見出し画像

魅力的な犬ばかりの話

ワンの散歩をするようになり4年。我が町で、多くのワンさんとその飼い主さんに知り合った。
しかしお互いのわんの名前で呼び合うため、4年経っても飼い主さんの名前は知らない。


勝手にあだ名をつけさせてもらっている「我が町のムツゴロウさん」が連れているワンさんは、わくくん。
わくくんは恋多きワンさんで、「また違う女の子を待ち伏せしてるんです」とムツゴロウさんが会うたびに違う場所でそうおっしゃる。
ワクくん犬生楽しんでるな、とほっこり。


この間久しぶりに会ったくうちゃんは、35kgのゴールデンレトリバー。31kgのマティンロウに比べ遥かに見た目が大きい。
そんなくうちゃんは、会うたびにヒョイっと飛び付いてくる。ご高齢の人にも飛び付いちゃうから困るとくうちゃんのお父さん(飼い主さん)は言うのだが、高齢者と子供には飛び付かないマティンロウは、なかなか立派じゃないかと内心思う。


「能登に出動するつもりでいたけど、被災地の道路事情で愛知県からは行けなかったんだ」

と、くうちゃんのお父さん。
そう、この誰にでも飛び付いてしまうくうちゃんは、実は警察犬のライセンスを持っている。周りの警察犬は7-8歳が多いようで、4歳で取得したくうちゃんのことを誇らしげに語っていた。そりゃそうだ。
くうちゃんスゴイじゃない!と心から思うのだが、以前YouTubeで警察犬のセレモニーを観たときに、シェパードの警察犬はキリッとカッコいいのであるが、ゴールデンの警察犬はどう見ても和みでしかないと思った。
垂れ耳と、口角が上がったように見えるマウスの影響だろうか。
そんなくうちゃんがシェパードのようにキリッとしていたらと想像するが、やはり和みでしかない。お顔をわしゃわしゃさせてもらい、警察犬のくうちゃんと戯れられることに喜びを感じるのであった。


そういえば昨年の夏、我が町で私にそっくりな人が犬の散歩をしていると数名から聞いた事を思い出した。
「マティンロウくんのお母さんと思ったら、犬が違うのよ〜」
とのこと。
何故思い出したかというと、今朝、私にそっくりな人を遠目で見かけたからだ。
「え?でも犬が違う。いや、私ここにいるし」
みたいな。
距離が近付いてきてワンさんと飼い主さんが明らかになった。スタンダードプードルのルティくんとそのお母さんだった。
近くで見るとルティくんのお母さんと私は全く似てないのであるが、不思議な現象。


寒い日は空気がキレイ



4年前初めてマティンロウを連れて動物病院に行った日、獣医さんが何かの説明の中で「マティンロウちゃんのお母さん」と私の事を言った。
その時に、そうなんだ、産んだのは私じゃないけど私はマティンロウのお母さんになるんだ、と重大な責任を感じたのと、お母さんにさせてもらえるんだととても嬉しく感じたのを覚えている。だから、飼い主さんの名前を知らなくても、私も知ってもらわなくても、お父さん、お母さんの呼び方呼ばれ方がとても心地良い。


このように我が町を一周すると、とてもたくさんの犬と会う。今日紹介しきれない魅力的な犬もまだまだいる。ちなみにこの前はブタもいた。何故かブタにはマティンロウは無反応で、それもまた面白かった。
これからも、犬の世界におじゃまします。


マティンロウ肉球スタンプ 2024/1/25 初雪





noteでの出会いに感謝します
                 ☺︎マティ☺︎

この記事が参加している募集

ペットとの暮らし

散歩日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?