映画感想文『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』 〜こういう頭の使い方な〜
映画好きの友人に勧められて、『ハングオーバー!』を観ました。
序盤の印象では、私の好きな「頭空っぽにして観られる系アメリカン(おバカ)コメディ」かなぁと思ったのですが(まぁその要素も多分にあるのですが)、
全部観終わると、伏線回収というか辻褄合わせがめちゃめちゃクレバーで驚きました。
導入部分のあらすじだけ少し書くと、
学校教員のスチュは、親友のダグが結婚間近ということで、もう1人の親友で歯科医のスチュ、ダグの婚約者の弟アラン、の男4人で「独身さよならパーティー@ラスベガスのホテル」を執り行います。
ところが4人はそこで羽目を外し過ぎてしまい、翌朝目が醒めると昨日の記憶が何もないばかりか、
ダグの姿が見当たらない、
ホテルの部屋は荒れ放題、
スチュの歯が抜けている、
バスルームをトラが闊歩している、
などカオスな状況に陥っていました(笑)。
さて、3人はこの状況の謎を解明し、ダグを見つけ出すことがことができるのでしょうか。
といったストーリーです。
未視聴の方はここまで読んでも何のこっちゃ分からないし、バカバカしそうな話だと感じると思うのですが(笑)、
3人がダグを探す過程で「何でこんなことになっているのか」の辻褄が割とスッキリ合ってしまうんですよね。
こういう一見バカバカしいことをスッキリまとめるクレバーさ、めっちゃ憧れるっす(笑)。
序盤の方では私の意識は完全に「頭空っぽにしてゲラゲラ笑おう」モードに入っていたのですが、観ているうちに「なるほど」なんて呟きながらいつの間にか3人と一緒に謎解きに参加していました。
そして観終わった頃、「不覚にも頭を使わされたこと」に気づき、悔しさのあまり悶絶したのでした(笑)。
と同時に、一見バカを装いながら観る人の思考を刺激してくるこの映画のクレバーさに一枚食わされた感覚になりました。
未視聴の方にはぜひこの「不覚にも頭を使わされた感」を味わって欲しいんですよね。
3人の個性的なキャラによる強烈な掛け合いと完璧な伏線回収で進む怒涛のストーリー展開で、100分まったく飽きずに観られますので、この3連休暇のある方はぜひ観てみてください!
めっちゃ悔しくなりますから!笑