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熱中症で死にかけた話。

2021年、8月。

ひと月の間に3回も熱中症になってしまった。

あまり経験しない出来事なので昇華させる為にも、ここに書かせてください。

筆舌に尽くせない程とても苦しかったのですが、その時は誰とも共有することのできなかった感覚をこうして文字にしておく。

8月上旬、駐輪場詰所で助けてもらう

1回目は、夕方に仕事(現場)から15分くらい駅に向かって歩いている途中、駅まであと5分くらいというところでした。段々と歩く足が進まなくなっていく、一歩が出せない。息を吸っても吸っても熱波しか入ってこず、酸素は1/10に薄められているのではないかという体感でした。余計に息が浅くなっていく。水を飲んでも胃が詰まった感覚で入らず、今にも水が喉から顔を出しそう。吐き気を覚えた私はなぜか「吐いたら息もできなくなる」と思い込んで余計パニックに。目に入るところにコンビニもない郊外の道で絶望。休み休み何とか歩いて、人が居そうな駐輪場詰所に駆け込み、休ませてもらい何とか事なきを得ました。後で見ると外気は最高37度だった。詰所の方々どうもありがとうございました。

8月中旬、職場まであと3駅の朝の通勤特急から駆け下りた

2回目は、特急電車に乗っているとき。少し涼しい日を挟み久々にピーカンに晴れた日だった。いつも通り電車に乗っていたところ、残り20分くらいの場所で扉が閉まった直後に「?おかしい」という感覚が。何となく冷や汗が出てきた。でもこれは特急列車。列車はどんどんスピードを増して振動も横揺れも激しくなり、足がかすかに痺れた感覚がやってきて、息も浅くなった。次の駅まではかなり時間もあって、ほかの乗客の人ののんびりとくつろいだ様子が逆に私を焦らせた。次の駅についてトイレに駆け込んで事なきを得た。後で調べたら私が下りられなかった区間はわずか8分。あんなに永遠のように感じたのに。最高速度は110kmあったようで、それ以来普通電車にしか乗れなくなった。普通電車は揺れが刺激が少なくしんどくなりにくい。あとは夏休みにラフな服を着てたのが、休み明けでギュッととウェストのある服を着たからという説もある。熱中症というか体調不良。

8月下旬、駅員さんに助けてもらい病院に行った

3回目は、これも通勤電車で、帰りに大人しく普通電車に乗ってる時。あと1時間もあるのか・・と憂鬱になっているところ、5駅くらい進んだところで「きた!」となった。この体調不良は首と右脇腹の痛みで、だんだんと腕が痺れてくるような感覚があった。とりあえず休むために、次の駅で降りた。クーラーの入った待合室で休んでも体の痺れた感じ、つりそうにも感じる感じはなかなか引かなかった。駅員さんに近くの病院を教えてもらおうと思ったが駅員さんが詰めているのは逆側のホーム。どうやら暑さと湿気があるようで、この時も、逆側のホームまで足が動いて歩ける自信が全くない状態だった。どこにも休むところがないような気持ちになって滅入るが、なんとかエレベータも駆使し足を引きずり駅員さんのところまで行って休ませてもらった。その後病院までもいろいろと手伝ってもらい事なきを得た。ありがとうございます。多分駅を降りた時点で暑さと湿気があり、熱中症になったんだと思います。

このような感じで、人に全力で助けてもらい事なきを得てきました。涼しくなると動けるようになって、この記憶も風化してしまうので、改めて客観視すると壮絶だったと思うし「気を付けような」と思える。

対症療法的に薬はもらいましたが、食事と睡眠不足、それからコロナ自粛による過度のストレスがあったと思います。本当に気を付けよう。それから暑い場所へ近寄らないように気を付けようと思いました。

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