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高校野球地区予選と私と我が子の10ヶ月

最近は高校野球地区予選決勝に熱中しております。そうです、高校野球おばさんです。引越しまして、家の近くに総合グランド的なものがあり、そこで地区大会が行われます。なんなら2階からは応援のブラバンの音がパラッパーと。元吹奏楽部なもんで、心躍ります。
「観に行ってみるか」なんてふらっと元球児の旦那。着いたら「入場料800円」2人で1600円。足が遠のきました。

ちょっとひと段落した朝。お散歩か…いや外暑くて赤子厳しいか。出かけるにはまだお店やってないか…と考えていると、いつの間にかNHKでは球児がこの酷暑、いや激暑?爆暑?のなかやってはる…野球を。お金ももらってないのによくこんな暑い中。箱根駅伝と同じ感情を抱かせますね。

なぜこの時期に?+無給なのに=なぜこんなに頑張れるんだろう?

マイスイートプリティーハニーは10ヶ月になりました。もうつかまり立ちの名手って感じで、立ちゃ片手離ししてみたり、なぜこのタイミングで指しゃぶり出したり、なんかよそ見してみたり。
どんどん「あかちゃん」から「こども」という名詞に近づいています。
いまもiPadでキーボードをかちゃかちゃやっているのがどうも気になるらしく、足元でちょろちょろ。うぅわ、あぁぎゃ文句垂れてます。
椅子のアイアンに頭ごっつんしてわーきゃー。けど涙は流してないな。

もう10ヶ月。なんだか記憶はどんどん曖昧。この期間をどう過ごしてきて、どう成長しているのか、身長はどのタイミングでこんなに伸びたの?体重いつの間にか重くなってるけど…みたいなことが、たっくさーん。母親が書き留めていた母子手帳や育児日記など本当に尊敬する。ちっともペンなどとれませぬ。

写真も動画ももっと残しておけばよかったって本当に思うものだ。もうわたしのgoogle pixelのストレージはぱっつぱっつなのに。けどまだ撮り残したいと思ったりする。「日常」「ふつう」を。その仕草や呼吸やマイクでは拾えるかわからない「ふぅ」と漏れる声色を。この柔らかくってふわふわな髪の毛を。ほこりやごみたちがたくさんついたちっちゃな足の裏を。首筋についたごはんつぶや、口からこぼれちゃった白湯。うんちがちょっと付いてるのにハイハイしようとしちゃうこのぷりぷりなおしりを。
こんな可愛い瞬間瞬間。もし動画や写真に残せたとしても、いまわたしが感じている「愛おしい」気持ちはその記録には写せない。

わたしにとって、この育休は「愛おしい」時間すぎる。
こうやって書き綴るだけでもう涙が止まらなくなっちゃう。そうです、情緒不安定です。PMSなんですもん。感情ジェットコースター。
けど本当に。可愛くて愛おしくて仕方ないこの小さいな存在が。わたしの人生をにぎやかに、豊かに、愛が溢れるものにしてくれている。

まだ「育児が楽しい」だなんて口が裂けても言えたもんじゃない。良いことばかりでないし、実際に金銭面も明るいもんじゃない。
ただ、わたしは感情至上主義だから。出産してから自分に湧き出てくる感情にいつも驚いてしまう。こんなになんとも言えない言語化できない心情が、ぶちゅーもわーって湧き上がってくるものがたくさんあること。数ヶ月前の我が子の写真を見て、「またこの頃のこの子に会いたいな」って思うこと。けどそれ以上にいまの我が子が可愛いを更新してくること。そして、毎回こうやって考えているだけで、涙がなぜか出てきちゃうこと。

毎日の日記は難しくても、たまには自分自身の感情を箱に入れるようにこのnoteに残していこうと思う。よくちいさいころやったでしょ?お菓子のカンカンに大事なもの入れるやつ。そんな感じで。
写真や動画も残すけど、多分文章ならではの「匂い」があるはず。「あの頃」を鮮明に思い出せるのは綴られた文字を読み返したとき。そんな気がしている。


うちの子も大きくなったら、この球児のように暑さも忘れて何かに没頭するのかな。お金や時間や環境にとらわれずに心魂注げるものに人生で一度でも出会えたら。もうそれだけで、十分生きる糧になる。
そんなものを見つけられる人になってほしいな。

もし自分がこの球児の親だったら…と思うと、もうおそらく心臓バクバクで涙流しながら見れたもんじゃないんじゃないか・・・
と、自分の親としての行先が心配になりながら観る高校野球。いつの間にか視点は親目線になってしまっている。
わたしもちゃんと親になれるかな?いつになったら親になるんだろう。


3者残塁でスリーアウト。チェンジ。
替えのピッチャーよく抑えたな。
きょうもお家で観戦しながら、お昼ご飯、食べさせてもらいます。

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