充足感のある人生を求めて | ダークホースな私の生き方
今日のnoteは、今週読んだ本、『Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』からの学びを自分の経験を通じて考えてみたいと思います。
この本を知ったきっかけはVoicyです。
ワーママはるさんが紹介されて気になっていたのですが、最近本書の解説を書かれた伊藤羊一さんも、この本についておすすめされていたので、買って読んでみることにしました。
読んだ感想を一言で言うと次の通りです。
はい、羊一さんの解説の冒頭そのままですw
いや〜マジで、ほんとすごい本なんですよ!!
ダークホースとは?
Wikipediaによると以下の通り。
アスリートの世界でいえば、イチローなどもこの分類に入るのかもしれません。
翻って、これは何もアスリートに限った話ではないですよね?私たちのようなビジネスパーソンの中にも、この定義に沿う"ダークホース"なる人物が存在するのは、想像に難くないと思います。
実は私、自分で言うのもなんですが、、、その実感が自分の中にあるんです。😅
22歳の私は、首都圏でいう「MARCH」、関西でいう関関同立という、いわゆる難関私学より下の大学を卒業しました。ですので、新社会人の頃は、同期の中で目立った存在ではありませんでした。(大勢の中にいる一新入社員という存在です。)
また、営業の現場に出てからも成績は今ひとつ。営業部に所属していた7年の間に成績優秀で表彰されたことは一度もありません。
そんなお世辞にも「期待の若手」ではなかった私が、今や有難いことに周囲の方から時折期待の声をいただいたり、今の会社や次の転職先からは、その期待を高い付加価値として、お給料に反映いただいたりしています。
こうして目立たない普通の営業マンだった私が、今の地点まで来れたのも、源流を辿れば、「ダークホース的な思考」が、そもそも私の根底に流れていたからだと思います。
では、いったい「ダークホース的な思考」とは、どういったものなのでしょうか?
ダークホースな人の特徴
著書には次のように書かれています。
これをみた時。「これ、やばっ!」って思ったんです。「これ、全部自分のやってきたことやん!」って。😆
無意識でしたが、明らかに私は、これらの思考法を実践してきているのです。
私のダークホースっぷり
私の「小さなモチベーション」
この本で頻発して出てくるキーワード。それが「小さなモチベーション」という言葉です。
さて、皆さんは「小さなモチベーション」と聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
私はこの言葉を聞き、自身のキャリアを振り返った時、「プレゼン」という言葉がパッと頭に浮かびました。
プレゼンとは、誰かに何かを伝えること。
わかりやすく、スッキリ、シンプルに。目的は、聞き手の「なるほど!」「面白い!」といったポジティブな反応が見たい。こんな「小さなモチベーション」が私にはあったんだなと気づいたのです。
思い返せばプレゼン資料の作成には、当時から人一倍こだわっていました。(時には寝る間も惜しんで。)文字の見やすさ、統一感、図やイラストの使い方、ストーリーライン(スライド構成)。どうやったら相手が苦労なくスッと私の伝えたいメッセージを受け取ってくれるだろうか?プレゼンが終わった後に、「すごく理解できた!」「時間を忘れるくらい面白い内容だった!」と言ってもらえるだろうか?そんなことばかりを考えては、昼間の営業車の中や深夜の営業所でプレゼン資料を作っていたのを思い出しました。
これこそがまさに、私にとっての「小さなモチベーション」の原点です。
この私の「小さなモチベーション」は、その後のキャリアでどんどん活かされていきました。キャリアチェンジするごとにプレゼンの機会は増え、1から資料を書き起こすケースもどんどん増えていきました。今では同僚にも羨ましがられるまでになってきた実感があります。
私の「自分に合った道」の選択
「自分に合った道」の選択の一例、それは20代後半での留学(ワーホリ)です。
私は、リーマンショック直後の2009年に会社を辞め、「英語力を身につけたい!」、「海外での生活を経験したい!」、という気持ち1つでカナダに向かいました。
当時、親からは相当反対されました。
「なぜ、大企業の社員という立場を捨ててまで、そんなことするのか?」
「英語の勉強だけなら、仕事をやりながらでもできるではないか?」
「キャリアに1年のブランク期間ができるのは、再就職上得策じゃないのでは?」
そんな"あなたのためを思って”の声を、様々な方からいただきました。
でも今振り返ってみても、当時の私の心には一切の迷いはありませんでした。自分には、どことなく「この勝負は勝てる」と踏んでいたのです。また、退路を断つからこそ現れる世界、モチベーションがあるのだとも思っていました。
確かに、親や周囲が言っていたように、1年の留学で得られた語学力の少なさや、再就職先を見つける際のブランクの壁は実際感じました。ですが、明らかにこの行動で見えてきたことがあります。それは、Only Oneこそが自分を生かす最大の手段だということです。
実際、その後転職を2社目、3社目、そして今回4社目と行うごとに、私のキャリアのユニークさにはどんどんエッジが効いてきたように感じています。同じポジションに応募していても、同じ土俵での勝負にならない。(みんなサッカーで競い合ってるのに、1人だけカバディーやってるイメージ。だけど、めちゃ上手!みたいな?)だからこそ、予想外の結果(具体的には転職での内定)が得られるようになったと思います。
人生に「目的地」のない私
この本を読むまでずっとモヤモヤとしていたこと。それが、私には「こうなりたい!」「この仕事(あるいはポジション)に就きたい!」といったキャリアにおける明確なビジョンがなかったことでした。
キャリアプランを考える上で、明確なゴール(つまり、具体的に働いてみたい部門やポジション)を設定することが大事だとよく言われます。
でも私は、これがとにかく苦手です。毎年会社で提出を求められる、キャリアジャーニー(3年後、5年後なっていたい姿を書く紙)を書くのに苦労しています。つまり、明確なキャリアゴールをイメージできたことがこれまで一度もないのです。ゴールはいつもファジーなもの。
そんな私にこの本は教えてくれました。
思い返せば、私はいつも「充足感」を大切にしてきたのかもしれません。
私にとっての充足感。それは、自分の好きなこと(仕事だったらプレゼンやイベント企画、あるいはこういった執筆的なタスク)を通じて、人に喜んでもらったり、人を笑顔にさせられたりすることなのかもしれません。
また、ワークライフバランスの観点でも、自分らしい働き方(居心地の良い自宅で働く、カフェで仕事する、家事・育児が共存した環境で働く)が実現できていることも、充足感を上げる要因になっていると思います。
この充足感を失ってまで成功したいとは思わないですし、反対にこの充足感のさらに先にある挑戦なら、是非やってみたいと思うわけです。(たとえ、それが今はカタチのない"何か"であったとしても。)
最後に届けたいメッセージ
誰だってダークホースになれる!
これが私が今日届けたいメッセージです。他のビジネス書同様に、本書に出てくる事例も、まぁそれはそれは"素晴らしい"、あるいは"華やかな"シンデレラストーリーです。登場人物も実際一流になった方ばかり。。。
すると、次に出てくる皆さんの感情はこんな感じでしょうか?
そう、自分になんてできっこないって思っちゃうんですよね。
でも一般人の私が申し上げます。これは全然、誰でも実現可能です!!
(いや、マジでw)
だって、私、そこいらにいる普通の人です。特別な才能や能力なんて1ミリもない。
でも、この本に書かれていることは、私が過去15年以上に渡ってやってきたことでした。結果、今の私には確固たる充足感があります。毎日が楽しく過ごせている実感があるのです。だから、きっと誰にだってできるはずです!
そんな私が"おこがましくも"提案するダークホースになるための習慣化は次の通りです!
気分が上がることを常に模索する
(小さなモチベーション探し)他人の声より自分の声に耳を傾ける
自分を信じ、とりあえずやってみる
大丈夫、これさえできれば、きっと数年後には、その感覚が掴めるはずです!まずはお試しあれ!!
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