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1歳後半に初めて現れる発達の特徴とは?(1,2/3段階目)前半

こんにちは☺


いつも子どものせかいブログをお読みいただき、ありがとうございます!!


今回は発達の段階について、特徴的なものを取り上げて、出来るだけわかりやすくお話したいと思います☺


保育や子育てでは、

個々の子どもが今どの段階にあるのかを理解することがとても重要です。


そのため、幼児の特徴的な発達の過程を段階別に見ていきたいと思います☺


発達の第1段階

思考や自我の発達の特徴が最初に特に現れるのが、1歳後半ごろです。


この第一段階を1次元可逆操作の時期といいます。


以前から思っていたのですが、難しい表現で正直もう少し何とかならないかなって思いますが😓、

辞書では、


※1次元(いちじげん)とは、空間の次元が1であること。次元が1である空間を1次元空間と呼ぶ。

※可逆とは、、逆に戻りうること。もとの状態に戻りうること。


余計にわからなくなったかもしれません😨

つまり、1次元の間を行ったり来たりする(線で結ばれた点と点の間を行ったり来たりするような)ということです。


それを発達的に言いますと、思考の間を行きつ戻りつするということになります☺


自我というような思考の芽生えが起きているということです。


1歳後半の子どもは、あらゆる事物を~だ!と規定し、別の何かではない!~だ!と考え、また戻ってやり直しが効くようになるので、上手くいかない場合は次は違う方法でやってみる!という行動が出来るようになります。


子どもは同じように遊んでいるようで、実はよく見ると進化させていて違うということがよくありますよね!


それはあらゆる遊びや行動の中で、


切り替えたり、方向転換したりして、区別もしている


ということです。


この切り替えや方向転換が上手くいかない、変えられないと発達の面で難しさや課題があるのでは?!ということになります。


〈発達凸凹と定型発達の違いとは?!〉


(また、時間も過去と未来の1次元の概念になります。)


そして、どんどん遊び(自分の世界、思考、自我)を広げています!


そのような段階では、他者からの介入により、意思を妨げられると不快で怒ったりします😓


怪我や命は最優先して守り、それ以外のことは多めに見ましょう笑


出来るだけ自分の世界を広げられるように、お気に入りのおもちゃやぬいぐるみ、ハンカチなどのお守りは認めてあげた方がいいです!


お守りを持つことで、安心して遊びを広げることが可能になります。


発達の第2段階

2歳になりますと、思考や自我が2次元の時期に入ります☺


点と点が繋がり線になったものが集まって、面になるイメージです。


今はよく漫画やアニメのことを2次元と呼ぶことが多いですね☺


私も2次元物が大好きですが☺、それはおいておきまして、


思考や自我が平面の上をあちこちに動き回れるようになっていきます!

2次元の始まり

様々な経験を積むなかで、2次元的な思考が始まりますと、

様々な対比や対の関係性がわかってきます。


例えば、

形、色、温度、味などなどです。


形って、〇とか□とかあるんだね!とか色って白とか赤とか青とかあるんだね!

あるいは熱いな!別の機会ではこれは冷たいな!とか。


そして、”今”と”次”がわかるようになっていきます。


例えば、

手を洗ってからおやつだね!とか、次はお外で遊ぼう!などです。


そして、対話や対比を意味する言葉を使うようになっていきます。


例えば、

『もうひとつ』『もう一回』『あっち』『ここ』『またこんど』

などです。

それに伴い、周囲がわかる言葉を使うことが増えていきます☺


2次元形成期

〈2歳後半〉

2歳の後半になりますと、より2次元の理解が定着していきます。


対の関係でも、良いと悪い、行くと止まるなど反対の意味が分かっていきます。


また、区別が進むことで名前、性別、クラスや自分と自分以外(先生、友達)の名前がわかってきます。


より意思や自我が明確になっていき、反抗します。


『嫌!』が増えますし、『もっと!(したい!欲しい!など)』『なんで?』が増えます。


大人に理由を聞いてその答えを聞き、納得します☺


時に大人は面倒に感じますが、答えを聞くことで納得したり落ち着くことがありますので、可能な限り答えたいです😓

質問と答えも対の関係ですしね!


2人組でのごっこ遊びが出来たり、自分でやろう!頑張ろう!という気持ちが出てきます。


こういう姿がある時に励ましや慰め、褒めるなどで様々な体験を積んでおきたいですね!


〈3歳前半〉

3歳前半になりますと、他者の存在を意識しますが、抵抗がある姿もあり、全て受け入れるまでは至らず、葛藤があります。


他者と自分をより区別をし、自分のことを僕、私、など一人称で呼び始めます。

性差が出てきて、男児と女児の好みが分かれてきます。


ブロックや積み木などで構成遊びをしたり、イメージ力を使いごっこ遊びなどをするようになります。


出来るようになることが増え、手伝おうとしたり自分でやりたがります。半面、手伝われることに抵抗があったりします😓


2次元可逆操作の獲得期

〈3歳後半~4歳前半〉

3歳の後半になるとやってみたい!という経験の積み重ねから、身辺の自立が進み、ヒーローやプリンセスなど~になった”つもり遊び”が増えます。


なので、

そんな変身願望を満たせる、毛布や衣装の素材を用意して遊びたいですね☺


また、同時進行をする”ながら行動”が出てきます。


そして失敗しても出来るはず!と繰り返しやろうとする姿が出てきますし、自分なりに考えた意図的な行動も増えます。


友達や年上の子どもを真似る姿がよくみられるようになります。また、年下の子どもの面倒をみようとする姿も出てきます。性差による嗜好の違いから、同性との遊びが増えます。


語彙がとても増えますが、ウン〇やおしっ〇などの下ネタを言いたがることがあります😓

下ネタもそうですが、共通の興味から、より友達を意識していきます。


時間の経過を感じるようになり、過去や未来を意識出来るようになります。


過去や未来を意識出来るようになると、一定の見通しが持てることになりますので、イライラしたり不安や緊張が軽減するということに繋がります。


大事なところに絞って、幼児期の1次元と2次元の可逆性の獲得について書いてみました。


また機会やご希望がありましたら、4歳後半や6歳前後の3次元についても書いてみようと思います☺


昔、療育を勉強し始めたころから頭に入っているはず!でしたが、改めて見直すと忘れているなと思いました😓



興味を持っていただいた方には、より詳しくこちらのYouTubeアカウントで動画にて説明されています。


最後まで、1歳後半から現れる発達の特徴とは?(3段階中2段階)前編、をお読みいただきありがとうございました。

ご意見ご感想などございましたら、コメントから頂けますと嬉しいです!


〈参考:団体行動がとれるのはいつ頃?!5歳の社会性の発達とは?!〉


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