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エッセイ『北陸の旅。寒い、寒い、寒い、寒い。死にそう!』

昨日、私の住んでいる所は、マイナス35度だったらしい。いなくてよかった。しかし、日本の家屋は寒い。姉に脅かされていたとはいえ、殺人的な寒さで、昨夜は布団の中でセーターを2枚着てぶるぶる震えていた。

カナダの私のマンションは、1年を通して26度のトロピカルだ。

今、私がいる親の住んでいる場所は、あと車で15分行ったら石川県という場所だ。小学1年の時からの親友に食事に連れて行ってもらった。

ガストで6時間一緒にいた友達はバリバリの銀行員で、この親友は泣く子も黙る看護師長だ。しかも私のYouTubeを観てくださる、貴重な方だ。

なぜ私の親友は、私みたいに変なYouTubeを創ったり変な小説を書いたりしているようなのと友達なのだろうかと聞いてみたら、それはあんたが基本のところで真面目だからだそうだ。

私の親友はこのビデオが面白い、と言ってた。私が必死にスクランブル交差点を渡ろうとしているところ。

ちなみにカバーフォトの魚はアジで、手前の赤いのは鯨らしい。

これを食べていた時、地震があった。小さいやつ。こわっ! 早く東京に帰りたい……

私の今いる家は私が育った家ではないので、なんせ、どこに電気のスイッチがあるのか、さっぱり見当がつかない。

普通、次の部屋を開けたら、入って直ぐの右手にスイッチがあると思うもんだけど、ここ北陸地方では、それは通用しないみたいだ。特にキッチンは、ずっと一番奥まで、部屋の中を横切らないと電気がつけられない。そのコンセプトが謎だ。

遂に、暖房機の一番風の当たるところに突っ立っていると暖かいということを学んだけど、足元が寒い。凍りそうだ。明日は姉が来るので、靴下をたくさん買いに行こうと思う。

のど黒らしい。

昨日、新幹線の駅まで迎えに来てくれた姉と行った回転寿司。金箔が貼ってある。

明日は母をデイケアに追い出して・姉と家の中をできるだけ掃除する予定。生前整理と呼ばれるものらしいけど、つい遺品整理と言いそうになってしまう。

母は元気に家の中を車椅子で走り回っているし、父には病院で会ったけど、まあまあ大丈夫。

なんの役にも立たない弟には会うつもりはない。姉は両親と仲が悪く、葬式屋のパンフレットを集めては、どこにしようかしら、と私に相談するのが楽しそうだ。

まあ、姉はそれでも必死に親の面倒を見てくれている。感謝、感謝。

さっきお風呂に入ろうと思ったらお湯が出ない。親はデイケアでお風呂に入るし、弟は私がこの家から叩き出したので、暫くお風呂に入る人がいなかったらしい。風呂場は物置になっていて、大変だったけど全部出して、そしたらお湯が出ない。姉に電話して、姉から弟に聞いてもらったが、それでも出ない。もう諦めてお風呂はタクシーで銭湯に行くか、と覚悟を決めたら、風呂場の方角から白い湯気が立ち昇り、見事お湯が出ていた。

そういうわけで、明日は姉と楽しく遺品整理じゃないや、生前整理をする。

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