うたとあのね

こんにちは😊猫にまつわる日々の事柄を書き留めます。時々小さなお話も書いたりします。最近…

うたとあのね

こんにちは😊猫にまつわる日々の事柄を書き留めます。時々小さなお話も書いたりします。最近は猫を通して出会ったご近所さん達や家族とともにゆるゆる暮らしています。どうぞよろしくお願いします☺️

マガジン

  • 小さなお話、それから詩など

    小さな物語(おはなし)と詩(のようなもの)を時々書いたりもします。。。

  • ゆいむすび

    ただただ自分の飼い猫について、すきだーっ😆❣️かわいい〜っ😍💕という日々の感想などを書いて自分が愉しむ、というものです……、多分😸

  • セシボンといわせて 〜その後と、その前も〜

    野良猫セシボンと、庭にまつわる猫たちの話を綴ります。

  • セシボンといわせて(一日ごとに)

    黒猫、雄猫、成猫、セツ。 今日からはセシボンと呼ばせて。 猫初心者が野良猫を保護?した19日間の出来事です。

  • セシボンといわせて

    「セシボンといわせて」を一つの記事としてまとめました。😊

最近の記事

私がねこを選んでも

私がねこを選んでも 猫は私を選ばない 大事なあの子もそうだった 私があの子を選んでも あの子は私を選ばない 選ばれたのはあの人で 選ばれるのはあの人だ 羨む限り選ばれまい 頭じゃわかっているけれど いやいややっぱりわかれない わかりたくない わかれない 猫も私を選ばない *2023.7.22pixiv初出* ☆☆☆見出し画像はみんなのフォトギャラリーより、あまみっく様の作品『冷たい雨』を拝借しております。ありがとうございます☺️☺️☺️☆☆☆☆☆

    • 寝顔は見ないで 〜冬のおはなし〜

      当初、右肩辺りで丸くなっていたゆいを、寒いので何とか布団の中にいれてやりたいと、布団の肩口を開けるのに、猫はなかなか入っては来てくれなかった。 それでも北側の寝間は、11月ともなればガンガンに冷たくなる。 ある日ついに好奇心に負けたのか、布団の中にもぐってみてからは、毛布にくるまるみたいにぬくぬくしてくれるようになった。 冬の間、ゆいは右脇の下に来て寝る。 甘えてゴロゴロ震わせながら、私の脇下側から顔の方へと上体を投げ出すように両腕を伸ばして乗せてくる。 顎だけ乗せる風な

      • 今の私の幸せな時間

        側にいる猫がかまってくれる時 家族と過ごす時間 夫婦で話す時間 母とたわいもない会話をしながらおやつを食べている時 友人と交わしあえる時間 好きなドラマや漫画なんかに浸れる時 趣味に没頭できる時 ねこが眠っているのをひたすら愛でている今このとき ☆☆☆見出し画像はみんなのフォトギャラリーより、fuwa fuwaft様の作品『もうすぐ梅雨の季節』を拝借しております。ありがとうございます☺️☺️☺️☆☆☆☆☆

        • 寝子(ねこ)

          こないだまでの ゆいの目々 黒くて薄く緑が丸く 更に外輪(そとわ)がうすくて黄いない このごろの ゆいの目々 真ん中の黒を 薄いみどりがとりまいて 外側 もっと薄くて黄緑 ゆいの目々 拗ねる 甘える ねだるし おこる 閉じそう おねむ 閉じたら ねんね ねんねのゆいは 寝子(ねるこ)でねこだ ☆☆☆見出し画像はみんなのフォトギャラリーよりピッピ様の作品『ねこ』を拝借しております。ありがとうございます☺️😊☺️☆☆☆☆☆

        私がねこを選んでも

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        • 小さなお話、それから詩など
          8本
        • ゆいむすび
          3本
        • セシボンといわせて 〜その後と、その前も〜
          1本
        • セシボンといわせて(一日ごとに)
          24本
        • セシボンといわせて
          1本

        記事

          さよなら、“愛”ちゃん 〜一年後、秋・10月〜

           セシボンが食事をしながら何度も後ろを振り返る。こんな光景を前にも見たことがある。セシボンの姉妹猫シンがいなくなった時だ。  今、帰って来ないのは〝あい〟だ。    セシボン同様黒い猫である。  黒いは黒いが、真っ黒なセシボンの隣に並んでいるのをじっくり見ると、愛はなんとなく背にわずかに茶が混じっているのがわかる。  少し横に平たい顔つきのセシボンに比べて、逆三角形の輪郭をしている愛の目は三白眼気味で、セシボンの満月のお月様のようにまん丸で大きくてクレヨンで塗り込めたよ

          さよなら、“愛”ちゃん 〜一年後、秋・10月〜

          端午の節句売り場にて 祖父「かぶとを買うか」 孫「ぼくはかぶとよりクワガタのがいい」 よくあるやり取りなのかもしれませんが、目の前でこの会話が交わされた時は新聞の4コマ漫画を見ているようでなんだかちょっと驚きました。 ずっと前の出来事ですが、今頃思い出して和んだので……☺️

          端午の節句売り場にて 祖父「かぶとを買うか」 孫「ぼくはかぶとよりクワガタのがいい」 よくあるやり取りなのかもしれませんが、目の前でこの会話が交わされた時は新聞の4コマ漫画を見ているようでなんだかちょっと驚きました。 ずっと前の出来事ですが、今頃思い出して和んだので……☺️

          朝告鳥

          あの頃の神社の縁日にはお面やら綿菓子などの定番物の出店に混じって、生きているひよこを売っている屋台があった。 朧気な記憶に残るのは父の肩辺りに抱っこされた幼い自分の目線で、見下ろした狭い台の上には段ボールのような箱が二つ、三つ、あったのだったか。 店のおじさんがフタを開けてみせる。父の腕から乗り出して覗き込むと、薄く黄色い団子みたいに小さくて丸っこい頭がひしめきあっていて、どれもこれもがぴよぴよぴよぴよと鳴いていた。何十羽にも思えたが、狭い屋台の狭い箱の中に小さいヒナが押

          セシボンといわせて(十九日目/今日こそセシボンな日)

          〈十九日目/今日こそセシボンな日〉 《喜べ 今日はセシボンな日 まさしく 今日こそセシボンな日 まさしく その名の輝く日 まさに 今日こそセシボンな日》 午前5時前  トイレの位置のみ直す。鳴いているのでしばらく側にいる。 午前9時30分 ケージの掃除を始める。トイレを片付け、ケージに引き入れられて、 濡れてぐしゃぐしゃになった雑巾を除く。水をやり、カリカリとパウチのエサをやる。 午前11時 私はレンチンのパスタで昼食の準備。母はドアを開放して

          セシボンといわせて(十九日目/今日こそセシボンな日)

          セシボンといわせて(十八日目)

          〈十八日目〉  午前4時過ぎ、母に起こされる。  トイレを出してケージを掃除しかけている。ジョイントマットは裏までびしょ濡れとのこと。水もひっくり返っているが、量的に水ではなくオシッコで濡れている、というのが母の弁。だから、玄関の外へ出してホースの水で流してきれいにしよう、と言う。  猫は床に降りていたが、水を流すと慌てて一段目の棚板まで上がる。  水で自分たちも濡れるのは仕方がない。まだ夏なのでマシだ。床に溜まった水を流し出す時は二人でケージを支えつつ協力して行った。床拭

          セシボンといわせて(十八日目)

          セシボンといわせて(セツ)

          〈セツ〉  母が、最近見かける母猫が可哀相だ、と言ってエサを置き始めたのは確か夏も真っ盛りのころではなかったか。あまりの暑さで、子猫を抱えてエサを探すのは大変だとか、理由をつけていた覚えがある。  その母猫が連れている三匹の子猫はいつの間にか二匹になっていた。いなくなった子猫の色は白地にぶちだったか。後になって隣家の庭に子猫の頭が落ちていた、という話を聞き、恐らくカラスに食べられたのだと分かった。  いつしか母猫がいなくなって、二匹の黒い子猫だけが庭で遊んでいる。幾日ぶ

          セシボンといわせて(セツ)

          セシボンといわせて (ミサ/名字を持つ野良猫)

          〈ミサ/名字を持つ野良猫〉  家猫ではない野良猫は大概便宜的につけられた名前で呼ばれるのが多いんじゃなかろうか。まして名字など無いのが殆どだろう。  彼女は『自分固有の名字』がある珍しい野良猫のうちの一匹(ひとり)だ。 ――――実の所、こちらの無知から名字もついてしまっただけなのだが。  黒毛の子猫が二匹、いつものように庭で遊んでいるところに、その猫は突然現れた。  濃い茶色と黒の混ざり具合が混沌としている体の色にも迫力があるが、何より顔が怖かった。その毛色は顔面でさ

          セシボンといわせて (ミサ/名字を持つ野良猫)

          セシボンといわせて(十七日目)

          〈十七日目〉 「あんた夕べ降りて来なかったのっ!?」  母の声に飛び起きる。猫がガーガー、鳴いている。まだ6時にもならない。  うおっっ......!!  玄関の光景にたじろぐ。トイレがひっくり返りケージは砂の海だ。水入れ代わりの陶器の灰皿には砂が入って水を吸収しきって灰皿の形にガッチリ固まっている。こんな状態は初めて見た。  へえぇぇ、なるほどねぇ。こんな風になるんだ。固まってる様が妙に面白くて、笑いたくなるのを抑えている。今までこの状態にならなかったのが不思議なく

          セシボンといわせて(十七日目)

          セシボンといわせて(十四、十五、十六日目)

          〈十四日目〉  今日は先だってセシボンの名前の意味を尋ねてくれた知人が尋ねてくる日だ。  早朝から、猫をケージごと軒下へ。緩やかとは言え斜めに下っている為、母が工夫して古いまな板や板切れをかませてなるべく平らに近づける。その甲斐あって、午後になってもカタカタ揺れるケージの音がしない。前回は猫も緊張していたのだろう。震えているのは緊張しているのだと、保護猫の世話をしているタレントさんが話すのを見たばかりだ。  ただ、ジョイントマットは咬みちぎられていたし、トイレの位置も変わ

          セシボンといわせて(十四、十五、十六日目)

          セシボンといわせて(十三日目/爪)

          〈十三日目/爪〉  ジョイントマットが更にボロボロになっている。床の向かって右側のうちの四分の一弱、 失われていて、欠片の屑だらけになっている。  午前中のうちに母と買い物へ出る。ついでに、先日来、段ボール製の爪研ぎが水でふやけて駄目になってしまったので、麻の爪研ぎというのも購入してみた。  買い物がてら、新しくできたばかりの動物病院へ立ち寄る。  セシボンの相談ついでに、母が猫の爪を抜いてもらえるのか尋ねている。余所の病院で断られた、と言っていたのに。いや断られたから尋

          セシボンといわせて(十三日目/爪)

          セシボンといわせて(十二日目)

          〈十二日目〉  朝、猫の世話をしてから外出、帰宅は夕方になった。  日中はあまり動いた様子はなかったが、夜にはケージの床に敷いたジョイントマットが 咬まれてズタズタに引きちぎられていた。  夜、母が革の厚手の手袋をはめて撫でようとする。止めて欲しい。  検索下手の私がようやく辿り着いた、某動物愛護センターのホームページに成猫の保護猫の接し方が分かりやすく書かれていた。いくらなんでもこんなに早く、ロクな信頼関係も無いうちに無理に撫でたら、今後全然触れなくなってしまうかもしれない

          セシボンといわせて(十二日目)

          セシボンといわせて(十一日目)

          〈十一日目/猫パンチ、ガチ〉  トイレの位置がずれたのを訴えているのか、車庫へ行くと朝から鳴いている。  程なくしてケージとトイレとの隙間に入ってしまう。この隙間は私たちがしつらえたものではない。トイレを自分でずらしてしまっているので、ケージの前面の左側に隙間が出来て、そこへ入り込んでいる。昨夜から陶器の古い灰皿を水入れに利用しているが、それも移動させていて、隙間の中で香箱化しているセシボン自身の出口を塞ぐような場所にあり、彼の足も濡れている。  皿に入れた缶詰は、半分は食

          セシボンといわせて(十一日目)