人間は相対的にしかものを見られない

水風呂に突然入るとヒエっとしませんか?

温度計を見ると18℃。18℃の気温ならばそこまで寒く感じないのに何故水風呂は寒く感じるのだろうという疑問はずっと抱いていました。

それに関しては腑に落ちる解説のあるサイトを見つけました。

この研究によると、空気の熱伝導率よりも、水の熱伝導率の方が高いという仮説を立てています。

水の方が皮膚に密着しているというイメージはありますよね。エアコンの16℃ではそこまで冷え上がらなくとも水風呂の16℃はけっこう寒く感じるものです。その物理式はもしかしたらあるのかもしれませんが、関連性は気になります。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

飽和脂肪酸とは、簡単に説明すると、ラードやマーガリンなど溶ける温度が高く常温で固まる油です。不飽和脂肪酸とは、その逆で、オリーブオイルや魚の脂。これは10℃から20℃でも溶けない脂です。

昨今は不飽和脂肪酸が体にいいと叫ばれています。これは嘘ではなく、人間の体温と相対的に見て、体内で溶けるかという理屈では合っているのです。

例えば魚は不飽和脂肪酸だと、世間の一般認識では思われているのですが、実はマグロは飽和脂肪酸を多く含んでいるのです。

これは、人間よりもマグロの方が重さがある為、体温が高いのです。自身の脂肪が溶けてしまったとしたら生命の維持の問題として問題がありますし、そうならないように体の仕組みとして出来ているのですね。(雑食になりすぎた故、人間は太るのです。)

川魚だと、体積が小さい為、大体の魚が飽和脂肪酸に該当します。専門的な領域すぎるのですると思いますにしておきます…

ここから哲学の話題に移ります。

男女の温度差

よく人間関係において、温度差という言葉は使われます。温かい心の持ち主が冷めた人間を見ると、この人は心が貧しいなと思うはずです。私はこんなにしてあげたのに、何も返ってこない…。このようなことは、温度が違ったと思えば良いのです。水風呂は温度差がある程冷たく感じます。

「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、似たような人間が集まると温度差が少ない為、気持ちの変化に気づきにくいが故に心地よいのです。

場が白けるというような場面もやはり温度差の違い。浮気で決裂した男女も、どちらかの温度が低かったと言う風に私は捉えます。

人間は相対的にしかものを見られないのです。

飽和脂肪酸にしても、サウナにしても。

川魚が水風呂に入ったとすれば、暖かすぎて死に絶えてしまうような種も多数あることと思います。

飽和脂肪酸という言葉は、人間に対して飽和するかという基準で一般社会の健康の話題に用いられております。

もし無人島に私1人しかいなかったら

人間は相対的な生き物だと先程述べました。

相対的に述べることのできることが無かったとしたら…。恐らく人間はお洒落しないでしょうし、気を利かせるという概念自体消滅するでしょう。

ジャングル大帝レオは動物だけど優しいという突っ込みはここでは無視させていただきます…。

レオも人間に育てられ、人間の良さを知っている。相対的に物事を広く捉えることが出来るのは人間だけだと思っています。

だからこそ人間は脳でひとを愛すことが出来るのです。相対的に捉えるからこそ、自分にない事を捉えることができ、自分に無いところを羨む。そこが人間です。ないものが欲しいと思うのも人間なのです。






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