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#お金について考える

#お金について考える

「せっかくなんだし」
この言葉を免罪符のように、目につく欲しい物を買うし、子どもたち(私といとこ)にも買い与えるのが母方の家系だった。

バブル期の預貯金への金利が高いことに浮かれて
金銭感覚が麻痺していたのかと思う。

欲しいと言えばガマンすることなく
何だかんだと理由をつけて
最後は決め台詞「せっかく」をつけて買ってもらえる。

気持ちを寄せず、ほったらかし育児の後ろめたさをお金で解決していたのかもしれない。

バブルが弾けると、浪費グセは直らないままの母親は家計のやりくりが出来ず、経済的に常に厳しくなり夫婦ケンカがますます酷くなっていった。


それを反面教師と見ていたのか…
お金の大切さを無意識のうちに感じていたのか…

お金はいつまでもあるものではないと暮らすことが身についていた。

あの人たちのおかげで子どもの頃は
モノに恵まれたことは感謝しているけれど
結果的にはミニマリストに近い暮らしをしているのだから皮肉なものである。

与えれば良いものではないと言うことだ。


50歳を超えた今、改めて
お金について考えてみると…

【コト消費】にはケチらないようになった。

ライブ、観劇などの体験やおいしい食べ物への欲求を惜しみなく満たすためにやりくりをする。

fireした人のSNSに感化され
蓄財、節約こそが一番!と思っていたときもあるけど、少し先を生きる人たちが口を揃えて言うのは

「今のうちに遊んでおいた方がいい」

お金があっても健康に動くカラダと内臓がないと
出かけることすら億劫になるのだから
足腰が動くうちは想い出を作りなさいと。

それを聞いて、先を見据えて予定を立てる(貯金)することも大切である一方、【今しかない】ことには全力で頑張りたいと思うようになった。

お金は『できる選択肢』のためのもの。
〜がしたい、〜に行きたい、〜が食べたい
その時にお金が無くて諦めることがないように
日々は慎ましく、でもコト消費へは惜しみなく。

これが私のお金に対する「今の」考え。
あと10年したら、変わるのかな。


読んでいただきありがとうございました。

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