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オトナ目線、子どもの世界

おはようございます。
ようやく朝からカラッとした空気
短い秋を楽しみたいです。

電車に乗ったら前に親子がいました。
両親と小学1年くらいの男の子

窓の方に向かって座りたいとゴネる子ども
もう大きいのだから前を向いて座ってと言う両親
やだー!と言ってた矢先、電車が急ブレーキ。

すると父親が
『ほら!お前か悪い子だから。
運転手さんが怒ったんだぞ』
からかうような口調で怒ってる様子はない。

母親も同調し
『どうする?電車止まっちゃったから
遊びに行けなくなったね』

今にも泣き出しそうな子ども。

親としてはぐずぐず言うのを防げる絶好のタイミングで別に子どもにイジワルするつもりではなく
オトナ同士なら『もう!冗談やめてよ』で済むこと…ですが…

小さな小さな子どもの世界
自分が電車を止めちゃった…
運転手さんが来て怒られるかもしれない…
泣いたりしたら、もっとパパたちは困るかも…

いろんな不安が頭の中でぐるぐるしてる様子

幸い、すぐに電車は動き出して何事もなかったかのようにスマホを見てる両親ですが、
子どもからはすっかり笑顔は消えてました。


オトナになれば経験から表情や言い方で
相手の気持ちを判断できるようになります。
冗談か本気か、本音か建前か。

でも両親が絶対的存在の子どもには
冗談なのか、ほんとなのか、
まだわからないのだと、ハッ!としました。

自分も子どもにこうして来たかもしれない…
ちょっとだけ懲らしめるつもりが
ずっと消えないキズにしたかもしれない…


子どもがそんな冗談めかしたことを聴き流せるようになるには…
日頃の“愛されてる”という自信を持てるかどうかなのかなと。

オトナは軽い気持ちで言った言葉でも
良いことも悪いことも
子どもの中では親の思うより、ずっと消えない記憶になることに気づいた出来事でした。

自分の子育てはもうやり直すことはできないけれど、その時その時は一生懸命だったこと。
そして、きっと自分もそうやって育てられた…と思うことで気持ちを消化できたら。

小さな子どもの世界が
どの子も愛と楽しみでいっぱいになって欲しいです。


今週もよろしくお願いします🍀

サポートをしていただけた際は、収益は『ファシリティドッグ』へ送ります。 病院で長い時間を過ごす子どもたちが少しでも笑顔になれるように。