食欲

性欲

睡眠欲

生物の3大欲求です。
この欲求に従うのみなら人間は特に不幸と感じる事はなく死ぬまで幸せになれることでしょう。
しかしそのようには進化しませんでした。
マズローの5欲求のような最終的には現物ではない欲求を持つように人間は進化してしまったのです。

これにより欲求の具体性が失われ「何となく不幸」というような現象に襲われる事となります。
つまり生きるための欲求が十二分に満たされているために欲求とは満たされて当たり前になってしまっているのです。
それに加えて最終的には具体性のない欲求に辿り着くわけですから叶えられる方が少ないでしょう。
欲求が叶えられない事に慣れていない方はこれだけで大きなストレスとなります。

故に何となく不幸という風な結論に行き着くわけです。

更に追い打ちをかけるようにAIのおすすめ機能も個人的には警鐘を鳴らしたいと感じております。
一定のアルゴリズムによりその人がどんな物を求めているのか、どんな商品に関心があるのかというものをビッグデータやその方個人の動向を計算しておすすめを提示する機能です。

つまり好きなものですらAIに選んで頂けるので選ぶ能力が低下します。
もちろん選び能力が低下するという事は自己認識能力も低下していくわけです。

自分が何を求めているか考えなくてもいいので当たり前ですよね？
この際に何となく不幸とぶつかり大きな問題となるわけです。

何となく不幸は人生の意味や自己実現をうまく自分の中で定義できない為に起こる現象です。
そしておすすめ機能は現物をオススメする機能です。

自己実現等は物ではないのでオススメはできませんし自己認識能力を下げられてしまう事になれば
「自分にとっての幸せ」
を自身で認識できなくなるのです。

もっとも自己啓発でさえ今のAI技術であればおすすめの言葉で救ってしまいそうなので怖い所ではありますが笑

今のところそのような機能はないみたいですのでとりあえずは自身の気持ちや何に幸せや高揚感を味わうか調べておく事をオススメ致します。

衣食住がある程度保証されている日本で年間2万人以上自らの命を絶つ方がいらっしゃいます。
これも個人的には自分の求めるものが分からずに不幸と感じる事で起こってしまう事件というのも多いと感じます。

幸せを追及するだなんて以下にも怪しい宗教みたいな感じですが、人間には自分をいかに幸福に出来るかというスキルも生きるためには必要となったのです。

ここでよくお金が理由に挙げられるのですが、お金は大きな問題ではあるでしょうが直接的な問題ではないと思っております。
むしろお金持ちになったからこそ自殺の理由となってしまったケースも少なくないのでやはり自分にとっての幸せというモノを見つける方がおすすめです。

もちろんお金がない事で不自由となり結果自分のできない事が多くなるので、お金がないに越した事はないです。
まずは平均年収を目指してそれでも何か満たされない事があるのであればその他の理由も検討されていみてはいかがでしょうか？

何かお役立て頂ければ幸いでございます。
それでは失礼致します。

30歳が年収300万を3000万にしたい。

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