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みちのく潮風トレイル コースガイド 43/50 東松島市/塩竃市 野蒜~浦戸諸島~塩釜港

こんにちは。岩手県宮古市あたりを中心に、みちのく潮風トレイルや三陸ジオパークのガイドをしている人です。みちのく潮風トレイルは南下と北行それぞれの向きで全線を2回踏破しています。
ゲストハウス3710というゲストハウスもやっています。宿泊に限らず宮古市に来たらぜひお立ち寄りください。

この記事は、みちのく潮風トレイルを実際に歩いた経験と写真などに基づく、コースガイドです。全線を50セクションに区切って紹介しています。八戸から南下(SOBO)での紹介をしていきますが、分かりづらい場所などは、なるべく逆向きからの写真も織り交ぜて紹介していきます。ルートが分かりづらい場所の写真には矢印を描き入れています。矢印はあえて手描きの書き殴ったようなへたくそな描き方をしています。きれいに描くよりそのほうが伝わりやすい感じがするからです。

北のスタート1番目の八戸セクションと最後の50番目の相馬セクション、この2つの記事はお試し版として無料公開しています。それ以外の記事は有料記事となります。各記事の序盤だけはお試しで無料にしていますので、続きを読む際には課金をお願いしています。

各記事は、何年もかけて、何度もルート上を両方向から歩き続けていて、現在もなるべく常に最新の情報への更新を心掛けていますので、そのためのご支援としてご理解ください。

記事は一つずつ購入だと1記事あたり200円です。また、全線の50記事をセットにしたマガジン形式で一括購入も出来ます。一括購入の場合には5,000円に割引していますので、一記事あたりは約105円となります。
購入済の記事がすでにある場合も、一括購入は必ず5,000円です。

みちのく潮風トレイル全線コースガイド(有料記事)↓

基本的にはセクションハイクを想定した情報を提供しています。テント泊の情報は、公式のデータブックやトレイルサポーターの情報が参考になりますので、あまり掲載していません。(公式にテントを張っていいと認められている場所は紹介を入れることがあります)

(この記事は2022年10月時点での情報で書いています。あくまで記載の情報は目安として、各自の自己責任にて充分な調査や計画のうえで行動に臨んでください。記載内容の正確性や、記載内容を参考にしたことにより生じたトラブルや事故等について、当方は一切責任を負いかねますのでご了承ください)


■野蒜(のびる)駅~あおみな

今回は、みちのく潮風トレイル宮城県 東松島市 野蒜(のびる)から、浦戸諸島の渡船を経て、塩竃市の本塩竃までのルートを紹介します。

この区間はなんといっても、全線で現在3か所ある渡船ルートのうちで、いちばん島感が強いともいえる、小さな離島を次々に渡船で乗り継いでいくという海のトレイルが特徴です。

奥松島の浦戸諸島を渡船で巡ります。島と島の間の渡船は無料渡船がその場で渡してくれますが、西端の桂島から塩釜港の間は塩竃市の市営汽船を使用する必要があります。
また、東端の寒風沢島(さぶさわしま)と、宮戸島(宮戸島は野蒜と橋でつながっています)の間は、みちのく潮風トレイル専用の、地元漁師さんによる渡船で渡ります。(2023年時点では片道税込3000円)
こちらの渡船は、5日前までに名取トレイルセンターに予約が必要となりますので、計画を立てる際には慎重に検討が必要です。また、11月から3月の間は運休しますので、その期間は野蒜~本塩竃は鉄道利用になります。この区間がすっぽり抜けてしまうのはちょっともったいないので、季節を合わせて、ぜひ渡航してみてください。

この区間は、島歩きを急げば数時間かからず抜けられると思いますが、せっかくの小さな離島巡りです。トレイルルートにあまりこだわらずゆっくり楽しむほうがいいでしょう。

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