【オリジナル】葬送のダンジョン飯(3月例会レポート)
2024年3月10日に開催された、「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」3月例会で、「ダンジョンで食料が尽きたときモンスターを食べることになるTRPG(オリジナルシステム)」にプレイヤー参加してきました。
■成立卓
・ソード・ワールド完全版(1st)
・アリアンロッドRPG2E
・シャドウラン5th
・ダンジョンで食料が尽きたときモンスターを食べることになるTRPG(オリジナルシステム)
■参加人数
・総数 18名
・内新規参加者 1名
■ちょっとだけ宣伝その1
私・Aketaは、YouTubeにチャンネルを作っています。
TRPG初心者向け動画、ゲームマスター向け動画などを配信しています。
「期待値なんてない!-TRPGについて語るチャンネル-」
■ちょっとだけ宣伝その2
Aketaが所属する「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」は、大阪で活動するTRPGサークルです。
月一回、TRPGのフリープレイ例会を開催しています。
新規参加者は常に募集中。TRPG初心者も大歓迎です。
参加方法については下記のページをご覧ください。
■肉にしようと思ったら肉になっていた
今回はGM新大阪さんによる自作シナリオ「カースドラゴンの呪いを解くためにダンジョンへ潜ります(仮称)」をプレイしました。参加キャラクターは下記のとおり。
▼カリン
人間の戦士で、小柄な女の子。20歳はこえているが背が伸びないのが悩みの種、
▼フェイ
自称人間の狩人。〈調理〉技能持ちで、ダンジョンで暮らしている。何やら後ろ暗い過去があるらしく、外に出られないとの噂。辮髪(べんぱつ)で「~アルよ」口調。
▼ポン=ポンペイン
人間の25歳男。神官。繊細な味覚とデリケートな腹を持つ。
▼ダルク=ライナ=スライファー
人間の男で3級魔法使い。立身出世を夢見て故郷を飛びだし、ダンジョンで腕試しをして名をあげようとしている。
◆ ◆ ◆
今回のシナリオはGMによる自作シナリオで、アニメ「ダンジョン飯」をもとに作られました。
といっても、竜に喰われてしまった仲間を助けるのではなく、「カースドラゴンによって、『ダンジョンに入ると即死する呪い』を受けてしまったので、それを解呪するためにカースドラゴンを倒しに行く」というシナリオでした。
戦闘や探索自体はあっさりしているのですが、どんどん減っていく活力(スタミナのようなもの)の管理や、それを回復させるためにモンスターを〈調理〉して食べたりすることがゲームの主な行動となっています。GMも言っていましたが、ややボードゲーム的です。
活力は15ポイントありますが、5を切るとダイス目にペナルティを受けます。そのため、「普通のゲームなら無用な戦闘はさけるところを、PCたちは食べられるモンスターを積極的に探して倒さないといけない」という事態が発生しました。
これが面白くて、見つけたのが弱くておいしい魔物ならいいのですが、ミノタウロスのような結構強いモンスターとぶち当たるととんでもないことになります。死んでも生き返ることができる設定ですが、蘇生にも活力を使うので、じり貧になっていきます。
◆
初戦闘で魔法を使うダルク。
ダルク「みんな、はなれてろ! くらえ、ゾルトラーク(一般攻撃魔法)!」
カリン「ゾルトラーク!?」
なお、ダルクが使った魔法は、ゾルトラークと帰還魔法、あと「バルサン(対宝虫魔法)」だけでした。広範囲攻撃魔法「キラ・ヤマト」や、近接装甲貫通魔法「アスラン」なども考えていましたが、使うことはありませんでした。
◆
かなり深いところまでおりてきた一行。しかし活力が心もとなく、このままではカースドラゴンを倒す前にこっちが倒れてしまうと判断しました。
活力に不安が残るカリンと、調理担当のフェイを残し、神官ポンと魔法使いダルクが、活力回復のために食えるモンスターを探しに行きました。
GM「ダイス振ってもらえますか。……ミノタウロスがいますね」
ダルク「今夜は牛肉」
ポン「いただきます」
しかし、二人のダイス目が振るわず、肉にするはずが、肉にされてしまうのでした(婉曲表現)。
神官も魔法使いもいなくなったので蘇生はできず、地上に戻るだけの時間もありません。一行はどうすればいいか考えます。
フェイ「どないしよう」
ダルク「前の階層にいたオークに助けてもらうのは?」
一同「それだ!」
優しいオークたちに、虎の子の保存食をわたし、代わりに神官ポンを生き返らせてもらいました。その後、ダルクがポンの奇跡によって蘇りました。
このあと、カースドラゴン戦がありましたが、戦士カリンが加われば敵ではありませんでした。ひやりとした瞬間はあったものの、ほぼ余裕で撃破。
まさに、「ダンジョン探索最大の敵は空腹」でした。ライオスが言っていたことは本当だった。
◆ ◆ ◆
オリジナルシステムということでしたが、戦闘があっさりしているぶん、活力の管理や調理の工夫、ダンジョンの簡略化など、「何を表現したいか」がしっかりとわかるシステムでした。
「このシステムは好きなように使っていいですよ」とのことだったので、ちょっと手を加えて、私もダンジョンを探索するシナリオをやりたいなあ。
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