見出し画像

クラッククライミングで押さえておきたい3つのこと

はじめに

今回はクラックについて書きました。フリークライミングやクライミングジムでのクライミングに比べて、クラッククライミングを始めるにはハードルが高いと感じる人も多いようです。

ハードルが高いと感じる大きな理由としては、カムと呼ばれるプロテクションのセットとクライミング技術の習得が難しいといったイメージが先行しがちというとことが挙げられます。確かに、ボルダリングなどに比べるとプレイヤーの数が圧倒的に少なく、そういった背景に比例して技術を簡単に教えてもらえない、知り合いにクラックを登るクライマーがいないといった環境因子もあります。

クラッククライミングにおいて覚えなければいけないことを羅列しようとすると、書くほうも読む方も大変な労力を強いられてしまいますので、ここでは押さえておきたいことを3つに絞り、その上でクライマー自身が自由にクラッククライミングをアレンジしていく方向で話を進めていきたいと思います。

今回はハンドクラックに的を絞って話を進めていきます。フィンガーからワイドまで、たくさんの種類がクラックにはありますが、基本的にはこの3つを抑えることで、ある程度のパフォーマンスを維持しながら、安全に登ることができると私は考えます。それでは詳しく紹介していきます。

ジョシュアツリー、アメリカ

ここから先は

3,203字 / 8画像

¥ 300

よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはクライミングセンター運営費に使わせていただきます。