子供を否定するのは悪なのか
最近では子供を否定しない教育方針が善しとされているのをちらほら見かけます。
子供のやる事なす事を否定していたのでは好奇心や挑戦する心が失われてしまうと言う訳です。
なるほど確かにそれは一理あると言えます。我が子には好奇心を持って色んな事に触れて貰いたいし、色んな事に果敢に挑戦して貰いたいと思うのが親というものかと思います。
しかし子供を否定しないと言う事が成り立つのかどうか.僕はそこを疑問に感じています。
確かにやたらめったらに否定をしないように心がける事はできるかも知れません。
しかし全く子供を否定しないと言うのは不可能であると考えています。
子供を否定しないと言う事が成り立たないにも関わらず.そこを見て見ぬふりをして教育方針のなんたるかを語るのはただの理想論に過ぎず.実際にはなんの役にもたちません。
なのでもう少し現実的に考えていこうと思います。
まず子供を否定する事は悪なのか?と言う事を考えてみます。
幼い子供が好奇心から身の危険のある行動をとろうとした時に.それを制し否定する事は親として当然であり.必要な事であるはずです。
子供が自分の進路の事で相談してきた時に.1度もやった事のないスポーツでプロとして生きていくと妄言を吐き散らした時に.否定せず好奇心の赴くままに挑戦させる事が正しい判断と言えるでしょうか。
僕は否定する事は大事だと思います。
それに例え否定をしないと決めたとしてもそれを貫くのは並大抵の事じゃありません。
絶対に否定せずにはいられない事をやってのけるのが子供が子供たる所以である訳です。
つまり子供を否定しないという事は不可能である上に.子供に対して必要な教育を与える妨げにもなるのです。
とはいえ否定ばかりしていたのでは子供の可能性を狭めてしまうというのもまた事実ではあります。
なので僕は子供に否定をしないと決めるのではなく、この先幾度となく否定をするであろう事.否定された時にはそれを鵜呑みにするのではなく、一旦立ち止まって自分の意見と否定的な意見の両方を見直した上で判断をしてほしい事を子供に説明しておくようにしようと思っています。
つまりは子供を否定する事自体が悪いのでなく.親の否定は絶対であり逆らう余地なく従うべきであると思い込ませているのがよくないのではないかと思うのです。
以上でーす。
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