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表現再考:靡草死


 今日は、小満、次候です。本朝では、紅花栄ですが、宣明暦では、靡草死です。

 靡草は、ナズナ、薺で、春に咲き夏にはその時期を終えて枯れるようです。

 ナズナは春の七草、「せりなずな 御形はこべら 仏の座 すずなすずしろ これぞ七草」のひとつナズナですが、止血や痛み、胃腸不良、生理不順にもきくようです。

 春を迎える草木が、役目を終える、そういう区切りを伝えるいい方かもしれません。サカリの先に、末摘花の紅花が日本で対比されてるのもいいですね。

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