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春といえば、なぜか浮かぶピチカート・ファイヴ。

春になると聴きたくなる音楽はたくさんあって、目立つのはA&Mレコード系統のソフトロックと、渋谷系、あるいはHCFDM(Happy Charm Fool Dance Music)なんです。

それぞれ細分化するときりがないんですが、上記の3要素すべてに入ってくるアーティストとしてピチカート・ファイヴがいて、彼らの名作は春に自然と聴きたくなります。

細野晴臣さんのノンスタンダードで発売した諸作を除いて、アルバムの初出は『カップルズ』で、発売は1987年4月1日。一方で解散は、2001年3月31日ですから、春に始動し、春に散った、、、とも言えるっちゃ言えるんですね。

そしてヒット曲『ベイビィ・ポータブル・ロック』の歌い出しが「春なのにデートもしないの?」だし。『スウィート・ソウル・レヴュー』は、化粧品会社の春のキャンペーンCMに採用されています。

もちろん彼・彼女たちには、冬の名曲も夏の名曲もあるけれど、春というのは結びつきやすいかもしれません。

2018年ごろから、長らく廃盤だったピチカート・ファイヴのカタログは徐々に再流通していて、主要楽曲はSpotifyでも聴けるようになりました。

が。

原作製作当時と現在では、サンプリングのクリアランスについての状況が大きく変容し、再販されたCDやストリーミングで聴くと、結構印象が変わってしまっているものも多いです。残念。

2006年に「columbia * readymade」が発足したときが、最後のオリジナル・ミックスによる日本コロムビア期のピチカート・ファイヴ再販でしたが、非常にもったいないことにリマスターはされず、パッケージも簡略化された形でした。あのときにしっかりリマスターやフルデザインでやっておいてほしかったなと悔やまれます。

Spotifyなどで、サンプリングした部分が除去されたミックス・リマスターの音源を聴くのも悪くはないんですが、オリジナル・ミックスのキラキラした華やかさとともに、ピチカート・ファイヴは伝承されていってほしいです。

そう思っていたら、10年前にオリジナル・ミックスを用いて、少し僕でリマスターをしながら35曲をノンストップにつなげたものが、mixcloudでかなりアクセスを集めていました。

同じ気持ちの人がたくさんいるのかな・・・
ぜひ!

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