眠りの森へ。
今の閉塞した時代に、僕は何が出来るだろう?
これまでのやり方が通用しない事態に、あなたはどうするつもりだろう?
会社の人が
「ぶくおさん、ちょっと外をみてください。」
なんて言うわけです。
ああ今忙しいのに、そんなこと考えながら外を見ます。
「ほら、空です。あの雲です。すごくモコモコしててハートの形ですよ。」
ほんとだ、すごくモコモコしてる。そしてハートだ。
「なんだか可愛くて、見てるとホッとしますねえ。」
そうだねえ、いつまでも見ていられるねえ。
そんな時間を過ごしました。
雲はきっと昔から浮かんでいて。
時代や世の中なんて関係なく浮かんでいて。
ハートだねえなんて言われても、そんなこと関係なく浮かんでいるんだなと思いました。
そして他の人たちからは
「仕事をしてください。」
なんて言われたのでした。
ああ仕事をしないとなあと思ったんです。
仕事中だからなあと思ったのです。
全くこの閉塞した時代はなあと、ハートの雲を見上げたわけです。
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