見出し画像

マインドマップで歴史シリーズ③:東京都の歴史


東京都は言わずと知れた日本の首都。大手企業が集中する都であると共に、観光客向けのさまざまな商業施設があります。以下の機関が密集していることを知れば、いかに東京都が中枢都市であるかがよくわかるはずです。

  • 行政機関

  • 金融機関

  • 新聞・放送・出版などの文化面

  • 大学・研究機関などの教育・学術面

  •  鉄道網、道路網、航空路などの交通面

また、東京都は世界最大級の人口を有します。何かと目立つことの多い都市ですが、さまざまな側面から見ると文句なしの国際的大都市なのです。

そんな東京都が今こうして賑わっているのは、数々の歴史を経てきたため。この記事ではマインドマップを使用して東京都の歴史について振り返っていこうと思います。

東京都の歴史をサクっとインプットしたい方は、是非チェックしてみてください。


東京都の歴史


東京都の歴史
東京都の歴史


古代(500年頃~950年頃)


古代の出来事は次のとおりです。

  • 534年 武蔵国造の乱

  • 771年 武蔵国、東山道から東海道に転属

  • 939年 平将門の乱

ちなみに現代の東京都における領域は、令制国だった武蔵国の一角となっています。


中世(1300年頃~1600年頃)


中世の出来事は次のとおりです。

  • 1333年 新田義貞が分倍河原・関戸で「鎌倉幕府軍」に勝利する

  • 1416年 上杉禅秀の乱

  •  1457年太田道灌が江戸城を築城

  •  1486年 太田道灌が相模の上杉定正の館で暗殺される

  •  1524年 北条氏綱が江戸城に入城する

  •  1582年 北条氏照が八王子城を本格的に築城する

  •  1590年 豊臣軍の前に江戸城が開城(北条氏政が自害)され、八王子城が落城する。徳川家康が駿府から江戸に転入する


江戸時代(1600年頃~1900年頃)


江戸時代の出来事は次のとおり。

  • 1603年 徳川家康が征夷大将軍に任名されると共に「江戸幕府」を開く

  • 1635年 「武家諸法度」と「参勤交代の制」を定める

  • 1651年 慶安の変

  • 1657年 明暦の大火が起きる。吉原遊廓が浅草に移転する(新吉原)

  • 1702年 赤穂浪士による吉良邸討ち入り

  • 1707年 富士山の宝永大噴火

  • 1714年 江島生島事件

  •  1723年 火の見櫓設置を指示

  •  1727年 武蔵野新田を開発する

  •  1805年 関東取締出役設置

  • 1836年 江戸名所図会刊行が完了する

  • 1839年 蛮社の獄

  • 1840年 遠山景元が町奉行になる

  • 1855年 安政の大地震(第一次関東地震)

  • 1860年 桜田門外の変

  • 1866年 江戸各所で打壊し

  • 1867年 大政奉還

  • 1868年 江戸城開城。 江戸府設置。彰義隊の変など多数の出来事が起こる


明治時代~第二次世界大戦(1850年頃~1950年頃)


明治時代から第二次世界大戦までの出来事は次のとおりです。

  •  1869年 朱引内外地画定。名主制廃止。添年寄任命。市内50区制制定。郡政方支配所村町を5区に分ける。

  •  1877年 警視庁廃止。東京会議所解散。東京府書籍館開設、東京書籍館廃止。コレラ発生により深川他2ヵ所に避難病院設立。区務所合併。三田育種場開場

  •  1880年(明治13年)小笠原諸島が東京府の管轄になる

  •  1882年(明治15年)上野動物園開園

  •  1888年(明治21年)皇城を宮城(きゅうじょう)に改称

  •  1902年(明治35年)神田上水および玉川上水廃止

  •  1905年(明治38年)日比谷焼打事件

  •  1936年(昭和11年)国会議事堂完成。北多摩郡砧村・千歳村を東京市に編入

  •  1937年(昭和12年)後楽園球場完成

  •  1942年(昭和17年)東京初空襲(ドーリットル空襲)

  • 1943年(昭和18年)東京市と東京府を廃止し、現在の東京都を設置

  •  1945年(昭和20年)硫黄島の戦い。東京大空襲。連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)進駐


戦後~


第二次世界大戦で敗北した日本は、アメリカに追いつこうと必死でした。そして、高度経済成長期を迎えます。以降は次のような様々な出来事を経て、現在の東京都につながっていくのです。

  •  東京オリンピック開催

  •  新幹線の開通

  •  高速道路の建設

  • 東京の市街地の拡大

このような急速な発展は今日の東京の礎となっています。

東京都のトリビア


東京都のトリビア
東京都のトリビア
  • 「都内」とは23区内のことを指し、それ以外の市町村は「都下」と呼ばれる

  • 東京の土産は「ひよ子」が定番だが、実は福岡発祥のお菓子である

  • 東京出身者は「関東弁」と一括りにされることを心底嫌がる

  •  東京出身者は意外にも電車の路線や駅について詳しくなく、田舎から上京してきた人のほうが詳しい

  •  東京は緑がないと思われがちだが、皇居をはじめ、新宿御苑、井の頭公園など緑が多い場所がたくさんある(東京西部には緑があふれている)

  •  東京は都会というイメージがきわめて強くそれらが報道されるが、小笠原諸島などは日本トップクラスの田舎である

  •  東京は芸能人が数多く生活しているため、街中で芸能人を見かけても他県のような大きな騒ぎにならない

  • 「東京ディズニーランド」と「新東京国際空港」は東京ではなく千葉県にある

  •  東京は水がマズいことで有名だったが、現在ではミネラルウォーター並みに美味しい

  •  東京出身者は「標準語」を用いると言われているが、一部の出身者は「江戸弁」の訛りがある


まとめ


現在の東京都が存在するのは、数々の歴史があったからです。もっと詳しく学びたい方は、年表と出来事をもとにリサーチしてみてください。

きっと知られざる東京都を知ることができるはずです。

日本人であるなら首都・東京の歴史くらいはザっと理解しておくことをおすすめします。外国人に東京都について尋ねられたときに、難なく答えられるように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?