マウ

私の文章は私が1番好き。 私の人生です。是非読んでみて下さい。

マウ

私の文章は私が1番好き。 私の人生です。是非読んでみて下さい。

最近の記事

好きだった人を悪く言ったっていい

なんだか最近、“好きだった人“を悪く言う人の心理がわかる気がする。 というのも、いわゆる 「昔好きだった相手を悪く言う奴にろくな人はいない」 というありふれた文句、 まさにその通りだと思っていた。 だって、好きだったんでしょ?自分が好きだった人を悪く言うってことは、その当時の自分のセンス、判断能力さえも否定してるってことになるよね。 あーあの人を選んだ私が間違いだったわー 自分の選択を否定、後悔したとて、自分を作り上げた過去を一つの経験として捉えられずに酒の肴にする、

    • 香水の名前は教えないで

      ある男の子は昔の好きな人の匂いがする。 柔軟剤だろうな、懐かしい。 ある女の子が最近何か臭う、と言う友達がいる。 そんなこと言われる女の子にはなりたくないと思う。 街中で私の香水の香りがしたと言っていた彼がいる。 男女ともに良い香りと定評の私の。 電車の隣の人はトムフォードのあの香りがした。 いつかの彼がタバコと相性が良いと言っていた。 ちらっとポケットを見るとタバコが入っていた。 雨の振り始めの匂いが好きだ。 だから鬱陶しい雨も悪くない。 雨振りではなく、濡れたアス

      • 歌わない者は耳を捧げる

        彼の声には涙が出る。 彼はアーティストだ。 目を見つめたこともないし、話したこともない。 半径1メートルに入ったこともない。 ただ、どうしてか昔の好きな人のように思える。 切ない。悲しい。そしてどこか嬉しい。 喜怒哀楽の激しくなる胸の高鳴り。 これが、恋のような感情で、でも出会ったことのない人に恋なんて抱くわけなくて、だからきっと前世で片想いをしていたのだろう。 こうもして意味を与えてあげないと、知りもしない人間から好意を寄せられるアーティストが可哀想だ。 ただべつに、よ

        • はじめては僕にして

          ちょっと言い方が変になってしまった気がする。 でも、彼は言っていた。 彼はよくタバコを吸う。 元々吸う人を見てる側の人間だったらしい。 そんな彼がタバコを始めたのは、寂しかったから。 地元を離れて仕事をする彼が、その寂しさを埋めるために、地元の友人が吸っていた銘柄を吸い出した。 そんな彼の大好きな友人は、  死ぬほど寂しくなった時に思い出す程度に吸ってね  私達が吸う?って聞いて吸った時の味を思い出してね そんなようなことを言っていたらしい。  誰かを思い出して吸う

        好きだった人を悪く言ったっていい

          2023年はどんな一年でしたか。

          2023年。 お母さんに、今年はあんた悪い年だから気をつけなよ、と言われた。 一体どこの占い師だよ、と思ったりもしたが、気がついたらしれっと2024年を迎えていた。 ああ、確かに人生の転機とも言えるたくさんの出来事があった。 悪い年か。そう言われると悪いことを抜粋して言いたくなるもんだ。 交通事故もあったし、車も廃車にしたし、親の前で何年かぶりに泣き顔を見せることになったし、謎に門限が作られたし、行きつけの飲食店のバイトの面接に落ちて行きつけに行けなくなったし、色々な友達

          2023年はどんな一年でしたか。

          本当にずるいよ

          これは大好きだった彼の話。 あの人とはいろんなとこに行った。 極普通のチェーン店にも行ったし、新たに発掘した素敵なお店なんかも行ったし、地元のおすすめの中華料理屋とか、開拓したかった喫茶店とか、あの人のお気に入りとか、県内だけじゃなく県外にも進出してみたり、とにかく色々なところに行った。 なかなか普通の大学生が行かないようなイベントに連れてってくれた。 格の違う“大人”たちが集まったDJ付きのイベントなんかにもついて行ってみた。 幻想的な景色を見せてくれたりもした。 最

          本当にずるいよ