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鳥は方向音痴をしない・編

カーナビGPSが作動しないと、車はどに向かうか

破壊的な方向音痴~と公言して憚らない「tetsu」さんの投稿が気になったので、その解決策というか処方方法をコメントしたのが2019/07/06 15:12だった。その後、いろいろな処方があったようで、それを試したかどうかは別として、人の親切心はありがたいなという一句に違いなかった。

それで、わたしのコメント、

それは三半規管の問題です。バランスのセンサーである前庭・三半規管と、聞こえのセンサーである蝸牛(かぎゅう)で構成されています。三半規管は「外側半規管」「前半規管」「後半規管」の3つの半規管の総称であり、内部はリンパ液で満たされています。
頭部の回転運動により半規管内のリンパ液に流れが生じますが、その流れが半規管の膨れている部分(膨大部)にあるクプラと呼ばれる神経を刺激し、脳に情報が送られることで頭部がどのように動いたかを感知しています。まったく精密機械そのもので、ネジを回して直すというわけにはいかない。いまスマホGPSが教えてくれるので、なんとかなるでしょう、???      2019/07/06 17:00ー

という内容だったが、私の溜飲は下がらなかった。どうも提示されたその症状と「三半規管」機能とが、かみ合っていないと感じたからだった。そのヒントとしてGPS機能を添えてあったので、むしろ「方向探知」機能の不全と思われたので、再度調べてみた。

その分野でもっとも先鋭的な機能を有しているのが「鳥」である。以前より鳥が集団で、ある方向に向かって飛んでいる光景をみて、それは地球磁場を感知してGPSが働いているらしいという報告はあった。そのメカニズムが証明された、というのが引用記事に書かれている。


しかし、だが、しかし、である。そのことを「tetsu」さんに、打ち明けるべきかどうか迷ったし、いまでも迷っている。

だれでも経験済みとおもうが、都市近郊のアウトレット駐車場の螺旋ループを回って、やっと着いたスペースに車を止めて、1時間程度買い物をして帰ると、あるべき自分の車がない「盗まれた」と思ったことは1.2度あると思う。それは強盗でなく脳のGPSが誤作動して、とんでもない位置に自分が立っているという自己認知識別が狂っている、ということに気がつかなかっただけのことである。

もっと別の話しでいえば、「ここはどこあたしは誰あれ」、の不思議の国のアリスを演じているだけで、また突然認知症が襲った、ということもある。すると今度は別の問題が生じて、まず、自分がだれであるかを、証明しなくてはならない。この場合、それはほとんど不可能であることがわかる。これが人口密度の高い都会だから、社会が手厚く保護してくれるが、ひとたび地方田舎の山村の奥地の、修験道のような場であったら遭難ということになり、最悪では行方不明者として扱われる。

結果的には自己認識がありいつでも自分を社会的に証明できる知識とその情報を持っているか、いないかということになる。その手掛かりとしてGPS機能がかかせないという「風が吹くと桶屋~」論法にいたる。


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