見出し画像

すごいカメラマンとの出会いは自分をグッと成長させてくれる

次は「コロナに負けないで 投稿編」の制作のお話をするつもりでしたが、(なかなか時間がとれず遅くなってますが)今回は興奮冷めやらないこの話題を先にします。

先日、著名な写真家 名畑文巨さん( @fumionabata ) による撮影会のアシスタント体験に行ってきました。

ことの発端はクラウドファンディングの「世界の障害のある子どもたちの写真展を国連でやりたい!」という「ポジティブエナジーズプロジェクト」支援の案内が来たことに始まります。 クラウドファンディングはすでに終了していますが、コロナの影響で写真展は2021年夏以降のようです。


「障害のある子ども」「写真」というキーワードを聞くと耳ダンボになってしまう私。しかも著名なカメラマンのアシスタントをしながら、技術を学べるリターンがある!ちょっと悩む金額ではありましたが、プロジェクトも応援したいし、この機会を逃したくなかったので、支援・参加させてもらうことにしました。

撮影会は当初2020年春開催予定でしたが、コロナの影響で2020年秋に開催されました。秋深まった綺麗な紅葉の中、ダウン症を持つ子供とそのご家族のモデルさん5組で行われました。

お会いする前に名畑カメラマンについてお勉強。この本とDVDを観ました。



こんなに生き生きとした子供の写真を撮れるなんて。すでにすごい勉強になったんですけど!関西弁がほっこりするし。

実際に名畑さんにお会いして、DVDと同じように子供をあやしてる姿を生で見れて感激でした。モデルさん達は皆 元々の知り合いだったので、世間話をしながら(笑)アシスタントも楽しかったです。

名畑カメラマンは5歳のモデルさんには、音が出るおもちゃを使ってあやしたり、高校生のモデルさんには、学校の担任の先生の話題を振ったり、一人ひとりに合わせたコミュニケーションをとられていて、さすがだなぁと思いました。

色々と教わった技術のなかで一番為になったのは、人物の顔の影に注目すること。名畑カメラマンは光の扱いがすごいです。

まず、野外撮影のロケーション選びは日向ではなく、木陰。木陰の光は柔らかく、顔に影ができにくいから。人物に絞りを合わると、背景は人物より明るくなり、写真全体も明るくなるとのこと。顔にできた影はレフ板、スピードライトなどを使い明るくする。体のラインの輪郭に太陽光があたるように構図をとれば、人物が立体的に見えるだなんて、そんなことまで考えてロケーションを選んでいたのか!すごすぎ。

普段、私は動画メインで撮っているからか、人物にあたる細かい光の調整を意識したことが無かったので、目から鱗でした。実際に目で見ながら教えていただけたので、分かりやすかったです。すごいカメラマンは佇まいから違うなぁ、と実際にお会いしてみないと分からない技術以外の事も学べました。

名畑カメラマンのようなカメラマンとは普段なかなかお目にかかれませんが、それだけにこういう機会を得て学んだことは普段の何倍もつきささります。また、このような機会があれば是非参加したいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?