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【Run note】 #08 ~不整地を走る~

Run note 

 今日は浦和にある競馬場のランニングコースを走った。このコースはアップダウンは少ないものの、不整地であるためクロカンのようなコースだ。

1周は約1km。今日はここを5周つまり5kmのテンポ走を行った。下の表1に結果をまとめた。また図1に1km毎のペースの変化を示す。

最初は4分40秒程で徐々にペースを上げていき、4kmと5kmは4分14秒まで上げてゴールした。ペース自体はそこまで速くはないが、走りにくい不整地で徐々にビルドアップしながら走りきれたことは良かった。

グラフを見てわかる通り、3000m以降はペースを上げられなかった。最後の1kmは4分10秒ぐらいまであげようかと思ったが、脚、特に太ももに疲労が蓄積しペースを上げることができなかった。

表1 5000mテンポ走:1km毎の結果

図1 1km毎のペースの推移

クロスカントリーの効果

 普段は不整地を走ることがないので、結構脚への疲労が大きかった。

こういった不整地でのランニングでは、凸凹だったり草むらのちょっとした柔らかさによって、普段行っているランニングのバランスやリズムが崩され、それに対応するための体幹が刺激される。

体幹の強化はランニングエコノミー(ランニングの効率)の向上に期待できる。体幹がブレないということは、無駄な方向へ力がかからないということ。無駄な方向の力に対応するために余分なエネルギーを消費するため、ランニングの効率は下がってしまう。

体幹がしっかりとしていればより少ない力で身体を動かすことができ、効率よく運動することができるのだと考えられる。

フォアフット走法に効果的?

 つま先で着地するフォアフット走法は不整地を走ることで身につくと言われる。足への衝撃や地面の形状の変化に対応するために踵ではなく、つま先よりで着地するようになるということだ。

ただ現代では、高機能のシューズに守られているため、そこまで顕著ではないかもしれない。アフリカの選手などは裸足同然で自然のクロスカントリーコースを日々走っていたため、最適化する形で自然とフォアフット走法を身につけたのだと思う。

とはいってもアフリカの選手でも踵から着地する人もたくさんいるし、踵着地だから速くなれないということでは全くない。

結局は人それぞれの身体やランニングフォームなどに最適な走法を身に付けることがやはり大事だろう。