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杉並区長選挙が「うんこの中からマシなうんこを選ぶ」選挙になっている件

2022年6月19日(日)に杉並区長選挙があります

東京都杉並区では、2022年6月19日(日)に杉並区長選挙が有ります(翌日開票)。

今回のnote記事は・・・

今回の記事は、その杉並区長選挙が「うんこの中からうんこを選ぶ選挙」になっているという話です。
普段の当note主ならば「うんこ」等と言う汚い言葉は使いませんしかし、今回はそれ以外に形容のしようがない選挙となっています。

杉並区長選挙(2022年)の三人の候補者

先ず、杉並区長選挙(2022年)の候補者についてお話したいと思います。
杉並区長選挙(2022年)には三人の候補者が立候補しています。

一人目は、現職の区長田中良さん(61歳)。
これまで3期、杉並区長を務めて来ていて、今回当選すれば4期目となります。
これまでの3期での実績をアピールして、再当選を狙う戦略です。

二人目は、元杉並区議会議員田中ゆうたろうさん(46歳)。
元杉並区議会議員という立場から現職を批判しつつ、しかし、部分的には現職の政策にも評価すべき点があり、その点については現職のやり方を踏襲するという方向を考えている候補者です。

三人目は、政治家経験のない新人岸本さとこさん(47歳)。
現職でもなければ区議会議員経験も無い立場からいきなり区長に立候補したという、何故そんなムーヴをしているのかがさっぱり解らない候補者です。

三人に共通する問題点

先ず、三人に共通する問題点として「今回の杉並区長選挙の候補者三人とも、与党(自由民主党・公明党)及び右翼系政党(日本維新の会)、中立系政党(国民民主党)からの支持・推薦が無い」という点がある。

何故、そうなったのか?

「何故、与党・右翼系政党・中立系政党からの支持・推薦が無いのか?」だが。

  • ①,先ず、3期現職を務めてきた田中良候補には、3期現職を続けてきた中で、公用車をプライベートに使用した、杉並区の歴史的な建造物を立地的な問題から取り壊し、駐輪場にする等の行動で批判が起こっている状態だった。

  • ②,こうした批判が起きている点などから、与党としては現職を支持する事はできない(与党所属議員の中に個人的に現職を推薦している者は居るが)となった。

  • ③,しかし、対立候補である田中ゆうたろう候補については、これまで杉並区議会議員をしていた無所属の議員であり、与党としてはそれを支持・推薦する訳にもいかない岸本さとこ候補については、左翼系野党(立憲民主党、社会民主党、れいわ新撰組、等)が支持・推薦している

  • ④,これらの点から、与党及び、右翼系・中立系政党からは、どの候補者も「党として支持・推薦する事はできない」という状態での選挙となった。

うんこの中からマシなうんこを選ぶ選挙

前述のとおり、与党及び、右翼系・中立系政党から支持・推薦を受けた候補のいない状態で始まった杉並区長選挙、与党及び、右翼系・中立系政党から支持・推薦を受けた候補がいないという点で、「どの候補者もうんこである」と言わざるを得ない
結果、杉並区長選挙(2022年)は、「うんこの中からマシなうんこを選ぶ選挙」となった。

「マシなうんこ」は「誰」なのか?

では、この三者の中で「マシなうんこ」は「誰」なのかを考えて行こう。
岸本さとこ候補は、今までに区長経験も無ければ区議会議員経験も無いという状態からいきなり立候補していながら、左翼系野党(立憲民主党、社会民主党、れいわ新撰組、等)複数から支持・推薦を受けているこの時点で背景に複数の左翼系野党の思惑が透けて見えてしまっているので論外だ。

となると、現職である田中良候補か、元杉並区議会議員の田中ゆうたろう候補のどちらかとなるが、田中ゆうたろう候補右翼系・中立系政党よりな政策を打ち立てているとは言え、応援演説にかけつけている人物などに一抹の不安が漂う

そうなると、「マシなうんこ」は現職である田中良候補になる。
とは言え、田中良候補は他の2名の候補に比べて高齢という点で若者からの支持は、僅かながら田中ゆうたろう候補に向いている所が有る。

誰が当選するのか予想ができない

こうした状況を整理してみると、誰が当選するのかが予想できない状態であるといえる。
SNS(Twitter)で見ている分には「Twitterの使い方が(左翼系野党の入れ知恵なのかも知れないが)上手いのは岸本さとこ候補」だが、最近の選挙ではSNSでの評判と実際の選挙区での評判は違うという事は頻繁に起きている
特に、左翼系野党が支持・推薦している候補はSNSでは盛り上がるが実際の得票数で見ると最下位という事が多々ある。

この点を踏まえて考えると、当note主の予想としては得票数は上位から
1位 田中良候補
2位 田中ゆうたろう候補
3位 岸本さとこ候補
となると予想
したい所だが、そうなると「61歳の現職の4期目の当選」という、杉並区に住む若者にとっては絶望的な結果となる。
この点で、田中ゆうたろう候補に特に頑張ってもらいたいものだと思うが、田中ゆうたろう候補にも、田中ゆうたろう候補で、区議会議員時代に問題が有ったという情報も流れていて、正に「うんこの中からマシなうんこを選ぶ選挙」と言わざるを得ない状態となっている。

【参考】

区長を積極的に支持できないという点には同感、田中ゆうたろう候補が区長になれば杉並区は良くなるのではないかと思いたいが、田中ゆうたろう候補は経験不足という点では、僅かながら田中良候補の方が良いと言わざるを得ない

杉並区長選挙(2022年)を過去2回と比較しておくと、
①自民党区議の過半が現区長の応援を止めた、
②かつて現区長を応援していた立憲民主党や生活者ネットが対立候補を推薦、
③一方で、立憲民主党推薦の区長候補でなく、現区長を応援中の新旧立憲民主党区議が複数出ています。
投票日は6月19日です。

堀部やすしのツイートより

要するに、
①落選中の自民党石原伸晃さんは区長(元民主党都議)に借りがあるけれど、過半の区議はもう嫌になっている、
②吉田はるみさんは自分と反りが合わない現区長を落選させたがっているけれど、立民系区議は必ずしもそうとは限らない。 国政上の都合と現場の都合は違うわけですね。

堀部やすしのツイートより

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