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初めて読んだ推理小説は西村京太郎

本が好きか?と言われたら
yesだけど、なんでもかんでも無差別に
本を読むというタイプではない。


好きな作家さんを選りすぐって
お気に入りの作品を
何度も何度も読み返すのが私のスタイル。


ふらっと本屋に行って
本ならなんでも読むよ、という本好きではない。
だから本が好きなのではないかもしれない。

○○さんが書く本が好き

なのだと思う。


とは言え、幼い頃から
周りにいた同年代の子達よりは
よく本を読んでいた。


学校の図書室も足繁く通った。
好きな本ばかりだったが
何度も借りては読んでを繰り返す常連だった。

教室でも一人のことが多かったので
本を読んで過ごすことが多く
せしぼんは本好きでいつも本を読んでいる
という印象を持たれがちだったが
正確には自分の好きな作家の本しか読まない、のが正しい。


これまでも何度も
いろんな作家さんの本を読もうと
色々と手にとっては見たが
どうも、頭に入ってこない。


文章が進まない。


食べたいものじゃない時に
箸が進まないみたいなのに似てる。
なんていうか、文章が私の頭の中に
イメージを作らないのだ。


殺風景で終わる。


話題の本とかも読んでみるけど
結局なんだかやっぱり自分の好きな
作家さんに戻って
口直しをしたりする。


自分の好きな作家さんはいい。
ちゃんと私の中に鮮明にイメージを投げてくれるのだ。


そんな私が初めて手にとった推理小説が
西村京太郎さんの本だった。
低学年だったと思う。


書いている単語や意味が
あまりにも大人で分からないことだらけで
辞書を引きながら読み進めていたけど
読んでいてもちゃんとその風景が
頭に浮かぶ不思議な小説だった。


十津川警部には会ったことはないが
ちゃんと私の頭の中に十津川警部がいたのだ。


そんな感じで
私は自分と相性の合う作家さんだけを
自分の懐に入れている。
もちろん、新しい人を入れないわけではない。
食わず嫌いはしない。
一度は読んでみる。


だけど、最初の5ページくらいで
全然頭の中に何も描かれなければ
そっと閉じてしまう。



西村京太郎さんの小説は
幼い私にいろんなことを教えてくれたなぁ〜

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