2023年のあれこれ

備忘録的に2023年について振り返る。

まず5月に父親がなくなったこと。不動産をやり始めた理由の一つに父親を超えて、ドヤるという目的があった。父親はトヨタ自動車に勤務、晩年には子会社に出向して平取から常務まで出世して早期退職した。

父親を超えると言っても、私の勤め人状況はパッとしていない。新卒鉄道会社、挑戦&夢に破れて玉砕、愛知の地場企業へ転職。どうやったら人生を楽しく、そして父親を超えるかを考えたら、副業で起業してマイクロ法人を作って、総合的な豊かさを持つこと(父は時間にゆとりがなかった)、サラリーマンの立場からは見えなかった世界を零細企業の代表として体験するというものが現実的だと思った。

父が亡くなったため、父親にドヤるという目的は達成できなくなった。ドヤることは本質じゃなくて、心の中から対等と思える状態になりたかった。僕が自分のやり方で結果を出していく姿を見て欲しかった。

それでも不動産を通じて、まだ元気なときに一緒に物件に入って親子でDIYもした。父親的にはそれで十分だったかもしれないけど、僕的には親を超えるような成長した姿を見せたかった。父は見たくないと思うけど。

東京で玉砕した経験(もう7年前だが)から、出来るヤツとから正面から戦うのは僕には厳しいと正直思ってる。地方のいい高校、いい大学を出たぐらいじゃ東京では刃が立たなかったし、メンタルが持たなかった。生まれと育ちの器が負けてると思った。

玉砕して愛知に帰って、意外と実家が裕福なことに気づいた。ボロ戸建てから不動産を始めて、自己資金が尽きたら家庭内レバレッジでもさせてもらおうという魂胆はあった。幸いにして複数棟を再生して家庭内信用も少しずつ高まり、僕のメンタルも回復してきた。

2022年に父が脳腫瘍であり、余命が2年であることがわかった。そっから、毎週実家に帰って会うようにした。他の親孝行を考えて、結婚相手探したり、彼女作ってたりした。相続について状況を把握して、相談しながら相続税対策についてベースを作った。

2023年5月に父がなくなった。残された母が安心して豊かに暮らせるようにお金の運用に取り組んだ。銀行口座にたくさんお金が入っていると、証券会社が近寄ってくるのはマジだった。決裁権を持った無知な素人(専業主婦40年)にたかるのは良くない。

節税にならないことを堂々と勧めてくる銀行の相続アドバイザー。よく売れてるからとドル建て生命保険を売ってくる証券の人。分散投資()といってファンドラップを売り込む証券ガール。いろんな刺客がいる。母親には息子が怖いから、息子がダメって言ったので買わないと証券の人に伝えてもらっている。

金融商品について、うとかったのでyoutubeを見ながら勉強を進めた。当時は米国金利が10年数年ぶりに5%近くあった。普通にS&P500やオルカンを買ったほうが利回りが高いと思いつつも、そのときは年金に加えて、基盤となる収入を作りたかったので投資適用格付けのドル建て社債を購入した。

後は、新ニーサでオルカンとS&P500の設定。また債券の利金でVTで積み立て。株について勉強したと言っても、メンタル勝負に巻き込まれると負ける気がしたので、インデックスの自動積立ばかりです。

インデックスの利回りを6-7%なら不動産投資の方がいいのでは?について。結論から言うと、母親には無理で、放置系のインデックスしかできない。不動産って能動的に取り組まないと(利益が)食われちゃうし、余計なストレスが増えてしまう。

今後は母の資産状況を見ながら、2次相続対策として、贈与を行ったり、場合によってはアパートを購入したりすると思う。

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