見出し画像

コンサル養成塾:コンサル業もあんなことこんなことがあり、好きでないと続かない仕事です

1989年12月に起業して今年で35年目です。40歳でスタートして、今はもう75歳。はからずも今も現役飲食店コンサルです。年齢的に根気とスキルの維持に苦心しますが、辞めれば二度と復活できません。

好きな仕事、天職となったからこそ続いたコンサル業で須賀、それでもいろいろなことを体験し、潜り抜けてきました。その体験の一部を共有します。

起業後10年間は小さな失敗の積み重ねで成長

売上と実績が欲しいから知らないまま仕事を取ります。仕事をしながら、知っていることを実行し、知らないことを学びながら、加工したり、工夫して投入します。

失敗したなと思う時は、
●どの時点でどの選択をしなかったからまずい結果になったか確認する
●次回に同じケースの場合に、どういう経験則を持てばいいかを決める
●失敗事例が固まったら、20年間は忘れないようにする

自分の師匠は自分自身です。誰かに謝ることはしません。その代わり、小さな失敗を数多くしても、それをしのぐ大きな成功を契約者にプレゼントします。それがプロのコンサルの生き様でしょう。

仕事に厳しいコンサルは嫌われて当たり前

私はいったん契約すれば、「この会社はこのレベルまで引き上げる」と自己目標を持ちます。そして誰から何も言われなくても、市内一番店、県内一番店、九州一番店、日本で一番優れたお店をめざします。

そう考えて他にない繁盛店づくりを心掛けてきました。いつも新規のその時代が求めるお店をつくろうとしますから、参考になるモデル店はありません。頭の中にモデル店イメージがあるだけです。(だから小さな失敗も起こります)

私は私の頑張りと同じレベルの頑張りを契約先の経営者に要求します。お金を払っているからあなただけがんばれ!は、ズルい考えと思っています。

したがって怠ける経営者の方は、お金を払いながら何か月も何年もいじられます。しかしお金を支払う以上にお店の業績は上がります。いつか期限の来る日までそれは続きます。

そうなると、我慢する経営者の方、我慢できずにはじけて私を悪く言う経営者の方、契約が終わっても長く親交のある方に分かれます。私自身は、手前味噌な話ですが、仕事のできるコンサルほど、嫌われる側面を持つと思うのです。

コンサルが別のコンサルと契約する時代

引き受けた仕事により、おおもとのコンサルが、別のコンサルと契約して受注基盤を固めます。その時に、どんな契約を結ぶかで仕事の満足度が決まります。

●従属的下請け項目のある契約

事業そのものの成否の責任はありませんが、上位のコンサルとの契約内容に反する行為や意見は通りません。私は独立した時点から、束縛された人生を嫌ってきたため、この契約は好みません。従属的、服従的。場合により物足りなさがあると思う。

金銭に反映しない資料作り。採用されない意見。資料の作り直しがあり。

●共同支援契約

少なくとも自分の分野の専門的な能力が十分に生かせるのは、元受けコンサルと対等な協力関係の契約でしょう。当然ながら、事業の成功は、共同責任になります。責任もあるが、やりがいもあります。

●指導的顧問契約

あまり例はありませんが、特例的に一つのプロジェクトに参加して、貴重な意見を述べて役立たせる契約もあります。(スポットでは経験あり)


コンサルも飲食店主と同じく好きでないと続かない

自分の歩んできた35年間のコンサルの道を振り返ってみても、やはり山あり、谷ありだから、好きでないと続かないと思います。収入だって、起業から6年目~15年目くらいが年齢的にピーク期でしょう。

サラリーマンと違って定期収入はありません。ボーナスも誰もくれません。私は、お金がある時もない時も、「お金が欲しかったら契約を取れ」と、自分に言い聞かせてきました。契約は他人のお金を自分のお金にすることです。

努力ができて根気を維持できるのは、心と体の健康が不可欠です

私の経験から私が学んだことです。

ここから先は

3字

飲食店未来コンサルタント養成塾

¥2,500 / 月
あと19人募集中
このメンバーシップの詳細

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします