好気性微生物コンサルタントの安武昭さん

農薬も肥料も使わない好気性微生物で、農作物の生産指導をしていらっしゃる安武昭さんにお話を伺いました。

プロフィール
出身地:
長崎県諫早市
活動地域:日本全国・中国・韓国・タイ・カンボジア・マレーシアなど
経歴:1970年 田崎真珠㈱入社1990年 株式会社ウェイテクネット設立1994年 好気性微生物の権威である中川允博士に師事する2015年 バイオテックトレード設立イタリアミラノ国際博覧会に指導している農家出展   
現在の職業及び活動:好気性微生物コンサルト・野菜流通コンサルタント2000年より実用ベースでの国内・国外での好気性微生物を利用した農業・水産・畜産・環境問題に取り組むコンサルタントとして活躍中

食は原点に帰るべき!

Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?

安武 昭さん(以下、安武):日本は戦争に負けて、近代農業ではいかに狭い土地で効率良く生産性を上げるかに重きを置き、品質改良や農薬・化学肥料を発展させてきました。
そのせいで、昭和50年代のほうれん草の栄養価を100%とすると、今は1/3ぐらいになってしまったと思います。江戸時代や明治時代は、農薬や化学肥料がないと野菜は育たなかったでしょうか?
そんなことは無いですよね!

食は原点に帰るべきだと思います。
そのために、古来からある農法(自然に有する好気性微生物や水、土壌にあるミネラル分や酸素、空気中にある窒素分等を活用したバランスのとれた土壌による栽培)に回帰すべく指導をしています。とにかく、この技術を農家さんに習得して欲しいです。

会社を大きくしたりお金が欲しいなどは、もうこの歳になったら無いですね。60代からは、感謝される喜びのほうにウェイトが大きくなってきました。

記者:好気性微生物とはどのようなものですか?

安武:空気中の微生物は、今は昔と全く違いますよね。1000年前の空気層はどこにあるかというと、北極の氷の気泡の中にあります。そのために氷を掘り、その気泡の中にある微生物を見つけてそれを培養していきました。
これは、好気性微生物の権威である中川允博士との出会いにより、7年間指導を受け試行錯誤しながら培ってきたものです。
博士は色々研究に没頭され、現場での使用用途の開発を私が行ってきました。これは、現場がそれぞれ違うため教えることが極めて難しいです。

「生産者はこうあるべき」ということを伝える

Q:その夢やビジョンを具現化させるために、どのような活動をしていますか?

安武:まず心ある農家さんに、好気性微生物農法の指導をしています。ただ、日本という国はこれを行うのが本当に難しい。しがらみも有り報道されないこともいっぱいあります!
だから、この国では自分のことは自分で守らないといけないんです。オーガニックや無農薬などファッション的な言葉はありますが、ヨーロッパのようにきちんとした規制がなされていません。

中国などは、日本のいいところも悪いところも見てきていますからね。
正直、今は中国のほうが農業や環境に力を入れているので安全です。中国で食べるチンゲン菜と日本で食べるチンゲン菜の味は全く違います。中国のほうがはるかに美味しいです。
なので日本でできることは、なるべく農薬を使わないで、農家さんが力をつけるために直販を助けたり、生産者はこうあるべきということを伝えていっています。

後は一年の半分は、中国・韓国・タイ・カンボジア・マレーシアなどにも指導に行っています。中国には10年、韓国には15年通っています。農薬をかけないゴルフ場の指導などもしています。

好気性微生物の権威である中川允博士との出会いがはじまりです

Q:その夢やビジョンを持ったきっかけはなんですか?どのような発見や出会いがありましたか?

安武:小さい頃から、40歳で会社を創ると決めていました!それまで、お金を稼ぐために12〜3種の職業に就きました。
まず41歳の時に建設会社を創り、バブルでかなり収益を上げましたが、その後バブルが崩壊し次の仕事を考えていた中で、好気性微生物の権威である中川允博士に出会いました。微生物など学んだこともなく、最初は全く分かりませんでしたが、資料を読むうちに面白くなってしまったんです。

先が見えず同じことが二度と起こらないから面白い

Q:その発見や出会いの背景には、どんな気づきがありましたか?

安武:小学校4年生から新聞配達をして稼いでいました。祖父は宮大工、父は国家公務員でしたが、祖父が私はお金遣いが荒いから、お金の有り難みをしるために新聞配達をさせたようです。
なので、自ら体を動かしてお金を稼ぐ喜びを子供の頃からしっかりと身につけていました。
また、祖父は「お金を預金しろ」とは言わず「こいつが稼いだお金なので自由にさせろ!」とも言ってくれていましたから、すでに稼いでいたので、中学生になると1週間のうち2〜3日しか家に居ませんでした。

もともと人と群れをなすのも苦手で、親が言うから「はい!」と言うのも大嫌いでした。とにかく自分がやりたいことをやる!自分で生きていることを実感したいんです。
ただもともと飽き性で、ある程度やると結果が分かってしまうため、何をやっても面白味を感じないでいました。
それが、好気性微生物の世界は同じことが二度と起こらないんです!先が見えずこんなに面白いものはないので、本当に自分の性分に合っていたんだと思います。

記者:貴重なお話をありがとうございました。
今は中国のほうが農業に力を入れているので安全というのにもビックリしました!日本においては、私達消費者ももっと賢くなり、メディアの情報を鵜呑みにするのではなく、自ら調べ考える姿勢が必要ですね。

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安武さんの情報はこちら↓↓↓
⚫︎FB
https://www.facebook.com/akira.yasutake
⚫︎ブログ
http://bio-tec.jugem.jp/

【 編集後記 】
今回インタビューを担当した池末・岩見です。
古希になられるという安武さんですが、日本をはじめ東南アジアをパワフルに飛びまわり、「食は原点に帰るべき!」という思いで、とことん現場で勝負する姿勢に感銘いたしました。
ますますのご活躍を心から応援しております。

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36








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Hirorin

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