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言えない「また」もあるんだ



恋愛は、友達とは違う。

だって、

いつか必ず終わりがくるから。


「またね、また会おうね」って

言えないってこんなにも辛いなんて、知らなかった。



一度、深かろうが浅かろうが

自分の人生に関わって、良い影響を与えてくれた人たち


本当に現実になるかは別として、いつも思うことがある。

『また絶対会いたい』
このつながり、できる限り大事にしてたい。



だからいつも言う。

『またね』って。


「また会おうね」

「また来ますね」

「また連絡するね・してね」


.
.
.

“また〇〇しようね、するね”

社交辞令に聞こえるかもしれないけれど

私からしたら、結構本気の本心だ。



だって、一期一会だもん。


よく会ってる人だろうが、たまたま通りかかったお店の店員さんだろうが、

会えるのがそれで最後かもしれない。



だからこそ、たくさんのありがとうでいっぱいだし、

それをぬかりなく伝えたいと思う。


なにかに向かって頑張ってる最中だったり

あるいは悩んでる最中だったり


その後どうなったのか、良い方向に向かえたのか知りたい。


だってその知らせで、自分も嬉しくて、幸せになれるから。


だから「また」という言葉で、その思いをさらに強く伝える。




今までこれはできて当たり前だと思ってた。


当たり前、というかそもそも

“できない“という概念に至ったことがなかった。



忙しくて、会うたびにその気が増して

ついには何も考えられなくなるほどになって、

そんな状態で突如
会うこともなく、さよなら。


心配でも、気になっても、

連絡ができない。


「また落ち着いたら連絡くれないかな」

「きちんと会って話がしたい」


そんなことすらも言うチャンスはもうなく、


連絡がもう来ることも、ない。



聞きたいこと、いっっっぱいあるのに。


お互いのバックグラウンドを一切知らない状態から始まったのに

結局、

ほとんど、ほぼ何も知らないまま
知ることができないまま

終わってしまった。



そして、これから知ることも

もうできない。



返事はいらないと書かれたLINEに、

瞬発的に返事はしないと決めた。


そう決めたのに、

どうしても「また」という言葉を使って
返したくなる。

その先に未来はないと分かっていても


あまりにも期間が短すぎたし、

ここを乗り越えれば、少し近づける気がして

そんな、してはいけない‘期待’をしていたんですね、

そしておそらく今も。

心のどこかで 片隅で。


でも、彼にはそんな考えはなければ

考える余裕すらも、無かった。

その余裕がもてる兆しも、無いみたい。


だからもう、


「また」は言えない。




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