土星型組織とトラサタ型組織のざっくりした定義、そして違いについて。今回は、土星っぽい組織って？そしてトラサタっぽい組織って？というのを、天体象意をおさらいしながら書いてみます。
※トラサタとはトランスサタニアン、太陽系の中にある土星より遠い天体（天王星、海王星、冥王星）のことです。

まず、占星術での各天体が象徴することをおさらいしておきます。ざっくり言うと下図のような感じ。

これは、前に載せた天体象意とビジネスに求められる要素の表です。

これを踏まえて、土星型組織とトラサタ以遠の天体型組織の典型例を考えてみます。とりあえず、組織形態や業種の典型例を考えてみる。

土星型組織・業種：安定・管理・維持がテーマ
枠組みがしっかりした組織、長く続いている組織、安定的運用を求められる組織、検討に時間をかける組織

◆組織形態・業種の例：大企業（人数が多い企業）、伝統的な企業、官庁、自治体、インフラに関わる企業など

天王星型組織・業種：変革・進取がテーマ
出入りが激しい組織、既存の働き方にとらわれない組織、最先端の科学技術を扱う組織、社会・世界の変革を目指す組織

◆組織形態・業種の例：創業したてのベンチャー、宇宙事業関連、研究所、社会問題・国際問題・環境問題にアプローチする組織、リモートワークメインの組織など

海王星型組織・業種：理想・芸術がテーマ
夢とうつつの橋渡しをする組織、理想を大きく掲げる組織、想像力と創造性を扱う組織、お酒を飲みながらの仕事がOKな組織、宗教的組織

◆組織形態・業種の例：クリエイティブ、アート関連、水商売、芸能関連、宗教法人など

冥王星型組織・業種：力・破壊を伴う変容がテーマ　
極限状態が起こりうる組織、仕事があるときだけ集まる組織、絶大な力が集まる組織、NOだった場合に一瞬で首が飛ぶ組織、しくじりが世界の存亡に関わる組織

◆組織形態・業種の例：医療の現場、レスキュー隊、消防署、軍隊、原子力発電所、国政関連。あとワンマン企業。漁師、猟師とか命の極限を見る職業もそうかもしれない

こんな感じかな。とりあえず今回はわりと業種的な分類をしてみました。

しかし、今後ここで取り扱っていきたいのは土星型組織運営とトラサタ型組織運営の違いについてです。
例えば、管理維持的なサービスに携わる土星型の業種でも、組織運営にトラサタ的要素を取り入れることはできる。また、どんな業種でも土星的管理維持を最終ゴールにしてしまうと、いろんな不都合が生じていそうである。ということを考えてみたいです。

投稿するのにだいぶ時間が空きましたが、これからも「今後書くこと」の項目を粛々と消化していきたい所存。