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思い描いた雑妄想の絵が、「絵に描いた餅」で終わらないよう解説してみる

先日、妄想を垂れ流しにした絵を雑に殴り描きしました。ベッドに入って天井を眺めていたら、天啓のように頭に絵が浮かび「描いとかないと忘れちゃうな」と思ったから。「絵に描いた餅」と言いますが、描かないよりはいいだろう。妄想具現化への第一段階を突破したので、次は言語化。自分自身の経験から「オープンであること」について考えています。生活のすべてを公開しろというわけではありませんが、もう少し、身体的にも精神的にも開いた場を自分なりにつくってみたいのです。

#スキしてみて

画像は(私の頭の中の)イメージです。

住_4/5F 「OFF」ゲストハウス/シェアハウス

働_2/3F 「ON」オフィス/シェアスペース

未定_1F「まちに開いた~」「健康な~」

Expedicine (Experience × Medicine)


序:ニューコンセプト大全の余波

「体験の処方箋」

この絵を描くに至った少し前に『ニューコンセプト大全』を読みました。そのなかに「体験の処方箋」という項があり、これが中々ビビッときたので。写真下部のExpedicineとは (Experience × Medicine)の造語。伝わらないかな。既に誰かが使ってたらごめんなさい。でも確かに「体験の処方箋」はいいコンセプトだなと思って、自分の体験について考えながら、今回の妄想を膨らませました。

病気に薬が効くように、調子をよくする「体験」を処方してみるのはどうだろう。

山根有紀也◎電通Bチーム所属

で、これまでの人生経験の理想部分だけを凝縮して描いたら上記写真のような絵になりました。どこが「体験の処方箋」のアイデアから生まれたかはこれから説明するとして。これから会社への愛が大きくなるとまたこの絵も随時アップデートされることになるかもですが、とにかく現時点の妄想について、言語化に挑戦してみます。

私のバックボーンと今

建築と都市に興味をもって学生時代を過ごしてきました。そのなかで、街や人と関わりながら働きたいという軸をもって就活していました。

今、私はサラリーマンです。賃金の対価に労働力を提供する。今のところはその意味以上に感じるものがなく、それがサラリーマンというものと認識しています。ONとOFFがハッキリしている現在の生活は、大学時代のそれとは大きく変わりました。働き始めて改めてお金を稼ぐことの大変さを感じる今日この頃。サラリーマンとして働き始めて、いや働く前の就活中からサラリーマン以外の働き方についても考えていたと思います。

結果、街と関われる今の会社にいるのですが、サラリーマンとして、このまま思いを実現できるかどうかはまだわかりません。なので妄想で別のルートを準備して、いざという時に備えようと思っています。


①住_4/5F 「OFF」ゲストハウス/シェアハウス

「OFF」の空間は後述の「ON」の対義語として置きました。OFFというよりはニュートラルだったりリセットの方が良いかもしれないと思ったりしていますが。職住近接におけるON・OFFの切替は考え抜きたいポイントになりそうですが、まだ突き詰めて考えたことはありません。今後の課題です。ともかく日々の生活の中におけるゲストハウスやシェアハウスという場で「何か」を「OFF」にするための空間として成立させたいと思いました。

旅行に行くときは、ゲストハウスを探すようにしています。ゲストハウスにであったのは5年前くらい。共用のキッチン・ダイニング・リビングなどなど。誰か知らんが同じ空間にいる。「一期一会」という言葉を折に触れて使ってしまうのですが、この先会えないかもしれない人達との刹那のコミュニケーション体験が、まちづくりという分野にハマっていく一因だったのかもしれません。

そして今、現在進行形でシェアハウスで暮らしています。ゲストハウス宿泊という小さな挑戦を何度も経験したからこそ、シェアハウス暮らしを決断できました。小さなシェアハウスですので人が入れ代わり立ち代わりすることなどはあまりありませんが、たまに住人の知人友人が遊びに来ることを踏まえると、日常生活の中にたまに非日常が訪ねてくるといったイメージでしょうか。

シェアハウス暮らしをしていると言うと、大抵の人に驚かれるのですが、確かに「家族でもない赤の他人が同じ空間にいる生活」はいきなりには想像しづらいでしょう。「絶対無理だわ」と言われてしまうこともあるのですが、その辺りは体験してみてから言ってほしい、ゲストハウス・シェアハウスの良さを、もっと他の人にも知ってほしい…というと言い過ぎになってしまうので、自分の好きなものを追求した先に誰かがハッピーになる空間を生み出したいという偏愛を突き詰めた大義を掲げます。このあたりも『ニューコンセプト大全』の1テーマになっていたような。ともかく否定派へのカウンターがモチベーションの一つになっているのは否定できませんね。


②働_2/3F 「ON」オフィス/シェアスペース

さて、これ以降の妄想は穴だらけというか正直、何も決まってません。「ON」の空間はまさしくやる気スイッチというか仕事スイッチONの意味でとりあえず付けた名です。自分が仕事が自由にできる空間を突き詰めて考えたいとは思いますが、今はまだしがないサラリーマンなのでイメージがつきません。シェアオフィスで仕事をした経験はありませんが、カフェで本を読んだりPC作業をするくらいならあるので、サービスの受け手側からなら想像ができます。でも快適なネットインフラを整備してレイアウトを考えて…というよりかは何気なく集まったら誰かがいて、なんとなく場を共有している。その先に新たな協働が生まれる、みたいな理想が最高ですけど。仮にサラリーマンを辞めてフリーランスで何かやりたいってなったときの仕事スタンスを活かした場づくりを行いたいです。未来の私が考えるんでしょう。


③食_1F 未定。「まちに開いた~」「健康な~」

ここもまだ具体的に決まっていない1F。ここを妄想するにあたって、影響を受けた事例はたくさんありますが、その中でも特に好きな株式会社グランドレベルsupposeの取りみを紹介します。「まちに開くこと」「ご飯」について。

・喫茶ランドリー

1階を豊かにできれば、経済・コミュニティは活性化する

株式会社グランドレベル

一階づくりはまちづくり。という文言を初めて聞いた時、それだと思ったのを覚えています。現代の都市は車のための空間になっており人のための空間ではない…といった専門的な話は長くなるので、簡潔に表したものが上述の文言ということですね。

実はまだ行ったことがないので、実物を見ずに語るのはどうなのという感じなのですが、以前何かの配信を視聴していた時に、「カフェ自体の存在・話題性が目的ではなく、私設公民館としての使い方の延長線上で、喫茶という形態になった」(私のおぼろげな記憶より)と言われていたのが印象的でした。お金を支払わないと休憩するスペースもままならない都市の中に「公民館」というテーマを関するある種、公共性・お金とは離れた視点からの投げかけが、学生時代の私に突き刺さったのでした。フリーコーヒーの話もここの話題の中で聞いた気がします。


・社食堂

考え働くということと、食べるということは、密接に繋がっていて、クリエイティブかつ健康的に働くために食について考えていくことで、心身ともに健康なチームをつくれるのではないか。私たちは事務所の中に食堂をつくり、スタッフはもちろんのこと、社会の健康をもデザインしていこうと考えている。

社食堂

今はシェアハウス暮らしなので、家に帰るとご飯があったりなかったりするのですが、やはり安定した健康的なご飯の供給が担保されていると、他のことに時間やエネルギーを費やすことができます。適切なアウトソーシングだし、実に効率的だと『社食堂』のコンセプトを見たときに感じたわけです。普通の会社の社食と違うのは社会に開かれていることです。(ここ以外にも普通に一般人が入れる社食もあるのかもしれませんが、少なくとも私の中ではここが初めてでした。)

日々の生活の中で、ちゃんとした「ご飯」のありがたみを感じるようになったのは、大学時代に一人暮らしを経験したからです。買い出しの手間・料理のクオリティ担保・洗い物といった「食べる」以外の一連の作業時間を含めたコストを鑑みると、外食のほうが健全だろうという判断になりました。幸い大学には学食があったので、料理について困るということはあまりありませんでしたが、働きながら毎夜帰宅後に料理を作るなんてのはなかなか骨が折れると思います。

以上のような自身の経験を踏まえ、1Fにはできれば、「まちに開いた~」「健康な~」が枕詞につくシステムを取り入れた場にしたいと考えています。ただこの部分に関しては自分が運営というより、「君に任す」くらい一緒に仕事をしたい人に出会ってから考えていきたいと思います。


④雑妄想内妄想

話が少しそれますが、自分がある物件のオーナーで、気の合う仲間にテナントに入ってもらうとして、お互いがハッピーになれる収益システムとは。どこかで聞いてやってみたい仕組みが、「テナント側の儲けた金額:純利益の数%がオーナーの収益になる」。ポイントが儲けた金額というところで、儲けが少ないとオーナーの収益も少ないという仕組みで、テナントとオーナーが月〇円のように一定額の付き合い、お金払えばいいんでしょという構図でなく、同じ方向を向いて、一緒に利益を追求していくことでお互いがハッピーになれるのではないか、という考え方です。経営のけの字も知らないやつが何言ってるんだって話ですが。本当にこの仕組みで上手くいっているところがあるのかわかりませんが、これも一つの実現したい目標にしています。経営の勉強をするか、経営系を学んだ友人が欲しいところ。

追記:
 この話をシェアハウス住人にしたら粗ありすぎて沢山指摘されました。とりあえず現在の不動産界隈のテナント収益システムの事業モデルを勉強しろと言われたのでまずはそこから調べてみます。


結:絵に描いた餅の解説書ができました

絵に描いた餅で終わらない。あの絵を描いた日が出発点だった。みたいな導入で文章を書いておけば、将来役に立つかも。

という意識で書き始めた本稿。Noteを書き始めて、週1ペースで文章を書いているのですが、初めて4000字を越えました。といっても引用多めなのでオリジナルの考えや言葉では無いし、なんなら考えた内容もどこかのだれかの受け売りn番煎じであるのは間違いない。それでも描いた絵もそれに至った経緯の言語化も、自分から生まれたと思うと中々に感慨深いですね。

久々に自分の経験から生まれた価値基準を見つめ直せたと思いました。具体的な内容が何も決まっていないこともわかりました。解説とはなんだったのか。今後考えなければならない課題についてメモしておきます。

  • ON/OFFについて

  • 職住近接、働き方について

  • まちに開くことについて()

  • 健康について

  • 不動産経営について(テナント収益システムの勉強 日本/海外)

ここまでお読みいただきありがとうございます。
雑妄想については今後も、思いついたら適宜垂れ流しにしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


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