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老婆心はいらない、濱口瑛士のつぶやき

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両親は二人いると、きめないことの時世?

それは天才ピアニスト「辻井伸行」さんとは違うだろう。そんなことは考えたが、いずれにしても先天的な障害を持って生まれたことに、違いはなかった。
それはまったく普通の健常者では、想像もされない生きる困難さがあることは、なんとなく理解することもあるだろうが、実際その場にいないと、タダの同情心でしかない。

一昔前であったら、見て見ぬふりしてスルーするのが、当たり前だったが、昨今の傾向としてマイノリティーに対しては優しくなったように思う。

その反対アクションも依然とあって、故意に攻撃するというタイプも、いないことはない。まして、ここに紹介する濱口瑛士さんのように、ファッションモデルも、やるようなイケメンで、見た目だけでは、トップ俳優でも通用しそうなシティーボーイに、妬まないほうがおかしい、と思ってしまうほどの賢男子だった。

と云ってもね、人はそればかりで評価は判らない、というのが実際で、それをカバーするのが母親の愛情だとおもうのです。

その好例が辻井伸行さんの家庭で、そのテレビをみて、いかに母親の愛情が人格に影響するか、というのを見せられたわけです。

その濱口瑛士さんの場合も、まったく同じで母親マンツーマン教育が功を奏して、いまの瑛士さんがあるのだと、理解しました。

昨今、シングルマザー家庭が激増していて、家庭環境も、決して裕福とは言い難いでしょうが、特に障害があって社会的にマイノリティーだった場合、その大変さは許容範囲を超えているとおもうのですが、そこに、おいそれと手を出すのも、世話焼き老婆心のようで気が引けるでしょう。

この濱口瑛士さんの事情は、以前noteに書きましたが、いわゆる書き手の立場で、語っていたので、いってみれば人気取り的内容であったことは反省の余地ありでした。ですから、ライターとしてのスタンスも考えないといけない、ということで今回は、極力、本人は裏面に控えて頂きました。(もうしわけないです)。

それから5年経過して本人は21歳になりました。おそらく今が一番難しい人生の選択時期のように思われました。

知っての通り、「画家」濱口という顔もありますので、そのまま「画家」で生きていけるかというチョイスはあるでしょう。まあそれはnote内一般の本作家とかクリエイターにしても同じですが、その最大の理解者母親年齢もあって、思いは複雑だと想像されましたが、それもやはり余計な老婆心なので、止めておきましょう。

2023年04月12日記事

異才発掘 異才発掘プロジェクトROCKET(終了事業)

LEARNについて LEARNとは?

インターネットの普及は国際化を促進し、効率良い社会を実現しています。それに対応するために、学校には、英語教育、プログラミング教育、STEAM教育などの波が押し寄せています。余裕のない学校の中で、子どもだけでなく、先生もどんな学びを提供すべきなのかを議論する時間が足りないという声が聞こえてきます。


我々は、従来型の教育を全否定するわけではありません。社会の発展にはオールマイティに最新の知識を広く深く有し、協働できる人材も必要だと思います。しかし、その道だけだと排除される子どもが増えることが予想されます。実際に不登校児童・生徒は増加の一途をたどっています。
子どもは皆違います。能力に偏りがある子、自分のペースで取り組むのが好きな子、一人でゆっくり考えたい子など生まれつき個性や認知特性がある子どもたちも、今の社会の中では、それを抑えて頑張ることが求められます。受験勉強に面白さを感じて打ち込む子ども。興味のあることにのめり込んでも受験の役に立たないから辞めなさいと否定される子ども。後者のように否定され自分を抑え続ける子どもは大きなストレスを抱えているに違いありません。
適応できなかった子どもたちは、集団が向かなかっただけのかもしれませんし、苦手な教科があっただけなのかもしれません。しかし、それでは社会に適応できないと、自分を変えるように求められます。そもそも学校や社会の制度に問題があると考える人は多くありません。
LEARNは現在の学校教育と違った学びを提供するプログラム。そのスタイルは、「目的なし」「教科書なし」「時間割なし」「協働なし」。枠を緩めた自由な空間の中だと、子どもたちはいつもと違う動きを始めます。
LEARNは、Learn(学ぶ)、 Enthusiastically(熱心に)、 Actively(積極的に)、 Realistically(現実的に)、 Naturally(自然に)の頭文字に由来します。全く違うベクトルの5つの言葉が共存していることからも分かるように、このプログラムは多様な軸を有する活動が共存しています。様々な子どもがすれ違える場を作ることで、新しい多様な学びの方向性が見えてくると確信しています。
LEARNは全国各地で開催され、初めて出会う仲間と、お互いを批判することなく、自分の好きなことを、自分流で楽しむワクワクする学びの場です。この活動を通して、子どもたちがありのままの自分でもいいんだと安心すると同時に、学びの面白さや自由さに気づいてもらうことが1番目の狙いです。そうすることで、保護者も子どものありのままの成長を楽しみ、安心できるようになるでしょう。
2番目の狙いは、子どもたちが自由に行き来できるような、今の公教育を補完するもう1つの教室をつくることです。LEARNで学ぶことも公教育の1つとして認められればと思うのです。すでに地域によっては自治体と連携し、平日にLEARNに参加しても、欠席扱いにならず、学校の学びとして求められるプログラムもあります。学校と連携した無数のLEARNの学びの教室が全国各地で展開されるようになると、学ぶことにワクワクする子どもが、新しい未来を創造し始めるに違いありません。
LEARNプログラムについて
意欲的で突き抜けた才能を有する子どものプログラムから、今は勉強嫌いだったり無気力だったりする子どものプログラムまで様々なアクティビティプログラムと、成績不問・障害不問のスカラーシッププログラム(LEARN ONE)を展開していきます。LEARNで生み出すプログラムは、固定的ではなく常に変化していきます。運営は東京大学先端科学技術研究センター「個別最適な学び研究」寄付研究部門が行なっています。研究室ホームページ https://comsuru.com/
LEARNの誕生について2014年から異才発掘プロジェクトROCKETを展開し、不登校など学校に馴染めない子どもの新しい学びのあり方を社会に発信して来ましたが、2021年6月より新しいプログラムに移行することになりました。この期間、不登校に対する社会の見方は大きく変化し、彼らが学ぶ場も充実してきました。また、ユニークな才能についても注目されることが多くなり、様々な支援プログラムが生まれています。「突き抜けた」「才能のある」「能動的で」「志のある」子どもに関しては異才発掘プロジェクトROCKETを通して救われた部分もあるかもしれません。多くの方々からROCKETへのご支援をいただきました。それはROCKETのポリシーが、社会がポジティブに捉える特性を伸ばすものだったことが大きいと感じています。しかし、この「志」や「突き抜けた才能」を持つ子どもを発掘し、自己責任で前に進めという教育は、その一方で、「自分は他の子に比べて突き抜けてないからダメだ」と思う子どもを生み出し、彼らを苦しめるようになってきたのも事実です。

突き抜けている事だけが素晴らしいことではありませんが、ユニークさを強調したが故に、普通であることがダメであるかのように捉える子どもが出てきてしまいました。

また、ROCKETに選ばれることを目標にする子どもも出てきました。つまり、メリトクラシー(業績・能力主義)を批判しながらROCKETがメリトクラシーの罠にはまったわけです。現実には、役に立たないことをやり続けて評価されていない、何をしていいか分からず引きこもっている、障害が重度で意思が表出できない多くの子どもたちは参加できない状況でした。
今も彼らの多くが、またご家族も、大きな不安を抱えています。我々は、意欲がなくても、際立つ才能がなくても、障害による様々な困難があっても、子どもが自己否定せず、自信を失わず学べる社会を理想としたのですが、ROCKETという看板が一部の子どもには重荷であり、また無関係に思わせるものでした。それがROCKETの看板を降ろす理由です。
突き抜けとは違う道があってもいいと思います。平凡でもいいのです。今は志がなくてもいいのです。「一人が好き」「あまり喋らない」「こだわりが強い」「自信過剰」「障害による困難がある」といったこれまでネガティブに捉えられてきた特性も私たちは愛すべき特性だと思います。
ユニークで突き抜けていることは一つの素晴らしい才能です。勉強ができて、協調性もあり、オールマイティな子も素敵です。我々は引き続きそんな子どもたちも応援していきます。結局はそれぞれがそれぞれの個性を発揮して生きられる場を創造する必要があるのです。ROCKETだけでなく、これまで研究室にあったその他の学びの場も統合した新しい学びの場がLEARNです。

https://learn-project.com/about/

「異才発掘プロジェクト ROCKET」学校だけが居場所じゃない!16歳の不登校画家が見つけた自分らしい学びの形 濱口瑛士 日本財団 2019.02.12 
学校になじめない子どもたちを外の世界へと連れ出したプロジェクト「異才発掘プロジェクト ROCKET」学校だけが学ぶ場所ではない。外に出て、自分の頭で考え、肌で感じるという学びの形子どもたちに一人ひとりに何が必要かを考えて、遠くから見守ることも大人の役目取材。:日本財団ジャーナル編集部
障害を受け止め、16歳にして「絵本の出版」という夢を実現!まずは瑛士くんの最近の活躍ぶりを紹介したい。物心ついた頃から絵を描くことが好きだったという彼の幼い頃からの夢は絵本作家になること。独自の世界観と緻密な描写は、子どもが描いたものとは思えないものばかりだ。瑛士くんが12歳の時に描いた作品『mono frontier ~目を凝らすべし~』12歳にして初の作品集発表の機会を得て、15歳で中学生時代の絵をまとめた2冊目を出版。さらに16歳となる2018年に初めての絵本『ダビッコラと宇宙へ』を発表した。早くも夢を叶えてしまった、“スーパー16歳”と言っても過言ではない。(現在21歳)
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津山瓦版

左から初めて手がけた絵本『ダビッコラと宇宙へ』と、挿絵を描いた絵本『ともだちってどんなひと?』小学生にして作品を発表し始めた瑛士くん。この時、彼は学校には通わなくなっていた。
不登校となった要因の一つは、「ディスレクシア」という学習障害。人によって症状が異なり、瑛士くんの場合は、本を声に出して読んだり、文字を書いたりすることが思うようにできない。
作文やレポートが壁に張り出された時には、「字が汚い」「ひらがなしか書けない」とからかわれることもあった。そのため学校では「お前みたいに勉強ができないやつは、ホームレスになるんだ」などといわれのないいじめを受けるようになり、小学4~5年生の頃には学校から足が遠のいた。
瑛士くんの母・園子(そのこ)さんは当時、瑛士くんから学校での状況を聞きながらも「親として、“子どもが学校をリタイアする”ことを認めることができなかった」と言う。しかし、ついに通学時に腹痛などの身体症状が現れるようになり、身体を壊してまで通う必要はないと思い至る。そうして彼の「学校に通いたくない」という意思を受け入れた。

写真母親と対話しながらインタビューに答える瑛士くん“実践こそが学び”。人生を変えた、ROCKETとの出会い不登校であったことについて「親が許してくれたとしても、子どもの仕事(勉強)をしていないことに罪悪感はあったんです」と瑛士くんは話す。そんな彼が前を向くきっかけとなったのが、「異才発掘プロジェクト ROCKET」(以下、ROCKET)だった。
ROCKETは、日本財団と東京大学先端科学技術研究センターが2014年に始めたプロジェクト。突出した能力はあるものの不登校傾向にある小・中学生の継続的な学習保障や生活をサポートし、将来の日本をリードする若者を支援する取り組みだ。
ROCKETの説明会に参加した園子さんは、ここでなら瑛士くんを受け止めてくれるかもしれないと期待を覚えた。しかし、想像以上に参加者が多く、周りの親たちが自分の子どもを猛アピールする姿を見て、「瑛士が選ばれるのなんて無理…」と不安を感じたという。そんな話を母親から家で打ち明けられた瑛士くん。それでもROCKETの活動を知り、もっといろんな世界を見てみたいという思いを抱いていた彼に「ROCKETに入りたい。これだけ辛い思いをしているんだから、絶対に受かるはず」と、どこからともなく湧く自信があった。
写真当時を笑顔で振り返る母・園子さんその自信は現実となる。瑛士くんが書類選考で提出した絵がROCKETのスタッフの目に留まったのだ。その画力に惹かれたプロジェクトマネージャーである日本財団職員の「この絵を描いた子に会ってみたい」という思いから、瑛士くんは面接へと進んでいった。
「面接でいじめのことを話したら『友だちは無理に作らなくていい。自分が好きなことを続けていればこれから自然と仲間ができていくはず』と言われ、すごく安心できたのを覚えています」
そして面接を無事に通過し、瑛士くんは第1期スカラー候補生として新たなスタートを切った。面接で言われたように、ROCKETでは多くの「仲間」と出会うことできたと言う。
ROCKETでは、科学技術や芸術、スポーツなどさまざまなジャンルの分野で活躍するトップランナーによる講義やディスカッション、料理や工作など身近なものを題材にした実践型プログラムを提供している。
時には海外にも行く。これは一般的な修学旅行のようにすべて段取りが組まれたものではない。例えば、現地では目的地のみ聞かされ、そのルートや手段もその場で自分たちが決めるといった感じだ。ROCKETの仲間たちはストレートに発言をぶつけ合うため、いさかいが起こることは日常茶飯事。
「どのタクシーに乗るかを決めるだけでもケンカになります。でも何台か乗ってみることで、どれが安いか、どんな乗り心地かがわかり、次に選ぶ時の選択基準を持つことができる。旅はそういったチャレンジの連続で、実践こそが学びだと気づきました」と瑛士くんは話す。

以前、目的地に向かうタクシーに1人だけ乗れなかった時、ROCKETの先生から「瑛士は歩いておいで!」と指示されたそう。一般的な教育では、大人が1人残って次のタクシーを待つだろう。瑛士くん自身も、「なんで自分だけ!」と最初は憤りを覚えたが、歩いていると、車では見逃していただろう街並みを見ることができ、どんどん想像力が湧いてきた。

この時、「ROCKETの先生たちは、手を差し伸べずとも一人ひとりに何が必要かを考えて、遠くから見ていてくれるんだ」と感じたそうだ。
さらに瑛士くんはこう語る。「これまでは知識があればいいと思っていたんです。でも本で学んで知ったつもりになっているだけだったんです。例えるなら、りんごを食べずに味を知った気になっていたようなもの。自分の目で世界を見て、自分の体を使って挑戦することで初めてわかる。その実践こそが勉強なんです」と。

写真研修先での思い出を語る瑛士くん絵に変化を与えた、トップランナーからの刺激。そして次のステップ、高校へ瑛士くんの絵は、日々変化している。それまでは黒いペンで1日何百枚も書いていたが、色づけを始めたのは、ROCKETを通して“新しいことに挑戦すること”が大切だと感じたからだと話す。
「トップランナー講義で一流の方々が日々努力や挑戦している話を聞いて、楽しく落書きを続けるのではなく、挑戦しながら作品として仕上げることに意味があると思うようになりました」
絵画瑛士くんが14歳の時に描いた作品『貧しい人は幸いである』絵画同じく14歳の時に描いた作品『euphoria』。瑛士くんはROCKETの活動をきっかけにさまざまなイベントや個展を開くようになった。絵本へのチャレンジも大きな刺激になった。これまでは1枚描くごとに画風が変化しても問題はなかったが、絵本の場合はストーリーがあるからそうはいかない。これに関してもトップランナーのひたむきに努力してきた姿勢が刺激となって、逃げずに向きあい、作品として完成したという。

学校以外での学びや気づきは、今の瑛士くんに大きな影響を与えている。
2018年に義務教育を終えた瑛士くんは、春から通信制高校へ進学をしたのだ。学校がすべてと思っていた小学校時代は学校がつらかったが、ROCKETを通じて、「学校だけが居場所じゃない」ことに気づいたからこそ、高校入学を決めることができたという。「今の自分ならスクーリング(短期間の教室での授業)も大丈夫と思えて。でも、絵本の制作が忙しいのを理由に、まだ通っていません…。でもそろそろ本当に行かないと!」と笑いながら話す。

園子さんは、親も学校を“あきらめる勇気”が必要だと話す。「学校の成績だけがすべてじゃない。そこを一度あきらめたことで、私たち親子はより良い関係を築くことができたんです。この子がいてくれる、それだけで十分なんです」と瑛士くんに微笑みかける。撮影:十河英三郎

ROCKET

〈プロフィール〉濱口瑛士(はまぐち・えいし)少年画家。2002年東京都世田谷区生まれ 21歳。
「異才発掘プロジェクトROCKET」第1期スカラー候補生。3歳頃から絵を描き始め、物語を作ることも得意。2015年に初の作品集『黒板に描けなかった夢~12歳、学校からはみ出した少年画家の内なる世界』(ブックマン社)、2017年には2作目の作品集『書くこと と 描くこと』(ブックマン社)を出版。
2018年6月には初めての絵本『ダビッコラと宇宙へ』を雑誌MOE(白泉社)にて発表し、11月に単行本として刊行された。同年出版の赤木かん子・著『ともだちって どんなひと?』(埼玉福祉会)では、挿絵を描いている。

公式サイト「濱口瑛士の世界」(別ウィンドウで開く)濱口瑛士
Twitter @reishihamaguchi

LEARNについて「ROCKET」
所在施設: (公財)日本財団
所在地: 〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目2-2 日本財団ビル
営業時間: 24 時間営業
電話: 03-6229-5111


「異才発掘プロジェクト ROCKET」東京大学安田講堂で行われた3期生オープニングセレモニーでの集合写真(2016年12月)日本財団と東京大学先端科学技術研究センター(以下、先端研)は、異才を発掘し、継続的なサポートを提供することで、将来の日本をリードしイノベーションをもたらす人材を養成することを目指し、2014年12月に「異才発掘プロジェクト ROCKET(Room Of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talents)」を始動しました。異才発掘プロジェクト ROCKETウェブサイト(外部リンク)

※当事業は2021年度をもちまして支援を終了いたしました。

濱口瑛士氏の最新情報(2023/4/15) 

https://www.youtube.com/watch?v=O_G7qmkzQcg




画像 濱口瑛士の世界ー少年画家の内なる宇宙ー - 津山瓦版

KORGコルグ #5エロン・サンドレ  アルデーア・シネレア
フランス




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