見出し画像

田舎に住む〜私と家族の移住計画〜.5 【家の売却と新天地での新家構想】

今家の売却と新天地での新家構想

移住視察から帰ってきてからも私たち家族はみなかみ町のことで頭がいっぱいだった。
子どもたちはまたスノボーやりたいだの、温泉行きたいだの、言っている。私と夫は、空き家物件のことを考えていた。
と、言っても今の家が売れないことにはなんにも始まらない。
絶賛売出し中なのだ。

移住計画の話が出でから1ヶ月も経たずくらいで、私たち夫婦は家の売却を決めた。
新築一戸建てを建ててからまだ4年しか経ってない家。
夫のこだわりが詰まった家、家族みんなで内装のDIYもしながら建てた家、なんとなく寂しいけど、、、どうなの?
売っちゃっていいの?
私の中には不安がぐるぐるつきまとう。

夫曰く、この辺の地価は購入当時よりだいぶ上がっているらしい。
家も5年以上経つと物件価値がぐっと下がるので売るなら今だよ!
計算の得意な夫が綿密に調べて、大体これくらいで売れたとしたら、ローンを返しても少し残るよ。
と教えてくれた。

それだったらいけるかも、と話し合いの結果、12月初めに意を決して不動産会社と売買契約を交わしたのだった。
不動産会社の査定の前の日、溢れかえったおもちゃ類は夫の実家に預かってもらい、入念に掃除をして家をピカピカにした。
査定結果は、私たちの思っていた以上に良かった。
・駅から5分という利便性
・テレワークに最適な自宅件事務所使用になっている
・築4年ということ
・インダストリアルな注文住宅で個性的な物件
ということで付加価値がついた。

この金額で売れたら、残ったお金で移住先で古民家買って他にもいろいろやれるかもしれないと期待が膨らんでいった。

・・・

さて、視察から帰ってきてからの話に戻るが、

私の中では前回見た空き家物件をどうするかだった。もう少し安く金額交渉できないかとか、内装は壁紙を剥がして柱をむき出しにしたほうがカッコイイのではないかとか、あそこの畑で〇〇を作ろう!とかやりたいことがあれやこれや出てきた。
でも夫に空き家物件のことを話してもイマイチ乗ってこない。
なぜだ?
あの空き家物件が気に入らなかったのだろうか?
すぐにでも住めて畑もあるのに、、、

何日か過ぎた、ある日夫がとんでもないことを言い出した。

それは、、、また家を建てないか!という提案だった。

私は目が飛び出るほどびっくりした。
そもそも家を建てるって言ったって上物だけでも2000万くらいはかかる。
そんなお金はどこにある???

夫の言い分はこうだ。
古民家を購入してもある程度、修繕や大規模な改修が必要になってくる。1980年以前に建てられた古民家は、だいたい断熱材が入ってないのがほとんどらしい。
お風呂やトイレも昔ながらのものが多いのでその辺の取り替えも必要だ。
なおかつ自分たちの住みたいイメージに近づけていく。
それを考えたら古民家購入費用と改修費用を含めたら、新たに家を建てるのとそう変わらないということらしい。
みなかみ町はなんと言っても土地が安い。
みなかみ町だけではない、地方はどこへいっても安いだろう。
都内なら土地だけでも何千万円かかる。
そこに建物の金額でともてもじゃないけど、払いきれないのだが、、、
ここは土地が本当に安い。
今の家の5、6倍の広さの土地が200万〜300万くらいで売っているのだ。
家を売却して残ったお金を頭金にして、残りを借り入れをすれば家は建てられるということだ。

一回目に建てた家の構想を元に自分たちでもできるところはやってできるだけ費用を抑えればなんとかなる。
これから移住して向こうで新規事業を計画するならそれも踏まえた家を作ったほうがいいのではないか!

ふむふむ、、、確かにな〜。
私の憧れてたいわゆる昔話に出てくるような古民家は見た目はテンション上がるかもしれないけど、住んでみたら隙間だらけで断熱もないから、かなり冷えるらしいし、虫もけっこう頻繁に入ってくるらしい(虫は慣れるようだけども、、、)。
あこがれと現実は違うのかもしれないと思った。

うちの夫は本当にリサーチ能力が高すぎて頭が下がる。
そんなこんなで、私たちは、空き家物件は探しつつも、家を新築することも考え始めた。
夫は空いた時間は自室にこもって新築するかもしれない家の間取りを作っている。
夫は建築家でも設計士でもないが、何でものめり込む性格なため今の我が家を建てたときも建築の本をたくさん買って、勉強していた。風の入り方や光の入り方、はたまた風水まで取り込んで自分たちの住みたい家の間取りを作り、設計事務所に逆プレゼンしたくらいだ。笑

移住先の家のプラン 
・土間がある
・キッチンが広い
・縁側がある
・風通しが良い
・薪ストーブがある
・新事業用スペース

スイッチが入ったら止まらない。

さあ、どうなることやら、、、

つづく

家族5人で2拠点生活。移住先で自給自足について学び、新しい事業(食、暮らし)のチャレンジもしていきます。サポート、応援していただけたら幸いです。よろしくお願いします。