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擬情のロックと擬態のロール(自由詩)

擬情のロックと擬態のロール

想い

自分の心の中に、何か抱いている想いがあって、
外に放とうとすると、胸がアツくなるのがわかる。

実際には、どう放てばいいのかわからないけど、
ひたすら当たったり、擦れたり、砕けたりして、
粉々になる前に、見方を変える柔軟さがあれば、
確度を変えながら、崩れないモノになる気がする。

それならそれは、何処にある。
ドクッドクッと、鼓動を鳴らして、
ギュッギュッと、胸の内を掴んで、
カンッタンッて、心当たりも弾いて
キラッギラッて、眩しいくらいの透明が、
誰にも邪魔できない心の奥にある。

そうか、想いは、ここにあるのか。



トビラを開けておけば、求めていることがどんどん
入ってくるのがわかるし、身近なモノだと気づく。

まだ、ちゃんと形も出来ていなくて、上手く言葉に出来ないけど、もしかしたらもうすぐ辿りのかも知れないし、すでにその夢の中にいるかも知れないし、確かなのは、向こうから訪れることはないということ。

それならそこに、どう進む。
ギュンギュンと、感情を握りしめて、
シュンシュンと、心の動きを察して、
ジュンジュンと、胸の鼓動を感じて、
サラッサラッと、心地良さに包み込まれて、
誰も真似出来ない自分だけのコトバになる。

そうか、夢は自分のコトバで描くのか。


どんな道かを考えるより、とりあえず足を踏み出して、自ら確かめながら進むことで、その道のりの味わいも違うと思う。そんな、自分で描いた、自分だけの想いや夢を、ずっと大切にしていくために、この「進曲」を和える。

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