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与論島は「何もしない」ためにいく場所

与論島に行くのは6年ぶり3回目。1回目は島キャンというインターンシップで、2回目はそれで出会った友人と、今回は有給消化で私ひとりできました。与論島は少し行きにくさもあるのですが、それ故のよさもたくさんあるので、それが伝わったらいいなと思っています。

与論島は鹿児島の最南端の島

です!なので、鹿児島県ではあるものの、どちらかというと沖縄に近い。面積は20.8 km²、一周23.7km、もう少しわかりやすくすると、一周車で20分くらいなので、自転車でも普通に回れるくらいです。人口は5,000人程度。といってもなかなか島の特徴が伝わらないのが悩み。信号とエレベーターは島に一台、エスカレーターはありません(確か!)スーパーは2軒、コンビニは2軒、小学校3校、中学と高校は1校ずつ。・・・といったところで、とりあえず伝えたいのは割と小さめの島です!ということです。

沖縄からフェリーで4時間

行き方は、沖縄からフェリーで4時間程度、飛行機で40分くらい、鹿児島からフェリーで12時間程度、飛行機で1時間20分くらい。なので、沖縄のほうがいきやすいです。フェリーは那覇だと朝7時発なので、前泊は那覇で、朝フェリーに乗り、お昼くらいに与論島につく、というところから始まります。

泊まるなら茶花

島はこじんまりとしていながらも、緩やかにエリアによって活気度が異なります。市街地は茶花というところで、スーパーやコンビニ、飲食店も多くあります。他のエリアにも宿はありますが、買い物するところがあまりないので少し不便。移動すれば良いのでは!とおもうかもですが、外灯がないので、夜の移動は難易度高いです。

宿は、民宿やヴィラ(長期滞在向けで、コテージに生活設備が揃ってる所)が多く、ゲストハウスがふたつ。前回まではずっと民宿に泊まっていて、今回はゲストハウスであるゲストハウス海とユイホステルに泊まりました。ゲストハウス海はバックパッカーのおじちゃんがDIYでつくったそうで、どこを切り取っても最高。だけど、映えを狙ってる感はないのがよかった。ドミトリーが少し離れたところにあり、本館はシングルルームのみ。本館には共同のキッチンやシャワー、フリースペース(ウッドデッキも)があります。

ユイホステルはUターンの女性が2018年におみやげやさんをリノベーションしてオープンしたゲストハウス。ゲストハウスらしいゲストハウスで、男女混合と女性限定のドミトリーがあり、下にはカフェがあります。モーニングが食べられます。

電動自転車をレンタルすれば十分

移動手段は、公共だとバスがありますが一時間に一本なので、使わない想定のほうがいいと思います。車でもよいですが、電動自転車だと景色をゆっくりじっくり見れるので、個人的にはおすすめ!ぜひ自転車で空気や牛の匂いを感じてみてください。坂が多いので、普通の自転車はやめておいたほうがいいです。

目的地はそんなに多くない

観光地っぽさはあまりないです。私の思う観光地は目的地になりうるスポットがあり、お土産が充実していて、観光客向けのサービスが多いこと。私はその感じが好きで何回も来ているので。そのため、タイトルに書いた通り本当に「一人で何もしないためにいく場所」だなと。観光地として有名なのは、圧倒的に百合ヶ浜。他はいくつか海岸や神社、絶景スポットがありますので、1日自転車で回るのにはちょうどよいです。 

百合ヶ浜は出る日と出ない日があるので、事前にチェックするのがおすすめ。出る日は船が出てるので、とりあえずいけばたぶん大丈夫。

アクティビティでは、マリンスポーツは一通りできます。ダイビング、サップ、シュノーケリングなどなど。ちなみに、マリンスポーツをガッツリやりたい方は夏がよいかもですが、一人でブラーッとしたい人は春くらいが気温的にも混雑具合的にも良いと思います。

飲食店は島全体に点在しています

一番多いのは茶花ですが、島全体にパラパラとあるので、島をまわりながら途中でお茶やランチはできます。カフェもここ数年で増えていて、カフェココ、ユイホステル、ニコ、などいまどきな雰囲気なお店です。ランチだと泰斗寿司や海岸通りがおすすめ。夜はそのような定食系もありますし、とにかく茶花の居酒屋がにぎやか。

根付いている飲みの文化

与論島は島有泉という黒糖焼酎が有名で、以前は与論献奉という回し飲みの文化があり、とにかく皆さん飲むのが好きです。インターンシップでいたときは、ほぼ毎晩飲んでました。一人旅では行くのは大変だと思いますが、夜23〜24時位に歩いていると巻き込まれるかもしれません。笑 日中は本当に人を見かけないのですが、夜の茶花は本当に人が多いのが面白い。

島のコミュニティはちいさいので、ほとんどみんな顔見知り。なので飲んでるといつのまにか合流してたり、誰か混じってたり、そんなことが多くおきます。これも島ならではの楽しさです。

気取ってない感じが好き

観光客は、カップル、大学生の団体や女性おひとりを多くみかけます。めがねという映画のロケ地にもなってたり、ヨロンマラソンで有名だったりします。

私が来てなかったこの6年でカフェや宿、居酒屋が増えていたので徐々に盛り上がってきてるのか?と思いつつ、昔ながらの空気を残しながら、あまりつくりこんでない自然体な雰囲気が好きです。個人的には、誰かとワイワイコンテンツを楽しむというよりは、わーなんもやることないなーと思いながらただただ空気を楽しむのが良いかもしれないなと思います。

ちょっとでも、あなたの心にひっかかったら。