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【脈なし恋愛】自分を磨いた先にあるもの

大学生になって、周りに綺麗な人が増えた。
高校時代と違って、着ている服装とか喋り方、雰囲気なんかがみられるようになった。

それまで、特にかわいくなりたいとか思ったことがなくて、高校にもお化粧してきた人いたけど、何しに来ているのって思ってた。分からなかった。なんのためにやっているのか。なぜやっているのか。分からなかった。

ただ、同じような集団から抜けてみるとわかる。
人は人と関わるとき、かなり外見を重視するようだ。

あの子かわいい。あの人かっこいい。
性格もなにもわからないのに、そんな判断ができるなんて、全く分からなかったけど、社会なんてそんなものだ。

ただ、それまでかわいくなりたいなんて思わなかった私が、外見を磨こうと思ったのは、好きな人が出来たからだ。

それも「脈なし」の人を好きになった。
どう頑張ってもこっちを向いてくれなくて、頑張るうちに虚しくなって、本当に好きなのかも分からなくなった。

それでも、「かわいい」って振り向いて欲しかったから、私の中でなにかに火がついた。

「綺麗になってやろう」「あ!って思わせてやろう」「振り向かなったのを後悔するくらいに」

そんな思いで、今まで躊躇していた医療脱毛を契約して、美容室にいって、夜はパックをして。

次会うまでに、絶対かわいくなってやると思って、磨いていく。

「振り向いてくれなかったらどうするの?」と思う人もいるかもしれない。
違う。そうじゃない。これは、「彼のために」やっているのではなく、あくまでかわいいって言ってもらえるように「自分のため」にやっているのだ。

日本人が結婚するまで、付き合った人数は平均2・3人。
だから、今回だめでも今回をばねにして更に自分を磨けば、それに見合ったもっといい人が現れる。

だから、彼のために自分を作るなんてしてはいけない。
自分が美しいと思うものを身にまとって、素敵なオーラを出していかなくてはいけない。

この前読んだ本に、「なぜ人は美しくなりたいのか」という問いに対して、「誰かに愛してもらうため」とされていた。

だから、「愛」から離れてしまった整形中毒やミスコンなんかは美しいようでいて、どこか魅力に欠けてしまう。

一番素敵な人は、好きな人に綺麗だと言われている人だ。

だから、自分なんか磨いても美しくならないなんて思わなくていい。
だれでも、「美しく」なることは出来るのだから。

明日から彼は、3日間帰省をする。
今日はその前に会いに行ける日だったけど、行かなかった。
次に会えるのは、数週間後とかかな。
忘れたころに、綺麗になって会ってやるんだ。
今は友達かもしれないけど、友達の枠を超えてやるんだ。

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