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リチャージ日記 ②




仕事に行けない日々が続いた。
ふとした時に涙は流れて止まらない。
気づけば体重も減っていた。

休んでから1週間経った日

医者の予約をした。
予約できた日はそのまた1週間後だった。
職場へ行った。
今の状況、これからのことを話した。
職場の先輩や上司はとても優しい。

今は休む時なんだ。休むことが仕事だ。迷惑だなんて誰も思ってないから、そんなことは思っちゃいけない。

そう言われた。
ごめんなさい。ほんとにごめんなさい。こんなに優しくしてくれる職場なのに、休んでばかりでごめんなさい。
その時の私にはネガティブな感情が拭えなかった。
罪悪感、まさにそのものだった。

これからどうするか。
午後だけ、1時間だけ、来れる時間に来るのか、
思い切って長く休むのか。
その時の私には前者の選択しかできなかった。
だって、長く休んだらまた元に戻れるの?
長く休んだ分だけ行きたくない気持ちが増えないの?
休めば休む分だけ働く気持ちが無くなるのでは?
そんな不安しかなかったからである。
休むことが怖かった。
そして、少しずつならまだ頑張れる。まだ大丈夫。
早く復帰しなくてはと思っていたからである。

次の日からの4日間のうち、3回職場へ行った。
3回、たった3回だった。
職場が近づくにつれて早くなる鼓動。
体の芯から震える感覚。
体が拒否している、という感じだった。
この時はじめて、自分の体がSOSを出しているのかもしれないと、はじめて思った。少しだけ、ほんの少し。




結局、医者に行っての診断はうつ病。
1ヶ月休みましょう、と言われた。

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