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人が絶対的なよりどころの「金」

金科玉条 (規則や法律)

【金科玉条】(きんか-ぎょくじょう)黄金や珠玉のように善美を尽くした法律や規則の意。転じて、人が絶対的なよりどころとして守るべき規則や法律のこと。現在では「金科玉条のごとく守る」などと用いて融通のきかないたとえとして用いられることもある。▽「金」「玉」は貴重なもの・大切なもののたとえ。法律やきまりなどの条文の意。解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典画像:ブルガリアに眠るトラキアの黄金 2006年12月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

格言としての「金科玉条」

1.金科玉条という格言は、その智慧と重要性から広く知られています。本記事では、金科玉条の意味や背景について詳しく解説します。金科玉条は、人々の行動指針や価値観を示すものであり、人生や仕事において大切な考え方と言えます。具体的には、金科玉条の起源や歴史、現代社会での応用例について取り上げます。また、金科玉条を実践することで得られるメリットや注意点についても紹介します。金科玉条を知り、自分自身の人生や仕事に活かすことで、より豊かな人生を送ることができるかもしれません。

金科玉条.2 例題 ※金科玉条は、アメリカで設立された会社で、主に鉄道車両や車両部品を製造しています。その歴史は古く、創業から100年以上を超えます。金科玉条の製品はその高品質と信頼性で知られており、多くの車両メーカーに採用されています。また、環境への取り組みも積極的で、持続可能な社会の実現に向けた努力を行っています。金科玉条は今後も技術開発や品質向上に注力し、世界中で求められる企業として発展していくことでしょう。

その意味をいつものChatGPTで、問うと1.2が解答としてでました。当然1が正解ですが、2例は、なにを勘違いしたのがアメリカ企業と解答しました。

そんな会社がアメリカラストベルトにあったか、はたまた西海岸ウエストコーストの、一攫千金新会社なのか、すれすれあって消すにけせない「男と女の横恋慕」みたいな糸を引くので、書き残ししてみました。

いやまったく概念打破にはもってこいのインスピレーションとは、このことで以後も大切にしたいとおもいます。

その金ですが、「インゴット」はともかくとして、誰だって欲しいし、出来れば多い方がいいです。私も~・

ですから昨日の記事、アダムニューマンとか、エリザベス・ホームズなどの一攫千金術は、たったひとつの動機「大金持ちになりたい!」 にほかならない。

が、それが最優先事項であるし、誰だってチャンスがあれば、そのベルトに便乗したいと思うでしょう(仮想アメリカンドリーム)だから。

でもそれが日本だったらすごく違う。勿論巨額詐欺の金額桁が比較にならないし、裏でこそこそ隠ぺい感、が拭えない。さっこんのYouTube動画配信女逮捕なんてその典型例です。

日本だって゛例題 ゛はないことはない。2014年1月末にSTAP細胞の論文をNature誌に発表し「リケジョの星」として一夜にして時代の寵児となった「
小保方晴子」のケースは、金銭ではなく、特許既得権奪取だったが、結局はアメリカにやられた感は拭えません。

その日本報道の仕方も一方的な責任転嫁論的で、これまですべてのニュースを見聞しても、擁護論はどこにもなく、ただ一人を血祭にあげ、さながら中世イタリアであった異端審問で裁かれた「哲学者ブルーノ」火炙り刑、に相当し、一切を封じ込めるというスタイルと近似するのです。
それを不思議な事例として、誰も問題にしないと云うのが、余計怪しいと思ってしまう(そうすると陰謀論だと横槍が入る)。やっぱり金が絡むと人は別人としての顔、醜態面が顔を出すのでしょう。

そうしたことを世界経済分野において分析し言及したのが「マイケル・サンデン」教授でした。

1990年代 “黄金の仮面” に隠されたもの

2023年07月03日記事

マイケル・サンデルが語る国境と移民に代わるアイデンティティ
「国境」と「移民」に代わるアイデンティティが必要

「左派が恐れる“愛国心”を右派はきわめて有効に政治利用してきた」マイケル・サンデル 4min2023.7.2 クーリエ・ジャポン

画像ギャラリー ハーバード大学の政治哲学者マイケル・サンデル。

クーリエジャポン


分断を克服するために、排外主義によらない新しいナショナル・アイデンティティを構築することを提唱する。

パンデミックや戦争によって社会不安が増し、世界中で政治思想の違いによる対立が深まっている。分断を乗り越えるために、私たちには何ができるのか。ハーバード大学の人気教授マイケル・サンデルがスペイン紙の問いに答えた。

30年ほど前、ハーバード大学教授のマイケル・サンデルは1990年代の“黄金の仮面”に隠されたものを暴いた。

冷戦終結後に訪れた繁栄と陶酔の仮面をはぐと、そこには不安があふれていた。サンデルの耳に届いたのは、エリート層が推進するグローバル化に反対する人たちの声だった。
彼らの意見を集めて1996年に出版されたサンデルの著書『民主政の不満 公共哲学を求めるアメリカ』(勁草書房)は、古典として読み継がれている。いまこの本を再読すると、すでに現在の状況を予感させる記述がいくつも見られる。
また、サンデルは2020年に出版した著書『実力も運のうち 能力主義は正義か?』(早川書房)のなかで、能力主義を解体し、生まれや環境の平等が欠如していることが真の能力主義の普及を妨害している、と指摘する。
能力主義が生んだ格差によって大きな被害を受けた労働者階級が、怒りを覚えるのは当然だ。サンデルは『民主政の不満』に政治に対する怒りが爆発している現状を盛り込み、『民主制の不満 危機的な時代のための新版』(未邦訳)をこのほど上梓した。

現在の苦境を脱するため、サンデルは混迷する左派に2つの「不快なメッセージ」を送る。1つ目は、民主的な統制をしやすいように経済システムを再構築すること。2つ目は、愛国主義を受け入れることだ。
彼の言う愛国主義は、ポピュリスト右派が「壁」と「恐怖」で作り上げてきたものとは違う。サンデルは、国民皆保険や公平な税制といった概念に共同体的な感情を付与した「新しい愛国主義」を提唱する。

国境と移民は「手段」

──民主政治に対する不満の声が30年前に比べて、うるさいほどに大きくなっているとあなたは指摘しています。いったい何が起きているのでしょうか? 

1990年代、政治家や経済学者は米国の民主資本主義が勝利したと考え、残された政治課題を高度な専門的知識を持つエリート層のテクノクラート(技術官僚)に委ねました。これにより、賃金の安い途上国へのアウトソーシングや、金融の規制緩和といった新自由主義型グローバリズムが拡大します。

しかしながら、彼らはこうした施策が労働者階級に与える深刻な影響や、所得の格差が拡大するリスクを見落としていたのです。

──トランプ支持者など、右派ポピュリストに投票した人の多くは外国人嫌悪の支持者であり、彼らがそうした感情を抱くようになったのは、新自由主義的な政府に対する不満が40年間たまった結果だと、あなたは指摘しています。トランプとバイデンの戦いが再び始まりそうないま、彼らはどんな不満を抱えているのでしょうか? 

彼らの不満は、トランプがホワイトハウスを去ったときと基本的に変わっていません。だから共和党支持者の多くが、「2020年の大統領選挙は盗まれた」という嘘を受け入れているのです。労働者階級にとって左派の主張は、高学歴のエリート層の価値観と利益におもねるだけのものです。左派は、ポピュリズムに代わる解決策を見つけられていません。歴史的に見れば、右派ポピュリズムの台頭は進歩的な政治が失敗した証拠です。

リーマン危機を予見した経済学者が懸念「世界はゆっくりと大災禍に向かっている」

──右派ポピュリストが労働者階級との結びつきを強めているのはなぜでしょう? 

その理由のひとつに、政治は富の再分配だけでなく、愛国心にも結びついていることがあげられます。国民は、民族としての強いアイデンティティと共同体意識をほっしています。

ところが左派政治家は、右派ポピュリスト政治家が提示する狭量で頑迷な排外主義的ハイパーナショナリズムとは異なる、独自の肯定的な愛国心を提示できていません。

私は『民主政の不満』の初版で、家族や隣人のみならず、国家の次元でも共同体としての道徳的な基盤が崩壊しつつあると書きました。市場主導型のグローバル化は、共同体としての国家の意義を無視しているし、進歩派もこれに対処する方法を見つけられずにいます。

トランプら右派にとって、国境と移民は国家的なアイデンティティを求める人たちに訴求する「手段」なのです。左派は移民問題に言及するとき、国家、共同体、国民として、私たちをひとつに結びつける新しい理念を提示する必要があります。

──左派は、愛国心について語るのを恐れているのでしょうか?

その通りです。彼らは、愛国心という言葉にアレルギーのような反応を示します。愛国主義はいまや右派の専売特許と見られています。右派はこの言葉を、きわめて効果的に利用しているのです。

後編では、気候危機の懐疑論者への対応方法や、ロシアによるウクライナ侵攻から得た教訓などについて論じる。

マイケル・サンデル
「災禍で多くを失うだけでなく、多くを得たと言えるための議論をすべきだ」

気候危機は「政治と信頼の問題」

経済的なつながりでは平和は生まれない

マイケル・サンデル「ロシアとウクライナの戦争はグローバル化の無意味さを証明した」

──3年前に本紙がインタビューをした際、あなたは新型コロナのパンデミックによって、それまで隠れていたさまざまな不平等があぶり出されることを望んでいました。
能力主義のもとで軽視されていた労働者階級に、私たちが大きく依存していることがコロナ禍で明らかになりました。私たちはこうした人たちを「エッセンシャルワーカー(必要不可欠な労働者)」と呼ぶようになりましたが、彼らの仕事の尊厳に変化はあったのでしょうか? 

仏紙の疑問「日本では“機会の平等”が失われたのに、どうして階級や格差があまり認識されないのか」

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マイケル・サンデルが語る「愛国心」
私たちはエッセンシャルワーカーの貢献を理解し、その働きに対して公正な対価を支払うべきです。しかし、時間が経つにつれて人々の関心が薄れていることを私は危惧しています。

──パンデミックのとき、各国のガバナンスの有効性が問われました。これもすでに忘れられてしまったのでしょうか? 

それは忘れられてはいないでしょう。かつて多くの国が緊縮財政を採用しましたが、それが正しい選択ではないことに私たちは気づきました。各国政府は、コロナ禍で2008年の金融危機のときには考えられなかったような大規模な財政支出をしました。

グローバル化が隆盛の時代には、市場への盲目的な信頼に取って代わるものは存在しないと考えられていたし、民主的な議論の場で取り上げられることもありませんでした。

ところが、政治によって金融危機と格差の拡大が生じた結果、政治に対する見方も変わろうとしています。

マイケル・サンデル 1953年、米ミネソタ州ミネアポリス生まれ(70歳)。1981年、オックスフォード大学ベリオール・カレッジで博士号を取得。1988年にハーバード大学政治学教授に就任。日常で直面するさまざまな倫理的ジレンマを考察した哲学の授業で、一躍人気教授に。著書に『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』、『実力も運のうち 能力主義は正義か?』(ともに早川書房)などがある。

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