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20231109「何者かになりたい」を読んで📖

今日の調子(±5段階評価)
身体→+1
心→0

フラット

今日は快晴。
暑いくらいの天気だった。
でもそれも今日で終わりかなと思うと
名残惜しい。
明日からは天気が崩れて、週末は急に
冷え込む予報。
なので日差しをいっぱい浴びた。
セロトニン出ますように。


昨日、股関節を痛めてしまい
今日はヨガはお休み。
調子はまあまあ良くて、午前中のうちに
家事もろもろできた。
午後は少し外出できた。


身体は普通に動く。
けれど何となく休みたいような
若干の億劫さがあった。
でも休めないというか、身体が勝手に
動いてしまう感がある日だった。





数日前に読み終えた本の覚え書きと感想。

時間がいっぱいある割に
何かしたい事が見つからない。
それは鬱のせいもあるかもしれないけれど
今まで人に合わせながら生きてきた自分には
実は何もないのではないかと思った。


多分、20歳前後くらいから芽生えた
このままではいけないという
感情が割と最近までずっとあった。
そして、必死に何者かにならなければ
何かを成し遂げなければという気持ちに
振り回されて生きてきた。

去年、双極性障害と診断されてそれからは
いい意味でやっと諦めがついた。


この気持ちは一体何なんだったのだろう
という答えを探したい気持ちでこの本を
手に取った。
以下、気になった箇所を抜粋。
(長文です)


何者かになりたい/精神科医 熊代亨著

何者かになりたい
=アイデンティティを獲得したい

アイデンティティとは
「自分はこういう人間である」
という自分自身のイメージを構築する
一つひとつの要素のこと

何者かになりたいと願っている人
→まだ手に入れていないアイデンティティが
 欲しい
 アイデンティティの一部と言えるような
 肩書きやアチーブメントが欲しい

何者でもないと悩んでいる人
→アイデンティティと言えるものが足りない
 状態

自分自身の構成要素が乏しい人は 
(中略)
「あれもこれも」と選ぶ以前に
まず手元にあるものを手放さないこと

今の自分でも手が届くものを大切にすること
コミュニティ、趣味、好きな食べ物
大事にしている品物など

アイデンティティの確立=好きでしょうがないものが定まっていく、どうしても手放したくない人や居場所が増えていくこと。
(それが何者かになっていくということ)

中年期はもう、自分自身の構成要素を
探し求める時期というより、すでに
何者かになった•なってしまった時期。
それだけに、せっかく手に入れ、十分に
馴染んだアイデンティティの構成要素を
失ってしまったときの再出発はなかなか
大変。

中高年が直面するアイデンティティの危機
親離れ、子離れの問題。
死別にともなう危機。
「当たり前すぎるかけがえのなさ」
を手放すな

いつの間にか手に入ったからまともに意識
したことのないものほど、代わりがきかない
ほど頼り切っていて、当たり前になりすぎて
失ってしまってから後悔。
それがアイデンティティの危機に直結。
手に入れてないものを構成要素に加える
ためばかりに頑張りすぎず、手に入れている
ものを軽視しない。

「おかげさまで」の精神を持つ。

「何者かになりたい」より抜粋•一部要約


何者かになるということ
(つまりアイデンティティ)とは
何らかの役割を果たしていること
コミニュティに属していること
も重要な構成要素ということがわかった。


この本を読んでみて
答えが全てわかったわけではないけれど
ひとつとして、自分は中年という年齢になって
しまったけれど、自分の構成要素がちゃんと
定まっていないが故のアイデンティティの
構築が上手くいっていないということなの
かなと思えた。

それが自分は何をしたらいいかわからない
ということにも繋がっている気がした。


そしてずっと何者にならなければ探しを
していた理由としては、母親との愛着問題。
(これはわかっていたこと)
ありのままの自分では母親に愛されない
(と思い込んでいた)自分としては
何者かになれば愛されると思い込んでいた。
それは、母親に限らずあらゆる人に。

本来はそのままの自分でいいはずなのに。


この歳になってまで自己のアイデンティティが
よくわからないなんて、中年としては痛い限り
そんな気持ちでちょっと苦しみながら読了。
(本来はアイデンティティは出来上がって
いて、変化や喪失を考える年頃である。)

本はいいなと思う。
読んだだけ、問題解決の糸口が見えてくる。
そんな気がした1冊だった。

今日の一曲
「アイデンティティ」サカナクション


長文お読み頂きありがとうございます。

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