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〈詩〉ちきゅうのへんなしくみ



かぜのおとと
はだのこえ
きいてみる


ぶおん
   「お」

ふわっ
   「ほ」

ごうっ

   「いて」

ひゅうー

   「わー」


ふわ
ふわ
     「ふふ」  
     「にに」 




いきたいばしょ
はだでそうぞうしてみる


いま
どんないろ
あったかさに
いってみたい?



わたしは こんいろと
ちょびっとオレンジいろの
ひんやりこんがりするあったかさ


はだのおんどで
そこにむかってみる

かぜにときどき
しつもんする


あるいた
はしった
370じかん
ねた

「ああ」といった

ぐるぐる
ぐるぐるかいてん
した

くつがなくなった

けどそんなこと
どうでもよくなった

くさが
おいしすぎた

きづいたら

いとおしくて
いとおしくて
わらっちゃって

わすれたころに

こんがりひやっ
とした



そんなあほな
そうぞうは
ふしぎと
かたちになってしまう

ちきゅうの
へんなしくみ



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