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尾木直樹先生と中野信子先生の読書の対談を見てきました

 図書館に尾木直樹先生と中野信子先生の読書に関する対談を見に行きました。お二方の読書に関する思い出や関わり方を聞いたり、読書と脳の関わりを知ることができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 そんな中、申し込みした時に書いた私の事前質問が読まれました。内容は、「最近、物語は軽視されている気がします。新書やビジネス書は分かりやすく知識が書かれていますが、物語は直接的なわかりやすさがありません。お二方は物語の役割についてどうお考えですか?」みたいな感じです。昔、とある枠(配信)でこの話を聞いてからずっと心に残っていて、この際に聞いてみようと思ったのです。質問が選ばれたことに緊張しすぎてお話されていた内容をほとんど覚えていないのですが、お二方は、まず、私が物語が軽視されていると感じていることに驚かれていました。中野信子先生は「それは罠です。」と仰いました。そして、物語の力の大きさがきちんと認識されていないことへの危機感や物語の力の大きさや恐ろしさを説かれていました。尾木直樹先生も同意見だと仰いました。私は中野信子先生と尾木直樹先生の危機感のある口調にこの問題の深刻さを感じました。

 対談が終わったあと、スタッフの一人が私たちに話しかけてくださいました。近代日本文学を専攻されている女性の方で、ご自身の専攻の視点から物語の大切さについて教えてくださいました。またまた緊張して、あまり覚えていないのですが、文学部では、文学に書かれていないことを読み取る必要がある、理系のように数字が出るわけではないが、だからこそ深く考えていかなくてはならないと仰いました。私が言うと薄っぺらく感じてしまうかもしれませんが、その時の女性の言葉には本当に魂が篭っていて、感動のあまり、母は号泣、私は半泣きでした。その時は時間が無くてあまりお話出来ませんでしたが、キモがられなければ、その方ときちんとお話したいので、また図書館に行こうと思います。

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