定的な声も目立ってびっくりしたね。え?そんなにとも思ったけど、確かに後半の曲とかはマンネリ感あったかな。まあこれだけキャリアを積めば、しょうがないかなと思う。今作は「マイニューラブ」「MR.ARMOUR」「Da La Da Da」など70年代のロックサウンドからの影響が見える。これはwikiに書いてあるように、アルバムタイトルについては新しいことのチャレンジと、自分の好きな音だという意味があるという発言から汲み取れるものに感じた。「WOLF」はホーンセクション全開の曲で稲葉さん(?)によるサビ最後の犬の鳴き声など90年代の「ちょっとダサいのがカッコいい」的な懐かしさを彷彿させてこれは良い曲だなと思った。前半の勢いでは2010年代のB'zの作品で一番輝くものを感じたが、後半はSICKのベースソロがばりカッコよかったとはいえ、ちょっと勢い落ちてるな~っていう感想。でも結論は良い作品に仕上がっているって感じですね。

現段階のランキング

まあ久々のこのバンドのリスニングともあり、ランキングについては確固たる裏付けとなる土台は無いんですが、一応作ってみました。それでも上位に関しては揺るがないような気がするのですが、中位から下位に関しては、微々たる差みたいなもので、どれか聴くたびに順位が変動しそうな感じです。

1. LOOSE (1995)
2. MAGIC (2009)
3. SURVIVE (1997)
4. Brotherhood (1999)
5. RUN (1992)
6. IN THE LIFE (1991)
7. BIG MACHINE (2003)
8. ACTION (2007)
9. THE 7th BLUES (1994)
10. RISKY (1990)
11. NEW LOVE (2019)
12. MONSTER (2006)
13. C'MON (2011)
14. THE CIRCLE (2005)
15. OFF THE LOCK (1989)
16. DINASAUR (2015)
17. EPIC DAY (2017)
18. BREAK THROUGH (1990)
19. GREEN (2002)
20. ELEVEN (2000)
21. B'z (1988)

プレイリスト

今回のコンセプトに沿いつつ、B'zほどベストアルバムが豊富なバンドがいないので、シングル少なめのオリジナルアルバムから好きな曲を集めたプレイリスト作りました。何かの役に立てればな~と思います。30曲に絞ろうと思いましたが、無理でした。笑

ではでは。

#邦楽  #Bz #サブスク

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