26歳♂

夢と近くのラブホの実況をしています。

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最近の記事

夢日記_23/05/27

車を走らせる。 いまは亡き祖母を乗せて。 祖母は、生前の元気さを取り戻し、肌艶も良く、目力もしっかりとした、若々しい姿で私に微笑んでいる。 夢というのは不思議で、 “祖母はもうこの世にいない” ということを私に悟られない様に、ゆっくりとシーンが移りゆく。 祖母を家まで送り届け、荷物を運ぶ。 「またくるね」 「家に着いたら電話するんだよ」 お決まりの別れ文句を交わし、車を走らせる。 大きく手を振る祖母が、サイドミラーに反射し、次第に小さくなっていく。 私は心の中で、夢

    • 夢日記_22/04/04

      そこには、以前お付き合いしてる人がいた。 まだ付き合っているかのような自然さと温もりがあり「あぁこれは夢だ」と意識させる自分を、必死に抑えた。 大きな瞳に、艶やかな長い髪、淡麗で艶やかな容姿は、再開に困惑するわたしを嘲笑うかのように美しかった。 久々に会えた彼女と、わたしは別れを検討していた。なんとなくわかる。夢ではよくある事だ。 お互いが「さぁ、言うか」と腹を括った直後、二人が好きだった和菓子屋さんを見つけ、迷う事なく無言で店に入る。 店の敷居をまたいた直後、脳髄を打た

      • 愛館日記_22/1/3 AM2:39

        酒を浴びた。 呑むというより、浴びた。 「まぁこんな日もあるよな」 と平凡な言い訳で俺は罪悪感をかき消し、いつものようにベランダで酔いを覚ます。 普段は夜行性なこの街も、猫の足音すら聞き取れるほど怖いくらい静かな夜。一台のバイクが眼下を通り過ぎ、ラブホの前で停止した。 「朝刊配達、もうこんな時間か」 俺がどれほど酒を浴びたのか、改めて実感し、萎える。 男がラブホに入ってそこまで時間は経っていないだろう。出てきた彼の手には、入るときには持っていなかった缶コーヒーがあった。

        • 夢日記_奇妙な夢話

          (ご挨拶)ラブホストーリーを楽しみにしている読者の皆様には、本当に申し訳ない。 ただ、これだけは残したい。残さなくてはならない。成仏しないといけない。そんな義務感に駆られてしまった。 私が本当に見た夢の話を、ここに全て記す。 2021年12月7日午前3:48 誰かが死んだ。 見覚えのない“家族”と思しき約15名ほどの老若男女と旅館にいる。なぜか隣には仲のいい先輩もいた。 旅館の計らいで、死んだ人間の生前を描いた数分間の映像が旅館の中に投影された。 それは、痛いほど綺麗で怖

        夢日記_23/05/27

          愛館日記_21/11/27 AM6:00

          軽自動車に、全く体格の似つかない大男がハンドルを握って停車している。運転席の窓淵に手をついた、これまた派手に着込んだ女と話している。 「202号室 シングル フリー」 何やら暗号めいたフレーズを大男が言うと、女は間の抜けた声で返事をし、ヒールの音を閑散とした夜明けの街に響かせながらホテルへ入って行った。 車が出発する。 何分後にまた帰ってくるのか。 もう帰ってこないのか。 202号室では、金で女を買収した男が「よく来たね」と言いながらまずは缶ビールを手渡すのだろう。 女

          愛館日記_21/11/27 AM6:00

          愛館日記_21/11/26 AM1:00

          傍から見ても仲睦まじい男女がホテルの前を一回通り過ぎる。マスクの上からでもわかる両者のニヤニヤ。手をもじもじ。肩がぶつかる。 「いいから入りなよ」俺は思う 内なる気持ちを察知したかのように。男は”漢らしさ”はこういう時にこそ見せなくてはならない。とどこかで教わったものを唐突に思い出したかの如く、グッと女の手を引っ張り、来た道を戻りホテルに”連れ込んだ”。 年に一度の、それでいて期間限定のクリスマス装飾なんて目も留めない。小走りで走っていく男女の様はスローモーションで、脳

          愛館日記_21/11/26 AM1:00