見出し画像

インドの現状(2021年4月頃)

前回の投稿の直後、さらに大使館から注意喚起のお知らせが届きました。

インドの医療体制が今後もさらにひっ迫する可能性を受け、在印の日本人に対する注意喚起(スポット情報)でした。項目は以下の通りです。


1.病床に空きがなく(一般、ICUにかかわらず)、入院できない可能性がある。
2.PCR検査の受検が困難。(または、結果受領までに通常より時間がかかる)
3.帰国検討中の人は早めの準備を。帰国予定がない人は十分に注意を。
4.在留届提出のお願い。

上記の2については、私の同僚でも、検査を希望した時に検査キットがなくできなかったという人もいました。状況が刻々と変わっているとはいえ、検査を受ける予定の方は、早めの準備が必要でしょう。


私の家にはTVを付けていませんし、実はニュースもあまり見ていません。コロナの感染者数などは、以下のサイトから情報を得ています。

この様に、世間の動きに疎かった自分ですら、これは深刻だな、と感じる様になったのは4月下旬からでした。

同僚たちが陽性になって体調を崩し始め、元気な同僚も家族の通院・入院のため休みを取ることが増えてきました。また、社内のチャットアプリを通じて、一日に何件もの「輸血(plasma)の依頼」通知がくる様になりました。4月の終わりには、コロナの影響を受けていない(自分・家族が陽性でない)のは、会社の同じチームではもはやわずか数人のみとなっていました。

ある同僚は親戚が3名、息子の友人は親戚がなんと8名も亡くなっているそうです。

火葬場ではあまりの多さに、日々対応に追われている、と聞いています。

通知がくる度に、動悸が早まったような気がしたのを覚えています。近くであった場合は、行くべきか?でも怖い。。自分は一人だから何かあったら。。とぐるぐる考えてしまい、結局は何もできなかったのですが。

こんな時に、何もできない自分は、なんとも非力である事を認めざるを得ませんが、できる事はあると思いなおしました。周りの人に連絡をすること(話を聞くだけなら自分でもできます)、募金ぐらいなら家にいてもできる支援です。

健康である自分は、元気でいる事がもしかしたら最大の貢献なのかもしれません。

一日も早く状況が回復し、また、互いに会える日を待ちたいと思います。


サポートいただけた場合は、「子供が売られない世界をつくる」を掲げてインドでも活動をしている、かものはしプロジェクトに寄付します。