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心を静かにするには

個人の為の願いは、一切の為の願いと必ずしも同じとは言えません。
個人の願いが、一切の願いとかけ離れれば、かけ離れるほどエゴ的な動きをなし、調和を乱すことになります。

現在は我善しの世と言われます。
長い年月の間、個人主義と競争社会という環境の中で我々は生きてきました。
個人主義は自分の為しか考えません。
競争社会では自分以外の者は敵になります。

人というのは影響を受けてしまう生き物ですから、そんな環境で育った人が、相手の立場に立ったり、思いやりや協調性を養うなど到底無理な話です。
知らないとはいえ、誰もが当たり前のように我善し人間になってしまうのが現在の世界なんです。

我善しであればあるほど嫌う心、憎む心、裁く心を強化します。
我善しであればあるほど要求が強くなります。

そんな人達が増えれば増えるほど世界は苦しみで溢れかえるでしょう。
ですが人はそれに気づくことが出来ます。
気づけるからより良くすることが出来るんです。

より良くするには甘受が大事だと言われます。
甘受とは『一切に感謝し、一切を喜ぶこと
別の言い方をすると『嫌うことをやめること』だと師匠から教わりました。

嫌うことをやめるとは、一切を否定せず、ただ受け入れることです。
日常生活の中で心が反応することがあると思います。
その反応には必ず負の思いがあるはずです。
それらに気づいて、ひたすら受け入れていくことです。

稚拙で幼稚な思いがあるかもしれません。
認めたくない思いがあるかもしれません。
人に知られたくない思いがあるかもしれません。

それらはあって良いし、あって当然なんです。
それらは体験が生み出したものだから、あなた自身ではありません。
ただ、それらと素直に向き合うことで消え去っていきます
これは師匠の教えである『それととものあって消えるんだ』に通じており、またエックハルトが言う『今にありなさい』も意味は同じだと私は思っています。

私が実践し、効果を実感したから皆さんにも共有したいと思います。
日月神示にはこう書かれています。


【青葉の巻 20帖】
己の心見よ、戦まだまだであろうが、違う心があるから違うものが生まれて違うことになる道理わからんのかなあ。
世界のいよいよのメグリが出て来るのはこれからであるぞ、九月八日の九の仕組近づいたぞ。
人民は早合点、我れ善しで神示読むから、皆心が出てしもうて、マコト知らしたこと毒とならんよう気つけおくぞ。
薬飲んで毒死せんように気つけよ。
今は世間では何事もわからんから、疑うのも無理ないなれど、⦿(かみ)の仕組みは何事もキチリキチリと間違いないのざぞ。