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版画美術館で受けた衝撃

 先日、美術館に行ってきた

芸術に精通しているかとか
絵に詳しいとか言われたら

いいえ、、、全く詳しくもない

興味があるかないかと言えば
むしろ無い部類だった。

先日、町に買い物に行って
思ったより時間を持て余してしまって

ふと立ち寄った喫茶店の中に
無造作に並べてあるチラシに目に付いた

「版画美術展」

手に取り、コーヒーを飲みながら読んでいると
場所は歩いて10分位に所にあった
自分の慣れ親しんだ地元で
こんな場所があったのかと思い

散歩がてらに行く事にした。

その美術館は大きな公園の中に
併設されている、市が運営している建物
入場料も無料な所も行きやすかった

公園自体も所々にオブジェがあり
アートが取り入れられた公園のようだった

美術館自体、初めて行くので少しばかり
緊張しながら足を運び

いざ入館した所、平日と言うのもあり閑散としており
館内は静寂した雰囲気で少し萎縮したのを覚えている

展示場に入るなり、初めの一枚目を観た時
物凄く衝撃を受けた感覚に襲われた

一枚に絵を観た時
視覚と頭の中とのギャップでおかしくなり
一瞬、頭がバグった感覚になっていた

感覚を確かめようと
斜めや横、下から見直し
自分の視覚の帳尻を合わす為に
何回も見直した


永井一正《作品C》

しかも絵ではなく版画でだ

葛飾北斎 富嶽三十六景も版画である事は
無知識に自分でも知っているが

近代の版画は見たことが無かった

近くで見直してもその繊細さ色使い

圧巻の一言だった

版画でどの様にこの技術を行っているか
想像も出来ない、だが絵から伝わるパワーが
素人の自分でもヒシヒシと伝わってきた

気まぐれで言った美術館だったが

物凄く有意義な時間が過ごせた

たまには思い付きで行動するのも
見識を広める良い経験だったと思う

そんな一日だった

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