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写真を撮りたいのか、カメラをいじりたいだけなのか

カメラを持っているのに写真を撮らないんですか?

 インターネットの世界にはカメラやレンズをいっぱい持っているのに、全く写真を撮っていない人たちが大勢います。やれライツだの、ハッシーだのと言っても写真を撮っていない人たちです。つまり、私のことです。それが悪いことだとは言いませんが、せっかくカメラを持っているなら写真を撮ってあげるのがカメラのためでしょう。カメラは写真を撮るための道具です。使わなくては意味がありません。だからと言って「ウルライカをガシガシ使っていけ」そう言っているわけではないですよ(笑)

いい機材を持っていても写真が下手な奴は下手

 これ、忘れている人が多い気がします。そして、時々自分も忘れます。いいカメラを持っているからといってよい写真が撮れるわけではないということです。皆さんはもうご存じですよね?「いい機材があればもっとよい写真を撮れる」写真を始めたら一度は思うことかもしれません。それで、いいカメラやレンズを買ったら少しでも写真が上手くなりましたか?上手くなったと自信をもって言える人もいれば、そうでない人もいます。私は自信をもって「下手くそになりました」と言えます。もちろん、機材が写真の出来を決めてしまう事例もあります。空高くを高速で飛んでいる戦闘機の写真を撮るのにはそれ相応の機材が必要になります。それでも撮る人の腕はやっぱり必要なのですが。

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(どんなにいいカメラやレンズでも、ピントが抜ければ出来上がるのは腑抜けた写真です)

機材の力と自分の力

 カメラやレンズを変えるとなんだか写真が上手くなったように感じませんか?断言はしませんが、たぶん気のせいです。確かに気分一新で撮っているから少しは上手くなっているかもしれません。だけどやっぱり気のせいなんだと思います。「いやいや、やっぱり上手くなってるよ」そう言われて写真を見てみると大体レンズなんかの描写力なんですね。私はレンズ独特の描写やフィルムの画造りによったものを表現とはあまり言いたくありません。もちろん独特の描写が表現にマッチすることもあると思います。だけどそんなことをずっと言ってたら、初代Summilux 50mmで撮った写真はすべて表現的じゃないといけないんですよ。(そこのあなたを個人攻撃しているわけではありません)

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(初めてのライカで撮った写真、でも特段上手な写真ではありません)

何故写真を撮るのか

 ここまで書いてきましたが重要なことを忘れていました。「何を目的に写真を撮るのか」ということをはっきりさせることが大切です。この記事を読んできた方の中で「別に上手い写真を撮りたいわけじゃない」という方がいるかもしれません。そういう方はどうぞそのまま写真を撮っていてください。純粋に写真を楽しんでいることが一番です。その一方で、よりよい写真を撮りたいという人もいるはずです。私もそう思っています。上手くなりたい。でもなんで上手くなりたいんですか?他者の評価だったり、色々だと思います。私ですか?言いたくありません、というか言えません(笑) でも、よい写真が撮れた時はとても気分が良くなります。今のところは自己満足がメインですね。

全ては心の中だ、今はそれでいい。 by 碇ゲンドウ

結局、何が言いたいか

 長々と、そしてダラダラと書いてきましたが、私の言いたいことは「カメラを辞めて、写真を始めろ」ということです。偉そうなことを言っていますが、私もいまだにカメラを卒業できていません(笑) でも、早くカメラを卒業して写真を始めたいと思っています。だけど、カメラが好きなままでいい気もします(笑)

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(うわ!なんだこのヘタッピな写真は!)

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